一昨日、英国女王エリザベス2世の棺がメルセデスの霊柩車で運ばれたことを書きましたが、今日はその続報です。
画像はhttps://article.auone.jp/detail/image/1/4/8/16_8_r_20220912_1662935792170989 より
女王陛下が最後から2番目に乗ったクルマ(再掲)。
英国女王エリザベス2世の棺を乗せたメルセデスの霊柩車がスコットランドのバルモラル城からエディンバラのホリールードハウス宮殿へ、エディンバラからは英国空軍のC-17(グローブマスターIII)によってロンドン北西部のノースホルト空軍基地に移送。棺にはアン王女が付き添い、更に英国空軍儀仗兵100名ほどが護衛のために搭乗したとのことです。
画像はhttps://www.cnn.co.jp/world/35193295.html より
女王陛下が最後に乗ったヒコーキ。
ノースホルト空軍基地からバッキンガム宮殿へは、女王自身が数年前に指定したと云うジャガーXF霊柩車が使用されました。 なお、このジャガー XF霊柩車は英国のWilcox Limousines社によって製造されたもので王室および州の車両の公式色である Royal Claret で仕上げられているとのこと。
画像はhttps://jpnewss.com/automobile/59961/ より
女王陛下が最後に乗ったクルマ。
エリザベス女王が亡くなったのはイギリス王室が夏の休暇地として使用しているスコットランドのバルモラル城。最終的にはロンドンへ空路移送されバッキンガム宮殿に安置された訳ですが、その前にエディンバラの中心部ホリールードハウス宮殿に仮安置されましたが、その移動にメルセデスの霊柩車が使われた訳です。この霊柩車はエディンバラに拠点をおく葬儀会社William Purves社所有のもので、シルバーの塗色であったものを英国王室の規定に沿ったブラックに塗り替えて(ラッピングして?)貸し出したのだそうです。
ちなみに、この霊柩車はメルセデス・ベンツのEクラスをベースにメルセデスベンツ社と深い関わりがあるコーチビルダー・Binz社が特装したモデルで、ホイールベースが1.1メートル延長され二列目の座席の後ろに棺を安置するスペースが設けられ、その部分がガラス張りになっているのが大きな特徴です。これはロンドンで使用されたジャガーXJ霊柩車と同様の構造のようです。
バルモラル城からエディンバラのホリールードハウス宮殿に移送する際に使用した霊柩車が英国車でなかったために大いに話題となり、郷秋<Gauche>もblogで取り上げた訳ですが、つまりは一台しかないジャガーXJ霊柩車は当然ロンドンで使用する必要があり、スコットランドでの移動には止む無く現地調達した(あるいは事前に契約していた)メルセデスの霊柩車を使用したと云うのが事の次第のようです。
女王陛下が最後に乗ったのはドイツのメルセデスではなく、英国の伝統あるブランド、ジャガーであったことで英国国民、取り分け車好きの皆さんはさぞかし安心されたことと思います。良かったよかった。
横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは9月10日に撮影した写真を6点掲載しております。晩夏から初秋へと移りゆく森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
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