唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
【速報】2月3日にNikonから何かが登場する
元ネタは勿論Nikon Rumorsだ。
曰く、
1. Nikon(ニコン)の記者会見が2月3日に予定されている。100%の確信を
もって云う。
2. これは新しいCOOLPIXがリリースされるであろう2月2日と一致する。
注:一日のずれは時差によるもの。東京で2日、アメリカでは3日と
云うことか。
3. NikonはこれまでCOOLPIXシリーズのためだけに記者会見を実施した事は
なく、記者会見は新しいDSLRとレンズのためだけに開かれている。
4. 2月3日にはCOOLPIXとDSLRとレンズが同時に発表されるだろう。
注:原文では“COOLPXes, DSLRs and lenses”と、いずれも複数形に
なっている。COOLPIXesとlensesはともかく複数のDSLRは、怪しい。
5. あるいは“special” COOLPIXについて語られる?
注:スペシャルなCOOLPIXと云うのは、APS-Cセンサーを採用した
COOLPIXのことか?
曰く、
1. Nikon(ニコン)の記者会見が2月3日に予定されている。100%の確信を
もって云う。
2. これは新しいCOOLPIXがリリースされるであろう2月2日と一致する。
注:一日のずれは時差によるもの。東京で2日、アメリカでは3日と
云うことか。
3. NikonはこれまでCOOLPIXシリーズのためだけに記者会見を実施した事は
なく、記者会見は新しいDSLRとレンズのためだけに開かれている。
4. 2月3日にはCOOLPIXとDSLRとレンズが同時に発表されるだろう。
注:原文では“COOLPXes, DSLRs and lenses”と、いずれも複数形に
なっている。COOLPIXesとlensesはともかく複数のDSLRは、怪しい。
5. あるいは“special” COOLPIXについて語られる?
注:スペシャルなCOOLPIXと云うのは、APS-Cセンサーを採用した
COOLPIXのことか?
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っぽい
昨日書いた小文に「風邪っぽい」と云うタイトルを付けた。郷秋<Gauche>は「っぽい」を「その傾向が少し有る」と云う程の意味で使ったのだが、白っぽい、男っぽい、埃っぽい、色っぽいという云い方はあっても、「風邪っぽい」と云う使い方は余り見かけない。見かけないと云うよりは、正しい使い方ではないのかも知れないな。
「男っぽい」は、見かけによらず男らしいところがある、あるいは女なのに「男のような」ところがあると云う意味だろう。「女っぽい」はその逆に、男のくせに女に似たところがあると云う意味だ。「男っぽい」は良い意味で使われることが多いが、「女っぽい」は余り良い意味では使われない。「あいつは女っぽいところがある」とは女性に失礼な言い方と云ってもいいだろうな。という訳で、「っぽい」ってどう云う意味なのかあらためて辞書を引いてみた。
【広辞苑第五版】
体言、動詞の連用形に付いて形容詞を作る。・・・の傾き(傾向)がある。・・・しやすい。「男っぽい」「忘れっぽい」など、上の語が促音化する(括弧内は郷秋<Gauche>注)。
【新明解国語辞典第四版】
⇒っぽい。何かを・する(含む)度合いが強い。「忘れっぽい・水っぽい」
どちらも何かの「傾向がある」事を指すとしてはいるが、広辞苑ではその「度合い」については触れておらず単にその「傾向がある」とするに留まるが、新明解ではその「度合いが強い」としている。なるほど明快(解)ではある。
郷秋<Gauche>の感じとしては「その度合いは強くなく」単に「その傾向が有る」程度だな。だから「風邪っぽい」は少し風邪の傾向がある程度の意味で使ったわけだ。郷秋<Gauche>の気持ち的には「雨催い」「雪催い」がもう少し進んで雨粒が落ちてきた、雪が舞い出したのと同じような「感じ」で使ったけれど、やっぱり「風邪っぽい」は一般的じゃないかも知れないな。
でも「馬鹿っぽい」と云うのは時々聞くぞ。郷秋<Gauche>は馬鹿っぽいから「っぽい」みたいなどうでも良さそうな言葉に拘るのかも(^^;。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、ミツマタの蕾。ミツマタはコウゾと共に和紙の原料になるが、同時に春を告げる花でもある。
「男っぽい」は、見かけによらず男らしいところがある、あるいは女なのに「男のような」ところがあると云う意味だろう。「女っぽい」はその逆に、男のくせに女に似たところがあると云う意味だ。「男っぽい」は良い意味で使われることが多いが、「女っぽい」は余り良い意味では使われない。「あいつは女っぽいところがある」とは女性に失礼な言い方と云ってもいいだろうな。という訳で、「っぽい」ってどう云う意味なのかあらためて辞書を引いてみた。
【広辞苑第五版】
体言、動詞の連用形に付いて形容詞を作る。・・・の傾き(傾向)がある。・・・しやすい。「男っぽい」「忘れっぽい」など、上の語が促音化する(括弧内は郷秋<Gauche>注)。
【新明解国語辞典第四版】
⇒っぽい。何かを・する(含む)度合いが強い。「忘れっぽい・水っぽい」
どちらも何かの「傾向がある」事を指すとしてはいるが、広辞苑ではその「度合い」については触れておらず単にその「傾向がある」とするに留まるが、新明解ではその「度合いが強い」としている。なるほど明快(解)ではある。
郷秋<Gauche>の感じとしては「その度合いは強くなく」単に「その傾向が有る」程度だな。だから「風邪っぽい」は少し風邪の傾向がある程度の意味で使ったわけだ。郷秋<Gauche>の気持ち的には「雨催い」「雪催い」がもう少し進んで雨粒が落ちてきた、雪が舞い出したのと同じような「感じ」で使ったけれど、やっぱり「風邪っぽい」は一般的じゃないかも知れないな。
でも「馬鹿っぽい」と云うのは時々聞くぞ。郷秋<Gauche>は馬鹿っぽいから「っぽい」みたいなどうでも良さそうな言葉に拘るのかも(^^;。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、ミツマタの蕾。ミツマタはコウゾと共に和紙の原料になるが、同時に春を告げる花でもある。
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JALのジャンボ、全機退役
新聞等の報道によれば、企業再生機構の支援を受けて再建するJALが保有するジャンボ機(ボーイング747型機)全37機を2010年度末までに28機に減らし、2014年度までに全機退役させるのだと云う。全37機? 郷秋<Gauche>の手元の資料(2009年9月現在)では747-400/28機、400D/8機、400F/2機、400BCF/6機、合計44機となっているが、4ヶ月の間に7機が退役していたと云うことか。
注:400Fは貨物専用機。フレイターの「F」。BCFは旅客機から貨物専用機への改修されたもの。
報道されているのはジャンボ機を退役させ中・小型機を中心とし運行コストを引き下がるというもので、ジャンボ機以外の今後の機材構成については不明であるが、JASから引き継いだA300もすべて退役させてフリートをボーイングに統一。中型機の767も燃費のいい787にリプレイスして運行経費の更なる引き下げることになるだろうか。
