うるわしの白百合

 讃美歌496番。敬愛する小原信先生がお好きだったことから随分と歌ったものです。所謂讃美歌臭さがないこの曲は19世紀末から20世紀初めの時期にアメリカで作られた歌のようですが、今ではもっぱら日本でのみ歌われているのだとか。

 さて、この曲で歌われている「白百合」とは具体的にはどの花を指すのか興味ふかい。白い百合と云えばまず大輪のカサブランカを思い浮かべるのですが、カサブランカは、実は1984年に命名・発表された新しい品種ですので、讃美歌496番となった歌が作られた時には存在していなかったことになります。


 と云うわけで今日の一枚はいまどきよく見かける「麗しい白百合」、日本原産のテッポウユリ(鉄砲百合)。ただしテッポウユリは台湾固有種のタカサゴユリ(高砂百合)とよく似ており、両種は容易に交雑しシンテッポウユリ(新鉄砲百合)など両種の特徴を併せ持つものも多いため正確なところはわかりませんが、葉が細く全体がやや華奢に見えることから、ここではテッポウユリとしておきます。


 blog「恩田の森Now」 https://blog.goo.ne.jp/ondanomoriに8月10日に撮った写真を6点掲載いたしております。猛暑に見舞われた森の様子をご覧いただければ幸いです。


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