唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
電球の終焉が近づいている
今日の神奈川新聞に東芝(ライテック)が、昔ながらの白熱電球の製造を17日に中止したことを伝える記事が掲載されていた。2008年に当時の経済産業大臣が2012年までに昔ながらの(一般的な)白熱電球の国内での製造・販売を中止すること表明しているが、今回の東芝の白熱電球製造中止はその流れに沿ったものなのだろう。
温室効果ガスの排出削減、石化燃料による電力消費削減、省電力に対する要求と機運が更なる高まりを見せ、電球型蛍光灯だけではなく発光ダイオード(LED)を使用した電球がの普及の緒についたことなどから、2012年までに白熱電球の国内での製造・販売を中止する目標は達成されるかも知れないな。
郷秋<Gauche>は、人に安堵感をもたらし、特に魚や肉の赤身を引き立たせる白熱電球を愛し、明るさだけが求められる納戸や屋根裏収納以外のすべての部屋に白熱電球を使っていたが、さすがに最近は少しずつではあるが電球色の蛍光灯への置き換えが進んできている。しかし、電球色を名乗る電球型蛍光灯も、どうも微妙な色の違いがありすべての置き換えに躊躇していたのだが、色(温度)の問題も急速に解決し、最近購入した電球色の電球型蛍光灯は本物の白熱電球と見分けがつかないほどになっていた。
更に電球色を発する発光ダイオード(LED)を使用した電球が登場するに至り、さすがに我が家でも一般的な白熱電球から電球型蛍光灯やLED電球へのシフトのテンポが速まりそうな気配である。これまで電球型蛍光灯への置き換えが難しいだろうと思っていた、ダウンライトなどに使うミニクリプトン球など小さなサイズの電球も、発光ダイオードを使えばその代替商品も可能のはず。
郷秋<Gauche>としても白熱電球とまったく同じ色温度であれば電球型蛍光灯やLED電球を拒む理由はない。現在、郷秋<Gauche>手元に買い置かれている予備の電球は6、7種類計20個程あるが、これも在庫が切れたところから順次電球型蛍光灯やLED電球にシフトしていくことだろう。最大780Wの電力を消費する我が家のリビング(常に13個780W分を全開にしているわけではなく、食卓の上は合計120Wだがそれ以外は通常50%以下に調光している)も確実に200W以下になると云うことだな。
最後の心配は、我が家の門柱と玄関、b2箇所で使われているクリア電球の代替が登場するかどうかだな。これだけは蛍光灯でもLEDで無理なんじゃないかと思うけれど、どうなんだろう・・・
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、先週の土曜日になるせの森の尾根道で撮影したもの。風は強かったものの半袖でも良いほどの陽気に誘われたのか、随分と多くの方が森を歩いていました。
温室効果ガスの排出削減、石化燃料による電力消費削減、省電力に対する要求と機運が更なる高まりを見せ、電球型蛍光灯だけではなく発光ダイオード(LED)を使用した電球がの普及の緒についたことなどから、2012年までに白熱電球の国内での製造・販売を中止する目標は達成されるかも知れないな。
郷秋<Gauche>は、人に安堵感をもたらし、特に魚や肉の赤身を引き立たせる白熱電球を愛し、明るさだけが求められる納戸や屋根裏収納以外のすべての部屋に白熱電球を使っていたが、さすがに最近は少しずつではあるが電球色の蛍光灯への置き換えが進んできている。しかし、電球色を名乗る電球型蛍光灯も、どうも微妙な色の違いがありすべての置き換えに躊躇していたのだが、色(温度)の問題も急速に解決し、最近購入した電球色の電球型蛍光灯は本物の白熱電球と見分けがつかないほどになっていた。
更に電球色を発する発光ダイオード(LED)を使用した電球が登場するに至り、さすがに我が家でも一般的な白熱電球から電球型蛍光灯やLED電球へのシフトのテンポが速まりそうな気配である。これまで電球型蛍光灯への置き換えが難しいだろうと思っていた、ダウンライトなどに使うミニクリプトン球など小さなサイズの電球も、発光ダイオードを使えばその代替商品も可能のはず。
郷秋<Gauche>としても白熱電球とまったく同じ色温度であれば電球型蛍光灯やLED電球を拒む理由はない。現在、郷秋<Gauche>手元に買い置かれている予備の電球は6、7種類計20個程あるが、これも在庫が切れたところから順次電球型蛍光灯やLED電球にシフトしていくことだろう。最大780Wの電力を消費する我が家のリビング(常に13個780W分を全開にしているわけではなく、食卓の上は合計120Wだがそれ以外は通常50%以下に調光している)も確実に200W以下になると云うことだな。
最後の心配は、我が家の門柱と玄関、b2箇所で使われているクリア電球の代替が登場するかどうかだな。これだけは蛍光灯でもLEDで無理なんじゃないかと思うけれど、どうなんだろう・・・
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、先週の土曜日になるせの森の尾根道で撮影したもの。風は強かったものの半袖でも良いほどの陽気に誘われたのか、随分と多くの方が森を歩いていました。
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鶴岡八幡宮の大銀杏の続々々々報
今日も神奈川新聞はその一面で大銀杏のその後を報じている。その記事によると、上部を切断され樹高4メートルとなった元「大銀杏」は、元あった場所の7メートル西方に移植されたが、15日夜からの雨と17トンに及ぶ自重により北西側に傾いたらしく、本日、新たな土を入れて傾きを修正することになったようだ。
この修正することになった理由については神奈川新聞には書かれていないのだが、日経にはその理由が次のように書かれていた。
今回の移植を指導している東京農業大学の浜野周泰教授(造園樹木学)によれば、「幹を引っ張って傾きを直す必要がある。神木は真っすぐでなければならない」
幹の傾きを直さなければならない理由は、造園樹木学的なものではなく「神道学的」なもののように思えてならないのは、郷秋<Gauche>の読み違い、勘違いだろうか。鶴岡八幡宮の宮司の発言ならいざ知らず、東京農大教授の発言として相応しいかどうか、ちょっと疑問だぞ。あるいは件の教授、実は鶴岡八幡宮の氏子だったりするんだろうか。
この修正することになった理由については神奈川新聞には書かれていないのだが、日経にはその理由が次のように書かれていた。
今回の移植を指導している東京農業大学の浜野周泰教授(造園樹木学)によれば、「幹を引っ張って傾きを直す必要がある。神木は真っすぐでなければならない」