郷秋<Gauche>は既に何度書いたが、小型機ではボンバルディアとエンブラエルの並存も整理対象となるだろう。まっ、税金が投入されるわけだからボンバルディアとエンブラエルを一掃して、日本企業が総力を注ぐ日の丸ジェット旅客機、MRJへの全面変更をあり得るかな。というより、税金を投入するんだから国産導入は当然だろう。
今日の一枚は、記事内容に無理やり合わせて撮った、郷秋<Gauche>の自宅上空を飛ぶJAL機。郷秋<Gauche>の自宅のある横浜市青葉区は羽田空港を飛び立った旅客機の通り道で、時間帯によっては3分に1機が上空を通過する。JAL機は赤い尾翼ですぐに判るが、ANA機は尾翼のトリトンブルーが空のブルーに溶け込んで白一色にしか見えない。その点ではJAL機のカラーリングは優れていると云えるか。ちなみに上のJAL機は777-200に見えるけれど、どうだろうか。
注:400Fは貨物専用機。フレイターの「F」。BCFは旅客機から貨物専用機への改修されたもの。
報道されているのはジャンボ機を退役させ中・小型機を中心とし運行コストを引き下がるというもので、ジャンボ機以外の今後の機材構成については不明であるが、JASから引き継いだA300もすべて退役させてフリートをボーイングに統一。中型機の767も燃費のいい787にリプレイスして運行経費の更なる引き下げることになるだろうか。
郷秋<Gauche>は既に何度書いたが、小型機ではボンバルディアとエンブラエルの並存も整理対象となるだろう。まっ、税金が投入されるわけだからボンバルディアとエンブラエルを一掃して、日本企業が総力を注ぐ日の丸ジェット旅客機、MRJへの全面変更をあり得るかな。というより、税金を投入するんだから国産導入は当然だろう。
今日の一枚は、記事内容に無理やり合わせて撮った、郷秋<Gauche>の自宅上空を飛ぶJAL機。郷秋<Gauche>の自宅のある横浜市青葉区は羽田空港を飛び立った旅客機の通り道で、時間帯によっては3分に1機が上空を通過する。JAL機は赤い尾翼ですぐに判るが、ANA機は尾翼のトリトンブルーが空のブルーに溶け込んで白一色にしか見えない。その点ではJAL機のカラーリングは優れていると云えるか。ちなみに上のJAL機は777-200に見えるけれど、どうだろうか。
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ソニーがSDカードにシフト
ソニーがSDメモリーカードとmaicroSDカードを1月29日から国内で発売することを発表した。ソニーはデジタルカメラ普及の最初期である1997年に富士通と共同開発した「メモリースティック」を発表。翌98年に4MBと8MBのメディアを発売した。当初は既存のスマートメディアのシェアを奪うなど好調だったが、後発のSDカードの台頭と共にシェアを落とし、現在はデジタルカメラ等用のメモリカード市場でのシェアは10%程度と云われている。
ここに来てソニーがSDカードを発売、更にはSDカード対応のデジタルカメラ、デジタルビデオカメラを発表するに至っては、ソニー=メモリースティックの事実上の「敗北宣言」と捉えて良いのだろう。ソニーと云えば1970年代から80年初頭にかけての「VHS-ベータ戦争」での敗北は有名な話だが、またしても自社策定規格のデファクトスタンダード(事実上の標準)化に失敗したと云うことになる。技術力はあってもグループ化戦略に弱い体質は30年経っても変わっていないということだな。
今日の一枚は、SanDisk Extreme III 4GBのパッケージの上に並べてみたメモリースティック。何故か郷秋<Gauche>の引き出しの奥に1998年に発売になったのと同じ4MB、8MBのメモリースティックが埃にまみれていた。4GBと4MB。単位を間違えたわけではない。10年間で容量が1000倍になったと云うことだが、しかし4MBって、今どきJPEGの写真データ1枚分さえも入らない容量じゃないか。
ここに来てソニーがSDカードを発売、更にはSDカード対応のデジタルカメラ、デジタルビデオカメラを発表するに至っては、ソニー=メモリースティックの事実上の「敗北宣言」と捉えて良いのだろう。ソニーと云えば1970年代から80年初頭にかけての「VHS-ベータ戦争」での敗北は有名な話だが、またしても自社策定規格のデファクトスタンダード(事実上の標準)化に失敗したと云うことになる。技術力はあってもグループ化戦略に弱い体質は30年経っても変わっていないということだな。
今日の一枚は、SanDisk Extreme III 4GBのパッケージの上に並べてみたメモリースティック。何故か郷秋<Gauche>の引き出しの奥に1998年に発売になったのと同じ4MB、8MBのメモリースティックが埃にまみれていた。4GBと4MB。単位を間違えたわけではない。10年間で容量が1000倍になったと云うことだが、しかし4MBって、今どきJPEGの写真データ1枚分さえも入らない容量じゃないか。
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新聞に騙されるな
「大学入試ミス283件、私大が8割」(Yahoo!ニュース 2010年1月13日14時43分配信 読売新聞)と云うタイトルのニュース。記事の中身はともかく、タイトルに問題有り。
日本の大学は圧倒的に私立が多い。郷秋<Gauche>の記憶によれば3/4が私立、残りの1/4が国立と公立半々だったはず。念のために調べてみると案の定、国立86、公立90に対して私立は589大学である(2008年、短期大学は含まず)。つまり日本の四年制大学に占める私立の割合は77%である。つまり、大学入試ミスの8割が私立大学で起こるのはまさしく設置の割合の通りで何の「ニュース」にもならないのである。
しかしだ、設置者(国公私)別の大学数(割合)を知らなければ、多くの人は「国公立」と「私立」が半々?、なのにミスの8割が私立。私立は「やっぱり」だめなんだ、と思うかもしれない。あるいは読売新聞が設置者別の大学数と同じ割合で発生している入試ミスを、あたかも私立大学で圧倒的に多いかのような印象を読者に与える為に、意図的に先のタイトルをつけたのかも知れない。あるいは記事を書いた記者が日本の大学の事情について無知であったのか。いずれにしても不適切なタイトルであることは間違いない。
私たちはとかく活字になった情報を鵜呑みにしがちであるが、情報の多くがデジタル「活字」で提供される現在、ますます気をつけないとならない落とし穴がそこにあることを肝に銘じるべきである。大手新聞に掲載された記事であろうと、有名人が書いた文章であろうと、著名な研究者が書いた論文であろうと、そこには誤りが潜んでいる可能性がある。それは著者も気付かない誤りであるかも知れないし、作為的な誤り(正しくない理解を読み手に与えようと云う悪意ある文章)であるかも知れないが、少しでも「?」と思ったら、自分で調べて確認してみる事が必要である。
いずれにせよ、常に「間違いが潜んでいるかも知れない」と肝に銘じて読まなければならないほど、現代は玉石混合のデジタル「活字」情報が溢れている。かつでは「情報の探し方」が重要な能力の一つとされたが、溺れてしまうほどの情報に溢れたICT時代となった今は、情報の取捨選択能力と誤り発見能力が重要なのである。かつては「情報の探し方」として、有益な本の探し方や国会図書館の使い方などを大学で教わったものだが、今、大学で情報の取捨選択や誤り発見の方法を教えていると云う話は余り聞かない。それだけ難しいことなんだろうな。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、俄かにかき曇った冬の空。一昨日、久し振りに天気が崩れ横浜の山の中でも霙が降った。それ以外はもう2週間以上カラカラ天気が続いている。今日も雲ひとつない晴天だったが、昼を少し過ぎた頃俄かに曇が湧いてきて、少しでもお湿りがあるかと喜んだのも束の間、雲はあっという間に消え去ってしまった。
