このところの猛暑には耐えられません。
そういえば、北京も暑かった。着ている服が汗だくになってしまう暑さでした。
北京には、清朝末期に権勢を誇った西太后ゆかりのものがたくさんあります。
これは、故宮博物館内に展示されていた西太后の書です。
龍は中国神話上の生き物であり、皇帝のシンボルということです。
堂々としています。のびやかです。
書のことはわかりませんが、なかなかの筆と思います。
やはり女性でしょうか?
ですが、龍という文字を選んだこと自体、彼女の野心を表しているのでしょう。
死の前に、ラストエンペラーの薄儀を宣統帝として擁立したのも彼女です。
最後の最後まで権力に執着していたのでしょう。
この猛暑を忘れ、超大物になったつもりになりましょう(あまり関係ありませんが)。
赤に、ゴールドに、黒墨色、これは書というよりは画でしょうか。
いくら見ていても飽きないように思います。