車窓から眺める南イタリア、シチリアの景色はとてもきれいでした。
野山を覆うエバーグリーンの草のせいだと思う。
数か所で風力発電機・プロペラ風車を見た。高速道路のすぐそばである。
ここも同じに見える。しかし・・・
モンテ・カッシーノである。ローマ空港に行く途中である。
第二次大戦中の1944年1月~5月の間、連合軍とドイツ軍の間で激しい戦闘が
行われた場所である。
山頂にあるモンテ・カッシーノ修道院は、連合軍によって破壊された。
戦後修復された。
なお、この修道院は由緒があり、貴重な写本や芸術品等があったという。
ドイツ軍の手によって事前にバチカンに移送されていたので破壊から逃れたという。
ドイツとイタリアは同盟国だったんだ。
聞かなきゃわかない。のどかな春の風景の裏に悲劇的な事件があったことは・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
シチリアではあちこちでみる植物である。特に真ん中の大きな丸い形のサボテンは
ベランダなどでも見られた。
モロッコで見た印象が鮮明な記憶として残っている。
街路樹や庭木として使われているオレンジの木(食べられない)も最初は
モロッコで見たが、シチリアでもときどき見られた。
エバーグリーンで覆われていてもシチリアは乾燥しているということである。
・・・・・・・・
旅行記は肝心なところがまだ残っている。パレルモとモンレアーレである。