日本の大学は圧倒的に私立が多い。郷秋<Gauche>の記憶によれば3/4が私立、残りの1/4が国立と公立半々だったはず。念のために調べてみると案の定、国立86、公立90に対して私立は589大学である(2008年、短期大学は含まず)。つまり日本の四年制大学に占める私立の割合は77%である。つまり、大学入試ミスの8割が私立大学で起こるのはまさしく設置の割合の通りで何の「ニュース」にもならないのである。
しかしだ、設置者(国公私)別の大学数(割合)を知らなければ、多くの人は「国公立」と「私立」が半々?、なのにミスの8割が私立。私立は「やっぱり」だめなんだ、と思うかもしれない。あるいは読売新聞が設置者別の大学数と同じ割合で発生している入試ミスを、あたかも私立大学で圧倒的に多いかのような印象を読者に与える為に、意図的に先のタイトルをつけたのかも知れない。あるいは記事を書いた記者が日本の大学の事情について無知であったのか。いずれにしても不適切なタイトルであることは間違いない。
私たちはとかく活字になった情報を鵜呑みにしがちであるが、情報の多くがデジタル「活字」で提供される現在、ますます気をつけないとならない落とし穴がそこにあることを肝に銘じるべきである。大手新聞に掲載された記事であろうと、有名人が書いた文章であろうと、著名な研究者が書いた論文であろうと、そこには誤りが潜んでいる可能性がある。それは著者も気付かない誤りであるかも知れないし、作為的な誤り(正しくない理解を読み手に与えようと云う悪意ある文章)であるかも知れないが、少しでも「?」と思ったら、自分で調べて確認してみる事が必要である。
いずれにせよ、常に「間違いが潜んでいるかも知れない」と肝に銘じて読まなければならないほど、現代は玉石混合のデジタル「活字」情報が溢れている。かつでは「情報の探し方」が重要な能力の一つとされたが、溺れてしまうほどの情報に溢れたICT時代となった今は、情報の取捨選択能力と誤り発見能力が重要なのである。かつては「情報の探し方」として、有益な本の探し方や国会図書館の使い方などを大学で教わったものだが、今、大学で情報の取捨選択や誤り発見の方法を教えていると云う話は余り聞かない。それだけ難しいことなんだろうな。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、俄かにかき曇った冬の空。一昨日、久し振りに天気が崩れ横浜の山の中でも霙が降った。それ以外はもう2週間以上カラカラ天気が続いている。今日も雲ひとつない晴天だったが、昼を少し過ぎた頃俄かに曇が湧いてきて、少しでもお湿りがあるかと喜んだのも束の間、雲はあっという間に消え去ってしまった。
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カメラのさくらや、全店閉店・清算
「さくらや」を傘下に収めていたベスト電器が、業績回復が遅れ営業赤字が続いていたさくらや全店を閉店し清算することを決定した。2月末で「カメラのさくらや」が消えることになる。
今では全国くまなく電器やカメラの大型量販店があるし、近くに量販店がなくてもネット通販で価格を比較し安くて安心だと思う店から購入する事が出来るけれど、郷秋<Gauche>の学生時代はそうではなかった。電気製品もカメラもほとんど定価販売。そんな中、新宿駅西口の「ヨドバシカメラ」と東口の「カメラのさくらや」はカメラ、写真用品の安売り店として既に全国的に有名な存在だった。
当時、東口のさくらやは既に「会社」の体を成していたように記憶していたが、西口のヨドバシカメラは活気こそあったが「バッタ屋」に毛の生えた程度の店だった。例えば写真展用のパネル(注)を買いに行くと、倉庫のようなと云うより、倉庫そのもののような店の天井に開いた穴に向かって「半切のパネル10枚」と叫ぶ。天井裏にいる店員が「はいよ!」と云いながら件の穴から下にいる客にパネルを差し出してくれる。初めての時にはいささか驚いたが、結構面白くもあったなぁ。
注:2cm角の木材で枠を作りそこにベニヤ板を張ったもの。水洗の終わった写真(印画紙)をベニヤの上に乗せ四方を横に折り曲げホチキスで止める。乾いてピンと張ったらホチキスが見えないようにパネルの周囲を紙テープで化粧し写真パネルの出来上がりとなる。今は額装が当たり前だが、「昔」は木製パネル張りが一般的だった。
当時のヨドバシは新聞紙大の価格表を毎月出していた。黄色い用紙の両面にカメラやレンズ、フィルムや印画紙その他写真用品の定価とヨドバシ特価がぎっしりと書かれていて、毎月出される最新版を持っているのが写真愛好家の証みたいな時代だったな。買えもしないカメラやレンズの価格表を飽きもせず眺めて随分と楽しんだものであった。
そのヨドバシが家電量販業界3位となる一方、業績不振のさくらやは2006年にはベスト電器の子会社となったけど、結局採算ベースに乗らないまま2月末には閉店・清算される。何だか「盛者必衰の理」みたいな話しだなぁ・・・
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、開花の時を待つ辛夷(こぶし)の花芽。
今では全国くまなく電器やカメラの大型量販店があるし、近くに量販店がなくてもネット通販で価格を比較し安くて安心だと思う店から購入する事が出来るけれど、郷秋<Gauche>の学生時代はそうではなかった。電気製品もカメラもほとんど定価販売。そんな中、新宿駅西口の「ヨドバシカメラ」と東口の「カメラのさくらや」はカメラ、写真用品の安売り店として既に全国的に有名な存在だった。
当時、東口のさくらやは既に「会社」の体を成していたように記憶していたが、西口のヨドバシカメラは活気こそあったが「バッタ屋」に毛の生えた程度の店だった。例えば写真展用のパネル(注)を買いに行くと、倉庫のようなと云うより、倉庫そのもののような店の天井に開いた穴に向かって「半切のパネル10枚」と叫ぶ。天井裏にいる店員が「はいよ!」と云いながら件の穴から下にいる客にパネルを差し出してくれる。初めての時にはいささか驚いたが、結構面白くもあったなぁ。
注:2cm角の木材で枠を作りそこにベニヤ板を張ったもの。水洗の終わった写真(印画紙)をベニヤの上に乗せ四方を横に折り曲げホチキスで止める。乾いてピンと張ったらホチキスが見えないようにパネルの周囲を紙テープで化粧し写真パネルの出来上がりとなる。今は額装が当たり前だが、「昔」は木製パネル張りが一般的だった。
当時のヨドバシは新聞紙大の価格表を毎月出していた。黄色い用紙の両面にカメラやレンズ、フィルムや印画紙その他写真用品の定価とヨドバシ特価がぎっしりと書かれていて、毎月出される最新版を持っているのが写真愛好家の証みたいな時代だったな。買えもしないカメラやレンズの価格表を飽きもせず眺めて随分と楽しんだものであった。
そのヨドバシが家電量販業界3位となる一方、業績不振のさくらやは2006年にはベスト電器の子会社となったけど、結局採算ベースに乗らないまま2月末には閉店・清算される。何だか「盛者必衰の理」みたいな話しだなぁ・・・
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、開花の時を待つ辛夷(こぶし)の花芽。
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D900はやっぱり2月に発表?!