幹の傾きを直さなければならない理由は、造園樹木学的なものではなく「神道学的」なもののように思えてならないのは、郷秋<Gauche>の読み違い、勘違いだろうか。鶴岡八幡宮の宮司の発言ならいざ知らず、東京農大教授の発言として相応しいかどうか、ちょっと疑問だぞ。あるいは件の教授、実は鶴岡八幡宮の氏子だったりするんだろうか。
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Nikkor F4トリオは登場するのか
Nikkor(ニッコール)はニコン社製一眼レフカメラ用の交換レンズのブランド名であるが、MF(マニュアルフォーカス)、AF(オートフォーカス)を合わせると60本を越える膨大なラインナップの中でも、少々大げさに云えば、畏怖の念を込めて「大三元」と呼ばれる3本のレンズがある。
現行ラインナップではAF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G ED、AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED、AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR IIの3本を指すことになるが、明るさF2.8で通したプロ御用達、合計60万円を超える高性能かつ高価なレンズである。この3本を持っていれば、出来上がった写真の不出来を道具のせいにすることはできない。
それ程優れたレンズは、F2.8と云うズームレンズとしては飛び切りの明るさで14mmから200mmをカバーし、鳥や飛行機、レーシングマシンを被写体とするのではなければ、この3本でまず不足を感じることのない機材である(例外とした被写体をもっぱら狙うのであれば更に300mm F2.8、400mm F2.8、600mm F4などが必要になるが、300mm F2.8は60万円とリーズナブル!だがあとの2本は各々100万円を超える)。
さて、「大三元」と呼ばれる14-24mm F2.8G、24-70mm F2.8G、70-200mm F2.8G はいずれも素晴らしい光学・描写性能と引き換えに、価格だけではなく大きく重たく、更に14-24mmはフィルターが使えないと云うデメリットも併せ持っている。
そこで、望まれているのがF2.8より1段階暗いF4の14-24mm、24-70mm、70-200mmであるが、広角側を受け持つAF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VRがつい先頃発売になった(おおよそ12万円と14-24mm F2.8のほぼ半額)が他の2本は残念ながらいずれも現在のニコンのラインナップには存在していない。ならば24-70mm F4、70-200mm F4が近々に登場するのではないかと期待した郷秋<Gauche>はCP+2010のニコンブースで聞いてみた。
「大三元ジュニア」を期待する声は確かにありますが、16-35mm f/4G ED VRは、大きさ・重量・価格のバランスを考えて設計したところ、たまたまF4になっただけであり「大三元ジュニア」あるいは「F4トリオ」を意識して設計したものではないとのお答え。そう云ってもニコンが利益率の高いフルサイズ機の更なる拡販を考えるのならば「F4トリオ」は「大三元」に次ぐ必須のラインナップのはずである。
もっともニコンの担当者としても組織の一員である以上、口止めされているにも関わらず「年内には24-70mm F4、70-200mm F4も出ますよ」とは口が裂けても云えないだろうな。ただ、ここで面白いのは「大三元」でVRが導入されているのはその効果が顕著な望遠ズームの70-200mm F2.8だけで、広角・標準両ズームには導入されていないが、F4の広角ズームにはVRが導入されたこと。
郷秋<Gauche>はニコン氏に、F2.8には入っていないし必要もないと思われるVRを、なぜ16-35mm F4に導入したのか、VRを止めれば10万円を切る価格も可能だったのではないかと聞いてみたが、「この焦点距離域でもVRは有効だし必要である」との答え。ならば14-24mm F2.8G、24-70mm F2.8GにもVRを搭載すればよかったではないかと云いたかったけれど、次の方が郷秋<Gauche>の背後でお待ちだったので止めにして、キヤノンのブースに向かったのでした。
今日の一枚は、例によって記事本文とは何の関係もないCP+2010のキヤノンのブースで撮ったもの。ニコンの試し撮りの被写体は熱帯魚だったけれど、キヤノンはお嬢さんが三人。遊園地よろしくクルクル回るコーヒーカップのセットの上で笑顔を振りまいていた。この辺りのセンスと云うのか戦略が、ニコンに対するキヤノンのアドバンテージなのかな。
現行ラインナップではAF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G ED、AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED、AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR IIの3本を指すことになるが、明るさF2.8で通したプロ御用達、合計60万円を超える高性能かつ高価なレンズである。この3本を持っていれば、出来上がった写真の不出来を道具のせいにすることはできない。
それ程優れたレンズは、F2.8と云うズームレンズとしては飛び切りの明るさで14mmから200mmをカバーし、鳥や飛行機、レーシングマシンを被写体とするのではなければ、この3本でまず不足を感じることのない機材である(例外とした被写体をもっぱら狙うのであれば更に300mm F2.8、400mm F2.8、600mm F4などが必要になるが、300mm F2.8は60万円とリーズナブル!だがあとの2本は各々100万円を超える)。
さて、「大三元」と呼ばれる14-24mm F2.8G、24-70mm F2.8G、70-200mm F2.8G はいずれも素晴らしい光学・描写性能と引き換えに、価格だけではなく大きく重たく、更に14-24mmはフィルターが使えないと云うデメリットも併せ持っている。
そこで、望まれているのがF2.8より1段階暗いF4の14-24mm、24-70mm、70-200mmであるが、広角側を受け持つAF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VRがつい先頃発売になった(おおよそ12万円と14-24mm F2.8のほぼ半額)が他の2本は残念ながらいずれも現在のニコンのラインナップには存在していない。ならば24-70mm F4、70-200mm F4が近々に登場するのではないかと期待した郷秋<Gauche>はCP+2010のニコンブースで聞いてみた。
