12年前

 昨日と一昨日にご覧頂いた写真は「ストック物」であると書いたが実は2004年、つまり12年前に撮ったものである。

 12年前と云えばニコンからそれまでのDSLRより格段に安い標準ズームレンズ付きで206,000円(税別。ボディのみはD100の半額の150,000円)のD70が登場した、云うならばDSLR普及元年である。性能的には後のD3000シリーズにも劣るが、レンズはAF-S DX 18-70mm F3.5-4.5Gと云う金属製マウントのかなり上等なものが用意されていた。このレンズは結構気に入っていたので廃番になった後も程度の良い中古を探して人にも勧めたものだ。

 今日ご覧頂く写真はD70とAF Zoom Nikkor ED 28-200mm F3.5-5.6G(かなり前に知人にあげてしまったので今はもう手元にない)で撮ったものである(昨日のクサギも)。28-200mm F3.5-5.6Gは全面的にAF-Sに移行する前の過渡期的レンズだったのかな。AFはボディ側のモーターによる駆動なんだけれど絞りリングを持たないGタイプ。F100やF80でも使った覚えがある。

 しかし、このD70で撮った写真は横960pixelの画像でも気になる程暗部のノイズが酷かったり明るい部分が飛び気味だったりする。2400万画素となったD3200でもこんなことはなく、間も無く登場するD3500?はもっと良いんだろうね。こんなところひとつとってもDSLRの12年間の進歩の凄さがわかる。

 しかしだ、こうして12年前に撮った写真を見ると、当時は結構まじめに撮っていたんだなぁと感心する。自分で云うのも変だけど、昨日のも今日のもそんなに悪くないのだ。と云うことは、12年の間にカメラは著しく進歩したけれど、撮影のスキルは向上していないどころか低下していると云うことになるのかな(^^;


 と云うわけで今日の一枚は、12年前の最新鋭DSLR、Nikon D70で撮った擬宝珠(ぎぼうし)。

 160717_003 横浜の住宅地に残された里山の四季の移ろいを毎週撮影し掲載している「恩田の森Now」に、ただいまは7月19日に撮影の写真を4点掲載しております。またまた梅雨晴れ間の猛暑となった森の様子をご覧いただければ幸いです。
 なお、先々週と先週の撮影&掲載は都合によりのお休みしました。
 blog「恩田の森Now」 http://blog.goo.ne.jp/ondanomori

コメント ( 0 ) | Trackback (  )