fotopropaganda.comのblog、1月6日付けの記事によると、
> A new 18+ MP camera (I cannot tell the model no. or any details) February 2010.
> 2 new zoom lenses (1 is expected release February 2010) my contact thinks it will be replacement for 24-120 and 80-400
> 3 new prime lenses, probable a new fourth also based on stock information.
> Several new items related to flash, assecoires
つまり
1. A new 18+ MP camera―多分、D900
2. 24-120と80-400の後継機
3. 3本のプライムレンズ
4. ストロボ関連のアクセサリ
が、2月に発表されるらしい。
郷秋<Gauche>は昨日(1/11)の記事、2010年のカメラショーの中で、2/21~23開催のPMA2010あるいは3/11~14開催のCP+で「D900が発表されたら嬉しいな」と書いた。書いた時点ではなんの根拠もない、郷秋<Gauche>のまったくの願望であったわけだが、fotopropaganda.comには郷秋<Gauche>が書く5日前に2月に「それらはやって来る」と書かれていたわけだ。
fotopropaganda.comの記事内容の出所については、"I get this information from a reliable source it is not from Nikon directly."と書かれているが、果たして"reliable source"が何を指すのかについては勿論触れられていない。まっ、郷秋<Gauche>の単なる希望的観測よりは信憑性が高いとは云えるけどね。
今日の一枚は、fotopropaganda.comによれば2月には新型が登場するという、現行型のAF-S VR Zoom-Nikkor ED 24-120mm F3.5-5.6G(IF)。D700のレンズキット用標準ズームレンズとされてはいるが、超音波モーターとVRを内臓しているとは云え最新のフルサイズイメージセンサーを持つ(であろう)D900には2003年6月に登場したこのレンズはいささか古過ぎると云える。かと云ってAF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G EDでは高価に過ぎ、程よい性能と価格のレンズの登場が待たれるところである。新型は24-135mmと噂されているが、噂通りのレンズが登場すればD900にはジャストフィットの標準ズームとなることは請け合いである。
> A new 18+ MP camera (I cannot tell the model no. or any details) February 2010.
> 2 new zoom lenses (1 is expected release February 2010) my contact thinks it will be replacement for 24-120 and 80-400
> 3 new prime lenses, probable a new fourth also based on stock information.
> Several new items related to flash, assecoires
つまり
1. A new 18+ MP camera―多分、D900
2. 24-120と80-400の後継機
3. 3本のプライムレンズ
4. ストロボ関連のアクセサリ
が、2月に発表されるらしい。
郷秋<Gauche>は昨日(1/11)の記事、2010年のカメラショーの中で、2/21~23開催のPMA2010あるいは3/11~14開催のCP+で「D900が発表されたら嬉しいな」と書いた。書いた時点ではなんの根拠もない、郷秋<Gauche>のまったくの願望であったわけだが、fotopropaganda.comには郷秋<Gauche>が書く5日前に2月に「それらはやって来る」と書かれていたわけだ。
fotopropaganda.comの記事内容の出所については、"I get this information from a reliable source it is not from Nikon directly."と書かれているが、果たして"reliable source"が何を指すのかについては勿論触れられていない。まっ、郷秋<Gauche>の単なる希望的観測よりは信憑性が高いとは云えるけどね。
今日の一枚は、fotopropaganda.comによれば2月には新型が登場するという、現行型のAF-S VR Zoom-Nikkor ED 24-120mm F3.5-5.6G(IF)。D700のレンズキット用標準ズームレンズとされてはいるが、超音波モーターとVRを内臓しているとは云え最新のフルサイズイメージセンサーを持つ(であろう)D900には2003年6月に登場したこのレンズはいささか古過ぎると云える。かと云ってAF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G EDでは高価に過ぎ、程よい性能と価格のレンズの登場が待たれるところである。新型は24-135mmと噂されているが、噂通りのレンズが登場すればD900にはジャストフィットの標準ズームとなることは請け合いである。
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2010年のカメラショー
最も権威あるカメラショーと云えばドイツ・ケルンで開催されるフォトキナでしょうか。更にカリフォルニア・アナハイムで開催されるPMAでも重要なモデルが発表される事があります。我が日本ではここ数年PIEとして開催されていたショーが、今年かCP+(シー・ピー・プラス)と名称を変え開催地も横浜として新たなスタートが切られることになっています。
モーターショーもそうですが、カメラの世界でも重要なモデル、新たな技術を搭載したコンセプトモデルはこう云った大きなショーでまず展示され、その後に発表・発売となるケースも多いですね。で、郷秋<Gauche>は何を期待しているのかと云えば、勿論、D700(X or S)、D800あるいはD900とも云われているNikon(ニコン)D700の後継機種の発表です。