「大三元ジュニア」を期待する声は確かにありますが、16-35mm f/4G ED VRは、大きさ・重量・価格のバランスを考えて設計したところ、たまたまF4になっただけであり「大三元ジュニア」あるいは「F4トリオ」を意識して設計したものではないとのお答え。そう云ってもニコンが利益率の高いフルサイズ機の更なる拡販を考えるのならば「F4トリオ」は「大三元」に次ぐ必須のラインナップのはずである。
もっともニコンの担当者としても組織の一員である以上、口止めされているにも関わらず「年内には24-70mm F4、70-200mm F4も出ますよ」とは口が裂けても云えないだろうな。ただ、ここで面白いのは「大三元」でVRが導入されているのはその効果が顕著な望遠ズームの70-200mm F2.8だけで、広角・標準両ズームには導入されていないが、F4の広角ズームにはVRが導入されたこと。
郷秋<Gauche>はニコン氏に、F2.8には入っていないし必要もないと思われるVRを、なぜ16-35mm F4に導入したのか、VRを止めれば10万円を切る価格も可能だったのではないかと聞いてみたが、「この焦点距離域でもVRは有効だし必要である」との答え。ならば14-24mm F2.8G、24-70mm F2.8GにもVRを搭載すればよかったではないかと云いたかったけれど、次の方が郷秋<Gauche>の背後でお待ちだったので止めにして、キヤノンのブースに向かったのでした。
今日の一枚は、例によって記事本文とは何の関係もないCP+2010のキヤノンのブースで撮ったもの。ニコンの試し撮りの被写体は熱帯魚だったけれど、キヤノンはお嬢さんが三人。遊園地よろしくクルクル回るコーヒーカップのセットの上で笑顔を振りまいていた。この辺りのセンスと云うのか戦略が、ニコンに対するキヤノンのアドバンテージなのかな。
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鶴岡八幡宮の大銀杏の続々々報
案の定、神奈川新聞は今日も鶴岡八幡宮の倒壊した大銀杏のその後を報じていた。それによると、根元から4メートルで切断された幹(約17トン!)がクレーンで吊られて、元あった場所から7メートル西に空けられた穴に植え直されたとの事。クレーンで吊られた幹の写真が添えられていたが、幹の内部には太さの半分ほどの空洞が見て取れる痛々しい姿であった。ひとたび「神木」とされると、老いさらばえた姿までも晒し、それでも再生の期待を一心に受け止めなければならないのかと思うと、他人事(他木事)ながら気の毒である。
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ニコとミヒャエル、どっちが偉い?
2010年F1開幕戦、バーレーンGPが終わった。終わってみれば、走らぬルノーで2年間を過ごしたフェルナンド・アロンソがフェラーリ移籍の初戦を優勝で飾っていた。あるいはベッテル=レッドブルの失速による「たなぼた」ではないかと云う方もおられるかもしれないがさに非ず。速いだけではなく信頼性の高いマシンを作れるチームに移籍したアロンソの「勝ち」なのである。
昨年7月のレース中の事故による怪我から8ヶ月ぶりにレースに復帰したフェリッペ・マッサの2位も見事。長い治療とリハビリに耐え、モチベーションを高く持ち続けた結果の2位である。若いハミルトンの登場により翻弄された2008年の彼の走りを酷評した郷秋<Gauche>であったが、バーレーンでのレースを見てその評価は一気に高まったぞ。
開幕前から4強と云われたフェラーリ、マクラーレン、レッドブル、メルセデスの4チーム8台(人)がしっかり上位8番手までを占める結果となった。チーム数が増えることから10位までにポイントが与えられることになった2010年F1だが、最後の二枠に食い込んだのがフォースインディアのリウッツィとウィルアムズのバリチェロ。最後の2ポイント、1ポイントを巡る戦いは今後も熾烈なものになりそうだ。
さて、2010年初戦の郷秋<Gauche>的ポイントは、なんと云ってもメルセデスGPの二人のドライバー、ニコ・ロズベルクとミヒャエル・シューマッハのチームメイト対決である。4年ぶりにF1復帰するビッグネーム、ミヒャエル・シューマッハの影に隠れしてまったニコとしては結果でアピールするしかなかったわけだが、予選から決勝まで、完璧にミヒャエルを押さえ込むことに成功した。偉いぞニコ!
一方ミヒャエルはと云えば、予選から終止ニコに先行され決勝もニコの5位に続く6位だったわけだが、考えてもみればニコはデビュー以来既に5シーズン目となる、もはや中堅。方やミヒャエルは4年ぶりのレース。もしニコが2位でミヒャエルが6位ならば「元」皇帝の不甲斐無さを声高に叫べばよいが、1時間39分20秒のレースを走り終わって僅か4秒差の4-5位となると「偉いぞニコ!」とばかりも云ってはおられぬだろうな。次戦ではニコ-ミヒャエルの順が逆転するだろうと、郷秋<Gauche>は予言しておく。
今日の一枚は、例によって記事本文とは何の関係もないCP+2010のニコンブースで撮った一枚。ニコンのブースにはこんなものを験し撮りするためのコーナーまで用意されていた。「ヘ~~ッ!」である。ちなみに35mm換算で52mm、ISO1250、F5.6、1/100。
昨年7月のレース中の事故による怪我から8ヶ月ぶりにレースに復帰したフェリッペ・マッサの2位も見事。長い治療とリハビリに耐え、モチベーションを高く持ち続けた結果の2位である。若いハミルトンの登場により翻弄された2008年の彼の走りを酷評した郷秋<Gauche>であったが、バーレーンでのレースを見てその評価は一気に高まったぞ。
開幕前から4強と云われたフェラーリ、マクラーレン、レッドブル、メルセデスの4チーム8台(人)がしっかり上位8番手までを占める結果となった。チーム数が増えることから10位までにポイントが与えられることになった2010年F1だが、最後の二枠に食い込んだのがフォースインディアのリウッツィとウィルアムズのバリチェロ。最後の2ポイント、1ポイントを巡る戦いは今後も熾烈なものになりそうだ。
さて、2010年初戦の郷秋<Gauche>的ポイントは、なんと云ってもメルセデスGPの二人のドライバー、ニコ・ロズベルクとミヒャエル・シューマッハのチームメイト対決である。4年ぶりにF1復帰するビッグネーム、ミヒャエル・シューマッハの影に隠れしてまったニコとしては結果でアピールするしかなかったわけだが、予選から決勝まで、完璧にミヒャエルを押さえ込むことに成功した。偉いぞニコ!
