タイの洪水被害、ますますひどくなっています。
29日が最大に危機ということです。
見ていると、福島原発事故を思い出します。
対応、対策が後手後手にまわり、被害を大きくしているようです。
長期にわたる政治不在があり、その後、首相になったのは、
経験のないインラック首相です。
なんだか経験のない民主党政権の日本と似ています。
堤防の高さが2・5メートル、予測水位のピークは2・65メートル、
水が溢れる可能性が大きいことはいうまでもありませんが、
長期にわたる洪水被害の影響で堤防の地盤が緩み、
決壊する可能性もありわけです。
最悪の場合も考えておくべきと思います。
トルコで地震があったように、いつ大災害が起こるかわかりません。
ユーロの危機、超円高とコントロールが極めて困難な事態の発生も
いつ起こるかわかりません。
したがって、首相はもとより、政治家は、有名だから、素人感覚で、
というような安易な態度で選ぶべきではありません。
結局、多くは人災なんだと思います。
そして、それは被害を受けた国だけの問題ではありません。
日系企業の受けた被害は極めて甚大です。
政治は関係ないなど無責任ではなく、
自らの問題として国のあり方について、真剣に考えるべきでは
ないでしょうか。