今年のフォトキナの開催日は9/21~26ですから、これはちょっと遅い。期待したいのは2/21~23開催のPMA2010と3/11~14に郷秋<Gauche>の地元、横浜で開催されることになったCP+です。CP+での展示と同時に正式発表そして4月に発売と云う事は、ないでしょうかね。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、春を呼ぶ花、ナズナ。
モーターショーもそうですが、カメラの世界でも重要なモデル、新たな技術を搭載したコンセプトモデルはこう云った大きなショーでまず展示され、その後に発表・発売となるケースも多いですね。で、郷秋<Gauche>は何を期待しているのかと云えば、勿論、D700(X or S)、D800あるいはD900とも云われているNikon(ニコン)D700の後継機種の発表です。
今年のフォトキナの開催日は9/21~26ですから、これはちょっと遅い。期待したいのは2/21~23開催のPMA2010と3/11~14に郷秋<Gauche>の地元、横浜で開催されることになったCP+です。CP+での展示と同時に正式発表そして4月に発売と云う事は、ないでしょうかね。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、春を呼ぶ花、ナズナ。
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More products for Nikon D900
もう3日も前の記事だからお気づきの方も多いことだろうが、Nikon RumoasにMore products for Nikon D900と云う記事が掲載されている。
この記事によれば、5日に紹介したもの以外にもSamyangの85mm f/1.4(何故レンズ本体に絞りリングがあるのか解せない)、サードパーティ製のバッテリーグリップ(54ドルって、いくらなんでも安すぎない。一回毎の使い捨て?)、SIGMAの24-70mm F2.8をPRするページ(フィンランド語?)の中でD3やD3S等と共に「D900でも使える」と書かれている事が紹介されている。
ここまで来るとD900の登場は既定の事実のような気がしてくるけれど、Nikon(ニコン)本社からは、勿論のことだが現時点では何の発表もされていない。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、冬の間の恩田の森の散歩&撮影の合間のコーヒーブレイクの様子。今日はコーヒーの他にドーナツとキットカット。
この記事によれば、5日に紹介したもの以外にもSamyangの85mm f/1.4(何故レンズ本体に絞りリングがあるのか解せない)、サードパーティ製のバッテリーグリップ(54ドルって、いくらなんでも安すぎない。一回毎の使い捨て?)、SIGMAの24-70mm F2.8をPRするページ(フィンランド語?)の中でD3やD3S等と共に「D900でも使える」と書かれている事が紹介されている。
ここまで来るとD900の登場は既定の事実のような気がしてくるけれど、Nikon(ニコン)本社からは、勿論のことだが現時点では何の発表もされていない。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、冬の間の恩田の森の散歩&撮影の合間のコーヒーブレイクの様子。今日はコーヒーの他にドーナツとキットカット。
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リニア新幹線が相模原始発に?
JR東海は、協議が難航している長野県内のルートの決着を待たずに、実験線の伸張及びルートが確定している神奈川-山梨間を早期着工し2032年にこの区間の部分開業を目指す方針を固めたようである。
この方針の通りに事が運べば神奈川側の相模原市、山梨側の笛吹市(甲府市の東方、旧石和町辺り)間が最初に部分開業する可能性が高い。郷秋<Gauche>的には相模原市内のリニア新幹線駅がどこに出来るのかが興味の中心となるが、おそらくは現在のJR横浜線相模原駅あるいは橋本駅となることだろ。JR東海は部分開業を前倒しにして、名古屋以西の区間の建設資金を確保したいようであるが、名古屋までが開業すれば営業収入もそれなりに上がるだろうが、相模原-山梨間だけでは利用する人も限られることだろうな。
首都圏側最初の開業駅が相模原市内ということで、今頃相模原市役所内は色めきたっているのではないかと思うけれど、考えてもみれば東北新幹線の「大宮駅開業・始発」と同じで本来の始発駅(品川駅らしい)まで開業すれば相模原駅(駅名は今後検討されることだろ。相模原市は勿論「相模原」を主張するだろうが、「神奈川」とか「新神奈川」「西神奈川」「相模」など候補は色々でてくることだろうな)は通過駅になってしまうわけであるから、老婆心ながらあまり大騒ぎしない方がいいんじゃないかな。
しかしだ、かつてはほとんど「こだま」しか止まらなかった東海道新幹線の新横浜駅も、今となってはすべての列車が停車するようになり駅前の開発も大いに進んだことを考えると、リニア新幹線相模原駅が今の新横浜駅にように首都圏西部地区のターミナル駅として賑わう可能性もなくはないということになるかな。
郷秋<Gauche>はこれまでにも幾度かリニア新幹線について書いている。これまでの論調は「果たしてリニア新幹線は必要なのか」と云うものであったが、最近考え方が変わって来た。それは東海道新幹線もいずれ迎える高架橋等の全面更新や大規模地震被災の際のバックアップとして、また、旅客輸送がリニア新幹線にシフトし列車本数が少なくなった隙間に貨物列車を走らすことが出来るのではないかと考えるようになったからである。
12年先の話とは云え、リニア新幹線の首都圏側最初の開業駅が相模原市内となる可能性が高い事は、本年4月に政令指定都市に移行する相模原市のみならず、首都圏西部地区への経済波及効果は大きなものになることだろうな。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、久々に登場の東京都下某所で撮影したもの。ちなみにカメラ&レンズはOLYMPUS(オリンパス)E-P2+M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm 1:3.5-5.6です。郷秋<Gauche>はE-P2で撮るときにもアスペクト比を3:2に設定しています。アスペクト比とは、画面の縦横比のこと。一般的なDSLRは35mmフィルムと同じ3:2ですが、フォーサーズ、マイクロフォーサーズ及び多くのコンパクトタイプのデジタルカメラは4:3となっています。つまり郷秋<Gauche>はデジタルでもフィルムと同じやや横長(パノラマ気味)のアスペクト比にこだわっているということです。