一方ミヒャエルはと云えば、予選から終止ニコに先行され決勝もニコの5位に続く6位だったわけだが、考えてもみればニコはデビュー以来既に5シーズン目となる、もはや中堅。方やミヒャエルは4年ぶりのレース。もしニコが2位でミヒャエルが6位ならば「元」皇帝の不甲斐無さを声高に叫べばよいが、1時間39分20秒のレースを走り終わって僅か4秒差の4-5位となると「偉いぞニコ!」とばかりも云ってはおられぬだろうな。次戦ではニコ-ミヒャエルの順が逆転するだろうと、郷秋<Gauche>は予言しておく。
今日の一枚は、例によって記事本文とは何の関係もないCP+2010のニコンブースで撮った一枚。ニコンのブースにはこんなものを験し撮りするためのコーナーまで用意されていた。「ヘ~~ッ!」である。ちなみに35mm換算で52mm、ISO1250、F5.6、1/100。
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鶴岡八幡宮の大銀杏の続々報
たかが銀杏、されど銀杏。神奈川県内では一本の銀杏の木が倒壊したことについて、もう4日も経つと云うのに、いまだにその続報が新聞紙面(神奈川新聞のことだ)を賑わせている。
郷秋<Gauche>は、倒壊した銀杏の木の上部を切って挿し木にするのかと思っていたが、これは間違いで、根元から4メートルのところで切断し、この下の部分を移植し再生を目指すと云う。再生の指導に当たる東京農業大学の浜野周泰教授によれば再生の確立は90%とのこと。これとは別に倒壊した根の部分からのひこばえも期待でき、同時に倒壊した部分の枝を使った挿し木が既に400鉢あり、これも再生に向けて着手しているようである。
大銀杏の再生に向けて凄まじい精力が注がれているわけだがこれらすべて、倒壊した銀杏の木が「神木」、つまり神の宿った木、あるいは「神」そのものだからなのだという。大銀杏の再生に向けて凄まじい努力はすべて神の再生であるわけで、樹木にも神が宿っている、あるいはその樹木が「神」そのものであると信ずる人にとっては実に切実なことなのだろう。
ここで郷秋<Gauche>が気になるのは、伊勢神宮の社殿を20年毎に作り直す式年遷宮との関係である。社殿が神の住まいであるならば、これは倒壊した大銀杏同様、補修しながらでも末代までその姿を伝えなければならないのではないかと云う気がするのだが、一方、大銀杏は神そのものであり、社殿は神の住まいだとすれば、20年毎に建て替え常に清浄な住まいを神に提供することとの差を見出すことが出来ることになるのかな。
郷秋<Gauche>は、倒壊した銀杏の木の上部を切って挿し木にするのかと思っていたが、これは間違いで、根元から4メートルのところで切断し、この下の部分を移植し再生を目指すと云う。再生の指導に当たる東京農業大学の浜野周泰教授によれば再生の確立は90%とのこと。これとは別に倒壊した根の部分からのひこばえも期待でき、同時に倒壊した部分の枝を使った挿し木が既に400鉢あり、これも再生に向けて着手しているようである。
大銀杏の再生に向けて凄まじい精力が注がれているわけだがこれらすべて、倒壊した銀杏の木が「神木」、つまり神の宿った木、あるいは「神」そのものだからなのだという。大銀杏の再生に向けて凄まじい努力はすべて神の再生であるわけで、樹木にも神が宿っている、あるいはその樹木が「神」そのものであると信ずる人にとっては実に切実なことなのだろう。
ここで郷秋<Gauche>が気になるのは、伊勢神宮の社殿を20年毎に作り直す式年遷宮との関係である。社殿が神の住まいであるならば、これは倒壊した大銀杏同様、補修しながらでも末代までその姿を伝えなければならないのではないかと云う気がするのだが、一方、大銀杏は神そのものであり、社殿は神の住まいだとすれば、20年毎に建て替え常に清浄な住まいを神に提供することとの差を見出すことが出来ることになるのかな。
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PENTAX 645Dは1時間待ち!
横浜みなとみらいで開催されていたCP+2010も今日で4日間の会期が終了したが、昨年のPIE2009よりも入場者が多かったようで、まずは同慶の至りである。さて、そのCP+2010、Nikon(ニコン)からD700の後継機種(もっぱらD900と云われている)の発表がなかったことから郷秋<Gauche>的には今ひとつ盛り上がりに欠けたのであったが、一般的に最も注目を集めたのは、郷秋<Gauche>も11日の記事で触れたPENTAX 645Dであったようである。
Digital Camera.jpの今日(14日)付けの記事によれば、一人5分間に制限された645D体験の為に最長1時間の待ち行列が出来たとか。まるでディズニーランドのようではあるけれど、それだけ注目されたということはDSLRのシェア下落傾向のPENTAXにとってはめでたい話である。まっ、実際の販売に結びつくかどうかは判らないが。
さて、CP+のタイミングで登場したかったD900がいる登場するのか。正確な時期は知る由もないが、Nikon Rumorsでちょっとしたヒントを見つけた。
New discount for employees who work for Nikon camera dealers: Nikon D700 for $1,999. This offer is valid till April 30th, 2010.
ニコンの販売店従業員を対象に4月末日までD700が僅か18万円で販売されるというのである。18万円と云えばちょっと前のD300Sの価格である。これはもう在庫処分だな。となると、この廉売期間終了後にニューモデルが登場すると考えるのが普通だろう。日本においては折りしも夏のボーナス商戦が始まる頃でもあり、この時期での登場が大いに期待できる、のではないだろうか。
今日の一枚は、CP+見学後に桜木町駅までの道すがら、高層ビルを見上げて撮ったもの。いかにも郷秋<Gauche>のワンパターン振りが見える写真だ(^^;
Digital Camera.jpの今日(14日)付けの記事によれば、一人5分間に制限された645D体験の為に最長1時間の待ち行列が出来たとか。まるでディズニーランドのようではあるけれど、それだけ注目されたということはDSLRのシェア下落傾向のPENTAXにとってはめでたい話である。まっ、実際の販売に結びつくかどうかは判らないが。
さて、CP+のタイミングで登場したかったD900がいる登場するのか。正確な時期は知る由もないが、Nikon Rumorsでちょっとしたヒントを見つけた。
New discount for employees who work for Nikon camera dealers: Nikon D700 for $1,999. This offer is valid till April 30th, 2010.