この方針の通りに事が運べば神奈川側の相模原市、山梨側の笛吹市(甲府市の東方、旧石和町辺り)間が最初に部分開業する可能性が高い。郷秋<Gauche>的には相模原市内のリニア新幹線駅がどこに出来るのかが興味の中心となるが、おそらくは現在のJR横浜線相模原駅あるいは橋本駅となることだろ。JR東海は部分開業を前倒しにして、名古屋以西の区間の建設資金を確保したいようであるが、名古屋までが開業すれば営業収入もそれなりに上がるだろうが、相模原-山梨間だけでは利用する人も限られることだろうな。
首都圏側最初の開業駅が相模原市内ということで、今頃相模原市役所内は色めきたっているのではないかと思うけれど、考えてもみれば東北新幹線の「大宮駅開業・始発」と同じで本来の始発駅(品川駅らしい)まで開業すれば相模原駅(駅名は今後検討されることだろ。相模原市は勿論「相模原」を主張するだろうが、「神奈川」とか「新神奈川」「西神奈川」「相模」など候補は色々でてくることだろうな)は通過駅になってしまうわけであるから、老婆心ながらあまり大騒ぎしない方がいいんじゃないかな。
しかしだ、かつてはほとんど「こだま」しか止まらなかった東海道新幹線の新横浜駅も、今となってはすべての列車が停車するようになり駅前の開発も大いに進んだことを考えると、リニア新幹線相模原駅が今の新横浜駅にように首都圏西部地区のターミナル駅として賑わう可能性もなくはないということになるかな。
郷秋<Gauche>はこれまでにも幾度かリニア新幹線について書いている。これまでの論調は「果たしてリニア新幹線は必要なのか」と云うものであったが、最近考え方が変わって来た。それは東海道新幹線もいずれ迎える高架橋等の全面更新や大規模地震被災の際のバックアップとして、また、旅客輸送がリニア新幹線にシフトし列車本数が少なくなった隙間に貨物列車を走らすことが出来るのではないかと考えるようになったからである。
12年先の話とは云え、リニア新幹線の首都圏側最初の開業駅が相模原市内となる可能性が高い事は、本年4月に政令指定都市に移行する相模原市のみならず、首都圏西部地区への経済波及効果は大きなものになることだろうな。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、久々に登場の東京都下某所で撮影したもの。ちなみにカメラ&レンズはOLYMPUS(オリンパス)E-P2+M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm 1:3.5-5.6です。郷秋<Gauche>はE-P2で撮るときにもアスペクト比を3:2に設定しています。アスペクト比とは、画面の縦横比のこと。一般的なDSLRは35mmフィルムと同じ3:2ですが、フォーサーズ、マイクロフォーサーズ及び多くのコンパクトタイプのデジタルカメラは4:3となっています。つまり郷秋<Gauche>はデジタルでもフィルムと同じやや横長(パノラマ気味)のアスペクト比にこだわっているということです。
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格安エアライン専用旅客機
タクシーには、クラウン・コンフォート(トヨタ)やクルー(日産。何と、左側後ろのドアが右側のドアよりも5cm大きい)と云ったタクシー専用車がある。またトラックでは、クロネコヤマトの依頼により開発された宅配便専用車種クイックデリバリー(トヨタ)もある。いずれも既存の車種を元にそれぞれの用途に最適化した派生車種であるが、遠からず格安エアライン専用の旅客機が登場するかも知れないというお話しである。
昨日付け(1月6日)の日経夕刊によれば、カンタス航空の子会社で格安便を運行するジェットスターとマレーシアの格安エアライン、エア・アジアが提携し、差し当たりは共に運行するエアバス機の機体整備施設の共有化や補修部品の共同購入のようだが、遠からずボーイング、エアバス両社に対して、機内設備の簡素化や頻繁な発着のためにランディングギアなどを強化した格安航空向けの中小型機の開発を求めていくのだと云う。
ジェットスターとエア・アジアは現在エアバス社のA320等を運行しているが、ジェットスターは既に787を発注済。日本国内ではANA、JAL両社も787を発注し納入待ちとなっているが、ジェットスターとエア・アジアのリクエストによる機体がローンチするとなると、ANAやJALも国内線専用に同仕様の787を導入する可能性もあるだろうな。ボーイングは日本向けに747SR(Shot range)、747-400D(Domestic)を供給した実績があるから、格安エアライン向けにカスタマイズした機体の登場は大いにあり得るんじゃないかな。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、かつらの森の雑木林。このすぐ手前に傾斜地で宅地の造成が始まっています。残念ですがここで写真を撮ることが出来るのはこの冬が最後になりそうです。
昨日付け(1月6日)の日経夕刊によれば、カンタス航空の子会社で格安便を運行するジェットスターとマレーシアの格安エアライン、エア・アジアが提携し、差し当たりは共に運行するエアバス機の機体整備施設の共有化や補修部品の共同購入のようだが、遠からずボーイング、エアバス両社に対して、機内設備の簡素化や頻繁な発着のためにランディングギアなどを強化した格安航空向けの中小型機の開発を求めていくのだと云う。
ジェットスターとエア・アジアは現在エアバス社のA320等を運行しているが、ジェットスターは既に787を発注済。日本国内ではANA、JAL両社も787を発注し納入待ちとなっているが、ジェットスターとエア・アジアのリクエストによる機体がローンチするとなると、ANAやJALも国内線専用に同仕様の787を導入する可能性もあるだろうな。ボーイングは日本向けに747SR(Shot range)、747-400D(Domestic)を供給した実績があるから、格安エアライン向けにカスタマイズした機体の登場は大いにあり得るんじゃないかな。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、かつらの森の雑木林。このすぐ手前に傾斜地で宅地の造成が始まっています。残念ですがここで写真を撮ることが出来るのはこの冬が最後になりそうです。
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大学進学率は高いのが良いのか
最近驚いたことの一つに韓国の大学(高等教育機関)進学率の高さがある。郷秋<Gauche>の記憶では10年ほど前には当時の日本より少し高い50%程度だったと記憶していたが、一週間ほど前にWebPageで韓国の女性の大学進学率が90%を超えていると云う記事を見かけた。調べてみると確かに高く、89%と云う進学率は世界一のようある。
大学進学率上位10カ国(2004年)と中退率(2005年、国名の後ろの括弧内)
1位 89% 大韓民国(5%?)