ニコンの販売店従業員を対象に4月末日までD700が僅か18万円で販売されるというのである。18万円と云えばちょっと前のD300Sの価格である。これはもう在庫処分だな。となると、この廉売期間終了後にニューモデルが登場すると考えるのが普通だろう。日本においては折りしも夏のボーナス商戦が始まる頃でもあり、この時期での登場が大いに期待できる、のではないだろうか。
今日の一枚は、CP+見学後に桜木町駅までの道すがら、高層ビルを見上げて撮ったもの。いかにも郷秋<Gauche>のワンパターン振りが見える写真だ(^^;
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CP+2010の一番の目玉はこれ?
既に多くのメディアで取り上げられているので今更郷秋<Gauche>が紹介するまでもないSONY(ソニー)のAPS-Cセンサーを持つレンズ交換方式の一眼カメラ(のモックアップ)である。裏面照射CMOSセンサーを採用することから高感度時のノイズが少ないのが大きなメリットと云われているが、やはりその最大の関心はOLYMPUS(オリンパス) E-P1&2同様の成り立ちながらM4/3(マイクロ・フォーサーズ)の1.6倍の面積のセンサーを持つことである。
ミラーレスということはE-P1&2同様、フランジバックが短いことからアダプタを介してSONY製品以外の多くの種類のレンズを装着する事が出来ることになる。郷秋<Gauche>としてはこの手のカメラボディでマニュアルフォーカス(MF)での撮影がどれ程の意味があるかと思っていたのだが、同じMFでも例えばチルトやシフトの出来るアダプタが登場するに至っては、注目せざるを得ない感じではある(詳細はこちらを参照)。
そう云えばオリンパスのブースでは「レンズ・バー」と称して、オリンパス製品のみならずレンジファインダー用の名玉を揃えて体験できるコーナーを用意していたな。郷秋<Gauche>はチラリとのぞいただけで試してはみなかったけれど。新しいE-PL1を中心にした、どちらかと云うと「女子向き」なオリンパスのブースだったけれど、CP+の会場まで足を運ぼうかと云うコアなカメラファンにとって「レンズ・バー」は嬉しいコーナーであったことは間違いないだろう。
面白いのは、オリンパスの「レンズ・バー」もそうだしニコンのブースもそうだったんだけれど、各種のレンズを試す事が出来るけれど、ボディはメーカー側が用意したものにしか使う事が出来なかったこと。例えば郷秋<Gauche>がD300を持っていてもE-P2を持っていても自分のボディで試す事は出来なかった。一方、SIGMA(シグマ)では自分のカメラに好きなレンズを装着して試し撮りする事が出来た。これがメジャーメーカーとサードパーティの違いということなんだろうな。
ちなみにシグマのブースでは12-24mm F4.5-5.6を試してきた。D300用の超広角ズームレンズとしてはシグマの10-20mm F4.5-5.6(35mm換算では15-30mm)を使っているがフルサイズ(勿論D900の事だ!)に移行した時のための偵察である。使ってみた感じは悪くなかったが最大の難点はフィルターが使えないこと。保護用のフィルターは止むを得ないとしてもPLが使えないのは致命的かな?
このレンジのレンズはNikon(ニコン)の純正である16-35mm F4G ED VR は、最新のレンズとしては画質に「問題あり」との評価があるし、かと云って14-24mm F2.8G EDはデカ過ぎかつ高価過ぎだし、シグマの12-24同様フィルターが使えない。となると旧製品とはなるが17-35mm F2.8Dの中古を探すことになるのかな?
今日の一枚はソニーが2010年中には発表するとしているAPS-Sセンサーを持つレンズ交換方式のカメラのモックアップ。
ミラーレスということはE-P1&2同様、フランジバックが短いことからアダプタを介してSONY製品以外の多くの種類のレンズを装着する事が出来ることになる。郷秋<Gauche>としてはこの手のカメラボディでマニュアルフォーカス(MF)での撮影がどれ程の意味があるかと思っていたのだが、同じMFでも例えばチルトやシフトの出来るアダプタが登場するに至っては、注目せざるを得ない感じではある(詳細はこちらを参照)。
そう云えばオリンパスのブースでは「レンズ・バー」と称して、オリンパス製品のみならずレンジファインダー用の名玉を揃えて体験できるコーナーを用意していたな。郷秋<Gauche>はチラリとのぞいただけで試してはみなかったけれど。新しいE-PL1を中心にした、どちらかと云うと「女子向き」なオリンパスのブースだったけれど、CP+の会場まで足を運ぼうかと云うコアなカメラファンにとって「レンズ・バー」は嬉しいコーナーであったことは間違いないだろう。
面白いのは、オリンパスの「レンズ・バー」もそうだしニコンのブースもそうだったんだけれど、各種のレンズを試す事が出来るけれど、ボディはメーカー側が用意したものにしか使う事が出来なかったこと。例えば郷秋<Gauche>がD300を持っていてもE-P2を持っていても自分のボディで試す事は出来なかった。一方、SIGMA(シグマ)では自分のカメラに好きなレンズを装着して試し撮りする事が出来た。これがメジャーメーカーとサードパーティの違いということなんだろうな。
ちなみにシグマのブースでは12-24mm F4.5-5.6を試してきた。D300用の超広角ズームレンズとしてはシグマの10-20mm F4.5-5.6(35mm換算では15-30mm)を使っているがフルサイズ(勿論D900の事だ!)に移行した時のための偵察である。使ってみた感じは悪くなかったが最大の難点はフィルターが使えないこと。保護用のフィルターは止むを得ないとしてもPLが使えないのは致命的かな?
このレンジのレンズはNikon(ニコン)の純正である16-35mm F4G ED VR は、最新のレンズとしては画質に「問題あり」との評価があるし、かと云って14-24mm F2.8G EDはデカ過ぎかつ高価過ぎだし、シグマの12-24同様フィルターが使えない。となると旧製品とはなるが17-35mm F2.8Dの中古を探すことになるのかな?
今日の一枚はソニーが2010年中には発表するとしているAPS-Sセンサーを持つレンズ交換方式のカメラのモックアップ。
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ほ~~っ、メルセデス、やりますな
バーレーンGPのフリー2でメルセデスが1-3。残念ながらと云うのか若いチームメイトに花を持たせてあげたと云うべきか、ロズベルクがトップでミヒャエルが3番手。二人の間に割って入ったのはマクラーレンのハミルトンで4番手がバトン。う~~ん、初戦の初日から今シーズンの縮図か?