2位 87% フィンランド(28%)
3位 82% アメリカ(53%)
3位 82% スウェーデン(31%)
5位 80% ノルウェー (35%)
6位 72% オーストラリア(28%)
6位 72% ギリシャ(-)
6位 72% ニュージーランド(46%)
9位 71% ラトビア(-)
10位 70% スロベニア(35%)
33位 54% 日本(10%)
出典:進学率はhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%B2%E5%AD%A6%E7%8E%87、退学率は
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/3928a.html による(韓国を除く)。
大学進学率の高い国ほど退学率も高いことにお気づきいただけただろうか。進学率・退学率共に高いアメリカ合衆国の場合、大学を卒業するのは入学者の半数以下の47%であり、退学者を当初から大学に進学しなかったこととして大学進学率を見ると39%となる。同様に調整した進学率はフィンランド63%、日本は49%となる。韓国はどうかと云えば、ハングルのページで「5%」と云う数値を見つけたが、もしこれが事実だとすると85%と云う驚異的な数字となる。
注:日本以外では伝統的な大学入学者世代、つまり18歳の大学進学者の割合が日本に比し少なく所謂社会人入学者が多いことから、退学者を除いた大学進学率がそのまま大学卒業者率とは云いにくいが、日本においては大学入学者の多くは高等学校卒業直後の世代であることから、中途退学者を除いた進学率は、22歳人口の大学卒業者率と言い換えても大きな差はないものと思われる。
主として退学率の問題などから日本の大学は「入るは難しいが出るのは易しい」と云われる。つまり、一度入ってしまえば4年間遊んで暮らしても余程のことがなければ卒業できると云うことである。そうなると心配になるのは大学卒業生の質保障である。製造物責任法に倣えば、大学は卒業生の質の保証をし、「不良品(者)」については時に損害賠償責任を負わなければならないが、これがなんとも心許ないのが日本の多くの大学。そこで文部科学省が云い出したのが、聞きなれない「学士力」である。少々長いが全文を引用する。
各専攻分野を通じて培う「学士力」-学士課程共通の「学習成果」に関する参考指針-
趣旨
分野横断的に我が国の学士課程教育が共通して目指す「学習成果」についての参考指針として示したもの。個々の大学における学位授与の方針等の作成や分野別の質保証の枠組み作りを促進・支援することを目的とする。
1.知識・理解
専攻する特定の学問分野における基本的な知識を体系的に理解するとともに、その知識体系の意味と自己の存在を歴史・社会・自然と関連付けて理解する。
(1)多文化・異文化に関する知識の理解
(2)人類の文化、社会と自然に関する知識の理解
2.汎用的技能
知的活動でも職業生活や社会生活でも必要な技能
(1)コミュニケーション・スキル
日本語と特定の外国語を用いて、読み、書き、聞き、話すことができる。
(2)数量的スキル
自然や社会的事象について、シンボルを活用して分析し、理解し、表現することができる。
(3)情報リテラシー
ICTを用いて、多様な情報を収集・分析して適正に判断し、モラルに則って効果的に活用することができる。
(4)論理的思考力
情報や知識を複眼的、論理的に分析し、表現できる。
(5)問題解決力
問題を発見し、解決に必要な情報を収集・分析・整理し、その問題を確実に解決できる。
3.態度・志向性
(1)自己管理力
自らを律して行動できる。
(2)チームワーク、リーダーシップ
他者と協調・協働して行動できる。また、他者に方向性を示し、目標の実現のために動員できる。
(3)倫理観
自己の良心と社会の規範やルールに従って行動できる。
(4)市民としての社会的責任
社会の一員としての意識を持ち、義務と権利を適正に行使しつつ、社会の発展のために積極的に関与できる。
(5)生涯学習力
卒業後も自律・自立して学習できる。
4.統合的な学習経験と創造的思考力
これまでに獲得した知識・技能・態度等を総合的に活用し、自らが立てた新たな課題にそれらを適用し、その課題を解決する能力
- 転載ここまで -
出典:http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu10/siryo/08043009/004.htm
これらを身に付けていない者は、文科省としては大学卒業者と認めないぞと云いたいところなのだろうが卒業証書を出すのは各大学であるから、文科省としては許認可権をちらつかせて、いや、葵の御紋の印籠を振りかざすようにして各大学にこのようにしろよと号令をかけているのである。
そんなこんなを考えたとき、韓国の大学進学率89%と云う数字が何を物語っているのかである。わずか20年で日本を追い越し世界一の大学進学率となった韓国は今や超学歴社会なのだと云う。つまり大学を卒業していなければ会社勤めはままならず、卒業はしてみたものの評価の低い大学であったりすれば就職さえも難しいのだという。そんな事情から教育熱は日本の比ではないらしいが、大学進学率50%の日本でさえも、本来大学に来るべきではない者までもが大学生となっている、あるいは、大学生の質が低下したと云われて久しいのである。
その日本の大学の実態はと云えば、リメディアル教育(高等学校段階の学習内容を大学入学後に学ぶ「補修授業」)の必要性が叫ばれ、実際に少なくない大学が導入してから10年近くを経過している(多くの大学では専門の教員は置かずに予備校の講師に授業を担当させているという)。工学部に入った学生が1/3+1/4と云った分数の足し算が出来なかったとか、文学部の学生が未曾有を「みぞうゆう」、踏襲を「ふしゅう」と誤読するなど、元へ、これは大学生ではなく某国の元首相の話だが、いずれにせよ学力低下の例は枚挙にいとまがないのである。
大学進学率が30%を超えた1970年代から大学生の学力低下と共に幼稚化が問題にされ始めたが、それでも「右手に朝日ジャーナル、左手に平凡パンチ」と云われた時代はまだ良かったのである。「平凡パンチ的学生生活」を楽しみながらも、それでも世の中の出来事に興味を持つ世代・時代であったのだから。それを考えると大学紛争鎮静化を手放しでは喜んではいられなかったのだなぁ。
話がすっかり横道にそれたが、そろそろ今日の郷秋<Gauche>的結論を書いておこう。
結論1:大学進学率と退学率、その数値だけを取り上げて是非を問うことに意味はない。
結論2:大学教育の評価は卒業生の質を持って語るべきである。
結論3:各大学の評価は、入試のおける偏差値ではなくその卒業生の質を持って語るべきである
先にあげた「学士力」は、大学卒業生の質の低下(それは同時に将来の国際競争力低下を意味する)に危機感をもった文科省が策定したものだが、当然のことが書かれた内容そのものに対する異論は少ないことだろ。問題は1200もある国公私立の大学・短期大学がこの「学士力」を自校のカリキュラムの中でどのように展開し、どのようなサポート体制を構築し、自校ならではの特色をどのように発揮できるかにかかってくるだろうと、郷秋<Gauche>は考える。
しかしだ、文科省が策定した「学士力」には数値目標が掲げられていない。数値目標なしにこれを達成せよと云ってみたところで所詮「絵に描いた餅」なんじゃないかなぁ。
注1:郷秋<Gauche>が「大学」と書いた中には短期大学及び高等専門学校を含んでいる。
注2:進学率・退学率等の数値の出典は明記した通りだが、調査年次が異なる、数値算出の基準が明らかでないなど、いささか正確さに欠けるきらいはあるが、「傾向」を見る上では十分なものだと判断し引用した。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、昨年12月中旬にモトスミ(元住吉)の写真を幾枚かご覧いただいた時に掲載し忘れていたもの。ブレーメン通りの賑わいの一方、こんなうらぶれた通りもあるのが元住吉。
GX200で撮ったものですが、一度シャッターボタンを押してしまと次の一枚までのタイムラグが大きくシャッターチャンスを逃してしまいます。こんな場面でE-P2は活躍してくれそうです。
大学進学率上位10カ国(2004年)と中退率(2005年、国名の後ろの括弧内)
1位 89% 大韓民国(5%?)