フェラーリは7位にマッサ、9位にアロンソ。小林はチームメイトのデ・ラ・ロサ直後の11番手とまずまずの位置。それにしてもロータス、ヴァージン、HRTは遅過ぎますな。これじゃ2クラス混走。ツーリングカーでは可能でも、ここまでタイム差があるとF1では危険なんじゃないのかなぁ?
フェラーリは7位にマッサ、9位にアロンソ。小林はチームメイトのデ・ラ・ロサ直後の11番手とまずまずの位置。それにしてもロータス、ヴァージン、HRTは遅過ぎますな。これじゃ2クラス混走。ツーリングカーでは可能でも、ここまでタイム差があるとF1では危険なんじゃないのかなぁ?
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人為的な再生が果たして必要なのか
昨日の二つ目の記事として「鎌倉、鶴岡八幡宮の大銀杏が倒壊」と題する極小文を書いた。まっ、その時にはこの騒動もすぐに終わるだろうと思っていた郷秋<Gauche>であったが、これが大間違いであった事を今朝の神奈川新聞を見て気付いた。
今日の神奈川新聞1面と22面は倒壊した大銀杏を何らかの形で後世に残すために、神奈川県知事が八幡宮と県・鎌倉市の三者による検討会設置を提案し、八幡宮宮司も同意した事をが伝えている。具体的には、倒壊した幹の一部を植え直す、倒壊した老木の根元からこの春に新たな芽生えを期待する、更には最新の遺伝子工学技術を用いて同じDNAを持つ銀杏の再生も検討されているようである。
しかしだ、倒壊した根元からの「ひこばえ」ならともかく、倒木の一部を植え直す(つまり挿し木だろう)とか遺伝子工学技術を使ってまで再生する必要があるのか、郷秋<Gauche>には疑問だぞ。「ひこばえ」が育つのだとすれば、それは老木が倒れた後に若木が育つという自然の摂理であるが、人為的な再生を試みる事が果たして自然の摂理に適うことなのだろうか。
鶴岡八幡宮の大銀杏再生は、湿原や滝などの景観保全と同じ問題を抱えているのではないかと思えてならない。例えば、ある美しい湿原があったとしよう。その湿原か乾き始め樹木が生え、美しい湿原の景色が喪われようとすると、人はその湿原(の、人が見て美しいと感じる景色)を守る為に、近くの川の水を引き入れるなど、湿原を「守る」策を講じる。
勿論郷秋<Gauche>は自然環境の専門家ではないけれど、湿原は、その場所の植生が最終的に行き着くまでの過渡期に現れた一過性(と云っても数十年とか数百年のスパンでの話だ)の状況であり、自然はその地にあった最終的な姿に向かって少しずつ進んでいくはずである。その進み具合と人が見て美しいと思う景色とはなんら関係がないはずである。ある湿原の渇きを止めることは、自然が行こうとしている流れに人が竿押さす行為に他ならないのではないだろうか。
名瀑がある。これとて数千年あるいは数億年前に出来た地表のずれによってたまたま出来たもので、それを人間が見て美しいと思ったから「名瀑」なのである。自然にとっては、地表のずれによって生まれた単なる水の流れの一つでしかないはずである。ところがこの名瀑の廻りの岩が崩れそうになると、人は岩の奥側にトンネルを掘り、崩れようとする岩を内側から止め支えようとする。自然に崩落させればよいではないか。
地表が隆起して出来た荒々しい山々は億単位の年月の風雪によりなだらかな山地に変わっていくのだと大昔に習った気がする。ならば、名瀑の廻りの岩が崩落するのも険しい地表の段差がなだらかにものに移り行く自然の営みの一つのはずである。「名瀑」の景観を守る為にその崩落を人為的に止めることは、地球の営みを止めようとすることではないのか。
湿原が乾き森となるのも、地表の大きな段差が崩落によりよりなだらかなものに変化するのも地球の営み。人が作った石垣や城郭、寺院の崩落を補修するのとは次元が違う話だろう。大銀杏は千年にも及ぶその命を全うし倒壊したのである。そのままにして置けばよい。倒壊した後から新たな芽生えがあるのならばそれを大切に育てれば良い。これまでの景観を少しでの保ちたいと思うのならば、運べる限りの大きな銀杏を移植すれば良いだけのことである。
昨日は「こちらをご覧あれ」と書いたけれど、面倒な方もおいでになるだろから、二度目の登場であるが昨日、今日の話題となっている大銀杏の写真をここにもおいておくことにする。
今日の神奈川新聞1面と22面は倒壊した大銀杏を何らかの形で後世に残すために、神奈川県知事が八幡宮と県・鎌倉市の三者による検討会設置を提案し、八幡宮宮司も同意した事をが伝えている。具体的には、倒壊した幹の一部を植え直す、倒壊した老木の根元からこの春に新たな芽生えを期待する、更には最新の遺伝子工学技術を用いて同じDNAを持つ銀杏の再生も検討されているようである。
しかしだ、倒壊した根元からの「ひこばえ」ならともかく、倒木の一部を植え直す(つまり挿し木だろう)とか遺伝子工学技術を使ってまで再生する必要があるのか、郷秋<Gauche>には疑問だぞ。「ひこばえ」が育つのだとすれば、それは老木が倒れた後に若木が育つという自然の摂理であるが、人為的な再生を試みる事が果たして自然の摂理に適うことなのだろうか。
鶴岡八幡宮の大銀杏再生は、湿原や滝などの景観保全と同じ問題を抱えているのではないかと思えてならない。例えば、ある美しい湿原があったとしよう。その湿原か乾き始め樹木が生え、美しい湿原の景色が喪われようとすると、人はその湿原(の、人が見て美しいと感じる景色)を守る為に、近くの川の水を引き入れるなど、湿原を「守る」策を講じる。
勿論郷秋<Gauche>は自然環境の専門家ではないけれど、湿原は、その場所の植生が最終的に行き着くまでの過渡期に現れた一過性(と云っても数十年とか数百年のスパンでの話だ)の状況であり、自然はその地にあった最終的な姿に向かって少しずつ進んでいくはずである。その進み具合と人が見て美しいと思う景色とはなんら関係がないはずである。ある湿原の渇きを止めることは、自然が行こうとしている流れに人が竿押さす行為に他ならないのではないだろうか。
名瀑がある。これとて数千年あるいは数億年前に出来た地表のずれによってたまたま出来たもので、それを人間が見て美しいと思ったから「名瀑」なのである。自然にとっては、地表のずれによって生まれた単なる水の流れの一つでしかないはずである。ところがこの名瀑の廻りの岩が崩れそうになると、人は岩の奥側にトンネルを掘り、崩れようとする岩を内側から止め支えようとする。自然に崩落させればよいではないか。
地表が隆起して出来た荒々しい山々は億単位の年月の風雪によりなだらかな山地に変わっていくのだと大昔に習った気がする。ならば、名瀑の廻りの岩が崩落するのも険しい地表の段差がなだらかにものに移り行く自然の営みの一つのはずである。「名瀑」の景観を守る為にその崩落を人為的に止めることは、地球の営みを止めようとすることではないのか。
湿原が乾き森となるのも、地表の大きな段差が崩落によりよりなだらかなものに変化するのも地球の営み。人が作った石垣や城郭、寺院の崩落を補修するのとは次元が違う話だろう。大銀杏は千年にも及ぶその命を全うし倒壊したのである。そのままにして置けばよい。倒壊した後から新たな芽生えがあるのならばそれを大切に育てれば良い。これまでの景観を少しでの保ちたいと思うのならば、運べる限りの大きな銀杏を移植すれば良いだけのことである。
昨日は「こちらをご覧あれ」と書いたけれど、面倒な方もおいでになるだろから、二度目の登場であるが昨日、今日の話題となっている大銀杏の写真をここにもおいておくことにする。
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鎌倉、鶴岡八幡宮の大銀杏が倒壊
昨日(3月10日)の早朝、折からの風雪に耐えかねて、樹齢1000年とも云われる大銀杏が倒壊したとの報道。文字通り長年にわたり親しまれてきただけに惜しむ声が多いのはわかるが人に寿命があるように、いかに長生きの樹木と云えども寿命はある。残念でもそれが自然の摂理。
1219年の鎌倉幕府の3代目将軍源実朝暗殺を目撃したと伝えられる大銀杏だが、暗殺した公暁が隠れていたのだとすれば当時既に大老木であり、今回倒壊した銀杏は二代目ではないかとも云われている。ならば三代目を植えればよいではないか。樹齢50年の木を2010年に移植したと記録して。
ちなみに郷秋<Gauche>のblogにも一度だけだがこの大銀杏が登場したことがある。もちらをご覧あれ。例によって記事本文は写真とは何の関係もない。悪しからず。
1219年の鎌倉幕府の3代目将軍源実朝暗殺を目撃したと伝えられる大銀杏だが、暗殺した公暁が隠れていたのだとすれば当時既に大老木であり、今回倒壊した銀杏は二代目ではないかとも云われている。ならば三代目を植えればよいではないか。樹齢50年の木を2010年に移植したと記録して。
ちなみに郷秋<Gauche>のblogにも一度だけだがこの大銀杏が登場したことがある。もちらをご覧あれ。例によって記事本文は写真とは何の関係もない。悪しからず。
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CP+2010開幕
行って来ましたよ。横浜の山の中から横浜の「みなとみらい」まで。同じ市内と云っても結構時間がかかりますが、それでも晴海や幕張と比べればずっと近い。なんと云ってもなるせの森の尾根筋からはアンドマークタワーが見えるわけですから、そう云う距離だということですね。
随分と楽しみに待っていたわけですが、残念ながら余り心ときめきませんでした。理由は簡単で、CP+で発表されるのではないかと考えていたNikon(ニコン)D700の後継機(もっぱらD900だと云われている)が結局は登場しなかったからです。まっこと残念です。まっ、ショーの性格もあるし、最近ではわざわざショーにタイミングを合わせて発表しなくてもネット上で大々的に発表できますからね。
CP+で目新しかったのはPENTAX(ペンタックス)の645Dと、モックアップでしたがSONYのレンズ交換方式のAPS-Cくらいだったでしょうか。645Dは実際に触る事が出来るようになっていて、「中蛇」の列が出来ていました。郷秋<Gauche>の645Dの売れ具合については懐疑的でしたが、今日の行列を見た限りでは、その注目度はかなりのものでした。
各メーカーのブースの前では「こうやって撮るといいんですよ」的なレクチャーを、時にそのメーカーの製品のPRを交えながら手馴れた感じで開催していました。内容的にはありきたりではありますが、雑誌やムック本を読んでもなかなか理解しにくい部分も作例の画像を使って上手に説明してくれますので初心者にとっては参考になるかな。予約制だったようですが、ニコンが「女子カメラ」講座を開催していたのにはちょっとびっくりしました。
人混みの苦手な郷秋<Gauche>としてはこう云うところに出かけるのは実に珍しいのですが、まっ、たまに出かけると「なるほど、こう云うものはこう云うものなのか」と感心しきり。モーターショーなどではクルマそっちのけで(イベント)コンパニオンにばかりレンズを向ける輩が多いようですが、カメラのショーでもいるんですね。
まっ、彼女たちの方も慣れたものでカメラを向けられると職業的な笑みを浮かべポーズを取っていました。モーターショーと違って、さすがに携帯電話のカメラで撮っている人見かけませんでしたね。プロまがいの機材で撮っている人が多かったのはさすがにカメラーショーと云うところでしょうね。
今日の一枚は、CP+の会場の手前で撮ったもの。
随分と楽しみに待っていたわけですが、残念ながら余り心ときめきませんでした。理由は簡単で、CP+で発表されるのではないかと考えていたNikon(ニコン)D700の後継機(もっぱらD900だと云われている)が結局は登場しなかったからです。まっこと残念です。まっ、ショーの性格もあるし、最近ではわざわざショーにタイミングを合わせて発表しなくてもネット上で大々的に発表できますからね。
CP+で目新しかったのはPENTAX(ペンタックス)の645Dと、モックアップでしたがSONYのレンズ交換方式のAPS-Cくらいだったでしょうか。645Dは実際に触る事が出来るようになっていて、「中蛇」の列が出来ていました。郷秋<Gauche>の645Dの売れ具合については懐疑的でしたが、今日の行列を見た限りでは、その注目度はかなりのものでした。
各メーカーのブースの前では「こうやって撮るといいんですよ」的なレクチャーを、時にそのメーカーの製品のPRを交えながら手馴れた感じで開催していました。内容的にはありきたりではありますが、雑誌やムック本を読んでもなかなか理解しにくい部分も作例の画像を使って上手に説明してくれますので初心者にとっては参考になるかな。予約制だったようですが、ニコンが「女子カメラ」講座を開催していたのにはちょっとびっくりしました。