2位 87% フィンランド(28%)
3位 82% アメリカ(53%)
3位 82% スウェーデン(31%)
5位 80% ノルウェー (35%)
6位 72% オーストラリア(28%)
6位 72% ギリシャ(-)
6位 72% ニュージーランド(46%)
9位 71% ラトビア(-)
10位 70% スロベニア(35%)
33位 54% 日本(10%)
出典:進学率はhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%B2%E5%AD%A6%E7%8E%87、退学率は
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/3928a.html による(韓国を除く)。
大学進学率の高い国ほど退学率も高いことにお気づきいただけただろうか。進学率・退学率共に高いアメリカ合衆国の場合、大学を卒業するのは入学者の半数以下の47%であり、退学者を当初から大学に進学しなかったこととして大学進学率を見ると39%となる。同様に調整した進学率はフィンランド63%、日本は49%となる。韓国はどうかと云えば、ハングルのページで「5%」と云う数値を見つけたが、もしこれが事実だとすると85%と云う驚異的な数字となる。
注:日本以外では伝統的な大学入学者世代、つまり18歳の大学進学者の割合が日本に比し少なく所謂社会人入学者が多いことから、退学者を除いた大学進学率がそのまま大学卒業者率とは云いにくいが、日本においては大学入学者の多くは高等学校卒業直後の世代であることから、中途退学者を除いた進学率は、22歳人口の大学卒業者率と言い換えても大きな差はないものと思われる。
主として退学率の問題などから日本の大学は「入るは難しいが出るのは易しい」と云われる。つまり、一度入ってしまえば4年間遊んで暮らしても余程のことがなければ卒業できると云うことである。そうなると心配になるのは大学卒業生の質保障である。製造物責任法に倣えば、大学は卒業生の質の保証をし、「不良品(者)」については時に損害賠償責任を負わなければならないが、これがなんとも心許ないのが日本の多くの大学。そこで文部科学省が云い出したのが、聞きなれない「学士力」である。少々長いが全文を引用する。
各専攻分野を通じて培う「学士力」-学士課程共通の「学習成果」に関する参考指針-
趣旨
分野横断的に我が国の学士課程教育が共通して目指す「学習成果」についての参考指針として示したもの。個々の大学における学位授与の方針等の作成や分野別の質保証の枠組み作りを促進・支援することを目的とする。
1.知識・理解
専攻する特定の学問分野における基本的な知識を体系的に理解するとともに、その知識体系の意味と自己の存在を歴史・社会・自然と関連付けて理解する。
(1)多文化・異文化に関する知識の理解
(2)人類の文化、社会と自然に関する知識の理解
2.汎用的技能
知的活動でも職業生活や社会生活でも必要な技能
(1)コミュニケーション・スキル
日本語と特定の外国語を用いて、読み、書き、聞き、話すことができる。
(2)数量的スキル
自然や社会的事象について、シンボルを活用して分析し、理解し、表現することができる。
(3)情報リテラシー
ICTを用いて、多様な情報を収集・分析して適正に判断し、モラルに則って効果的に活用することができる。
(4)論理的思考力
情報や知識を複眼的、論理的に分析し、表現できる。
(5)問題解決力
問題を発見し、解決に必要な情報を収集・分析・整理し、その問題を確実に解決できる。
3.態度・志向性
(1)自己管理力
自らを律して行動できる。
(2)チームワーク、リーダーシップ
他者と協調・協働して行動できる。また、他者に方向性を示し、目標の実現のために動員できる。
(3)倫理観
自己の良心と社会の規範やルールに従って行動できる。
(4)市民としての社会的責任
社会の一員としての意識を持ち、義務と権利を適正に行使しつつ、社会の発展のために積極的に関与できる。
(5)生涯学習力
卒業後も自律・自立して学習できる。
4.統合的な学習経験と創造的思考力
これまでに獲得した知識・技能・態度等を総合的に活用し、自らが立てた新たな課題にそれらを適用し、その課題を解決する能力
- 転載ここまで -
出典:http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu10/siryo/08043009/004.htm
これらを身に付けていない者は、文科省としては大学卒業者と認めないぞと云いたいところなのだろうが卒業証書を出すのは各大学であるから、文科省としては許認可権をちらつかせて、いや、葵の御紋の印籠を振りかざすようにして各大学にこのようにしろよと号令をかけているのである。
そんなこんなを考えたとき、韓国の大学進学率89%と云う数字が何を物語っているのかである。わずか20年で日本を追い越し世界一の大学進学率となった韓国は今や超学歴社会なのだと云う。つまり大学を卒業していなければ会社勤めはままならず、卒業はしてみたものの評価の低い大学であったりすれば就職さえも難しいのだという。そんな事情から教育熱は日本の比ではないらしいが、大学進学率50%の日本でさえも、本来大学に来るべきではない者までもが大学生となっている、あるいは、大学生の質が低下したと云われて久しいのである。
その日本の大学の実態はと云えば、リメディアル教育(高等学校段階の学習内容を大学入学後に学ぶ「補修授業」)の必要性が叫ばれ、実際に少なくない大学が導入してから10年近くを経過している(多くの大学では専門の教員は置かずに予備校の講師に授業を担当させているという)。工学部に入った学生が1/3+1/4と云った分数の足し算が出来なかったとか、文学部の学生が未曾有を「みぞうゆう」、踏襲を「ふしゅう」と誤読するなど、元へ、これは大学生ではなく某国の元首相の話だが、いずれにせよ学力低下の例は枚挙にいとまがないのである。
大学進学率が30%を超えた1970年代から大学生の学力低下と共に幼稚化が問題にされ始めたが、それでも「右手に朝日ジャーナル、左手に平凡パンチ」と云われた時代はまだ良かったのである。「平凡パンチ的学生生活」を楽しみながらも、それでも世の中の出来事に興味を持つ世代・時代であったのだから。それを考えると大学紛争鎮静化を手放しでは喜んではいられなかったのだなぁ。
話がすっかり横道にそれたが、そろそろ今日の郷秋<Gauche>的結論を書いておこう。
結論1:大学進学率と退学率、その数値だけを取り上げて是非を問うことに意味はない。
結論2:大学教育の評価は卒業生の質を持って語るべきである。
結論3:各大学の評価は、入試のおける偏差値ではなくその卒業生の質を持って語るべきである
先にあげた「学士力」は、大学卒業生の質の低下(それは同時に将来の国際競争力低下を意味する)に危機感をもった文科省が策定したものだが、当然のことが書かれた内容そのものに対する異論は少ないことだろ。問題は1200もある国公私立の大学・短期大学がこの「学士力」を自校のカリキュラムの中でどのように展開し、どのようなサポート体制を構築し、自校ならではの特色をどのように発揮できるかにかかってくるだろうと、郷秋<Gauche>は考える。
しかしだ、文科省が策定した「学士力」には数値目標が掲げられていない。数値目標なしにこれを達成せよと云ってみたところで所詮「絵に描いた餅」なんじゃないかなぁ。
注1:郷秋<Gauche>が「大学」と書いた中には短期大学及び高等専門学校を含んでいる。
注2:進学率・退学率等の数値の出典は明記した通りだが、調査年次が異なる、数値算出の基準が明らかでないなど、いささか正確さに欠けるきらいはあるが、「傾向」を見る上では十分なものだと判断し引用した。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、昨年12月中旬にモトスミ(元住吉)の写真を幾枚かご覧いただいた時に掲載し忘れていたもの。ブレーメン通りの賑わいの一方、こんなうらぶれた通りもあるのが元住吉。
GX200で撮ったものですが、一度シャッターボタンを押してしまと次の一枚までのタイムラグが大きくシャッターチャンスを逃してしまいます。こんな場面でE-P2は活躍してくれそうです。
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