人混みの苦手な郷秋<Gauche>としてはこう云うところに出かけるのは実に珍しいのですが、まっ、たまに出かけると「なるほど、こう云うものはこう云うものなのか」と感心しきり。モーターショーなどではクルマそっちのけで(イベント)コンパニオンにばかりレンズを向ける輩が多いようですが、カメラのショーでもいるんですね。
まっ、彼女たちの方も慣れたものでカメラを向けられると職業的な笑みを浮かべポーズを取っていました。モーターショーと違って、さすがに携帯電話のカメラで撮っている人見かけませんでしたね。プロまがいの機材で撮っている人が多かったのはさすがにカメラーショーと云うところでしょうね。
今日の一枚は、CP+の会場の手前で撮ったもの。
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小林可夢偉は実力でザウバーのシートを手に入れた
いよいよ明日、待ちに待ったF1 2010シーズンが開幕するが、驚きのニュースが一つ。小林可夢偉がレギュラードライバーとして参戦するザウバーが大手スポンサー無し、つまりほとんど白いままのボディーで開幕戦を戦うようである。
これについてチーム側は、昨年12に参戦が認められたが大手のスポンサーを見つけるには既に時期が遅かったと説明している。郷秋<Gauche>としてはペドロ・デ・ラ・ロサあるいは小林可夢偉(と云うよりトヨタ)がスポンサーを持ち込んでいるものと思っていた。しかしチームは「両ドライバーはスポンサーを持ち込んでいない。そのドライビングの実力によって雇った」と明言。
可夢偉、大したものだぞ。こういう雇われ方をした初めての日本人F1ドライバーと云っても間違いないだろう。郷秋<Gauche>は「コネも親の七光りも実力のうち」と考えているが、まったく自分の力だけでF1のシートを我が物とした可夢偉の実力は「並じゃない」と云う事だな。
これについてチーム側は、昨年12に参戦が認められたが大手のスポンサーを見つけるには既に時期が遅かったと説明している。郷秋<Gauche>としてはペドロ・デ・ラ・ロサあるいは小林可夢偉(と云うよりトヨタ)がスポンサーを持ち込んでいるものと思っていた。しかしチームは「両ドライバーはスポンサーを持ち込んでいない。そのドライビングの実力によって雇った」と明言。
可夢偉、大したものだぞ。こういう雇われ方をした初めての日本人F1ドライバーと云っても間違いないだろう。郷秋<Gauche>は「コネも親の七光りも実力のうち」と考えているが、まったく自分の力だけでF1のシートを我が物とした可夢偉の実力は「並じゃない」と云う事だな。
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PENTAX 645D発表!
昨日、 PENTAX(ペンタックス)の中判デジタル、645DがCP+2010(3/11~14横浜みなとみらい、パシフィコ横浜で開催)でその全貌を現しそうだと書いたばかりだが、今日の午後になってペンタックスから正式に発表されたようである(発売は5月中旬)。
郷秋<Gauche>が一番気にしていた価格は「オープン」とされているが、実売価格はおそらく80万円半ばだろうと云うのが大方の予想。郷秋<Gauche>は130万円程度ではないかと予想していたが、Nikon(ニコン)D3Xとほぼ同じ価格での登場には驚くばかりだ。
驚きの二つ目は、記憶媒体として信頼性とスピードで勝るCFではなくSDカード(のディアルスロット)を選んだこと。おそらくRAWでの一コマが100MB近くの容量になることから、コストパフォーマンスに優れたSDを選んだのものと思われるが、対応はSDHCまででSDXCは使用できない。この辺りの詰めの甘さがいかにもペンタックスらしいといってはファンに叱られるか。
なお、撮像体にはコダック製のCCDを採用。昨日、ノイズに対しては有利と書いたが、はやりスタジオや三脚を使っての風景写真をメインに想定したようでISO感度は200~1000まで。高感度は機動性に勝る35mmフルサイズに任せたというところだろう。
メーカーが想定する生産数量は当初月産500台とのこと。昨日書いたので繰り返さないが、果たして毎月500人もの人がこのカメラを欲しがるのか、郷秋<Gauche>には大いに疑問であるが、予想を大きく下回る価格であることからそれなりの需要はあるのかも知れないな。要注目。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、6日にご覧頂いた山茱萸(さんしゅゆ)の花のUp。ただし、6日のものは東京都下某所の老木で、今日のはなるせの森の畑の端に植えられていた若木。
郷秋<Gauche>が一番気にしていた価格は「オープン」とされているが、実売価格はおそらく80万円半ばだろうと云うのが大方の予想。郷秋<Gauche>は130万円程度ではないかと予想していたが、Nikon(ニコン)D3Xとほぼ同じ価格での登場には驚くばかりだ。
驚きの二つ目は、記憶媒体として信頼性とスピードで勝るCFではなくSDカード(のディアルスロット)を選んだこと。おそらくRAWでの一コマが100MB近くの容量になることから、コストパフォーマンスに優れたSDを選んだのものと思われるが、対応はSDHCまででSDXCは使用できない。この辺りの詰めの甘さがいかにもペンタックスらしいといってはファンに叱られるか。
なお、撮像体にはコダック製のCCDを採用。昨日、ノイズに対しては有利と書いたが、はやりスタジオや三脚を使っての風景写真をメインに想定したようでISO感度は200~1000まで。高感度は機動性に勝る35mmフルサイズに任せたというところだろう。
メーカーが想定する生産数量は当初月産500台とのこと。昨日書いたので繰り返さないが、果たして毎月500人もの人がこのカメラを欲しがるのか、郷秋<Gauche>には大いに疑問であるが、予想を大きく下回る価格であることからそれなりの需要はあるのかも知れないな。要注目。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、6日にご覧頂いた山茱萸(さんしゅゆ)の花のUp。ただし、6日のものは東京都下某所の老木で、今日のはなるせの森の畑の端に植えられていた若木。
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