ビンラディンの死亡写真については、頭を撃たれた死体の生々しい写真については
刺激をあたえるだけであり、新たなテロ誘発に繋がるとして
公開しないことを、オバマ大統領は公表していました。
本当に死んだのかについては、アルカイダが認めましたので、確認のための
証拠として公表する必要はなくなりました。
ですから、オバマの決断は、常識的だと思います。
しかし、保守系という米のNPO法人(行政や政治等の透明性、説明責任、コンプライアンス
を目的とする)が、写真等の情報公開を求めて訴訟を起こしたということです。
この訴訟に関しては、いかがなものかと、個人的には考えますが、
ただ、大統領の決定等政策に関して、訴訟を提起し、その当否を判断できるのは、
政治が勝手なことをしないという意味では、素晴らしいと思います。
政治が何をしてもいいというのではなく、司法によるチェックが気軽に利用できる
ことで、ある種のチェック機能が働くからです。
なお、いわゆる訴状も簡単にWEB上から取得できます。
この点でも日本は大幅に遅れています。
訴状の現物をクリックしてご覧になってください。
The case is Judicial Watch v. U.S. Department of Defense (1:11-cv-00890).
どのような結論になるかについては、フォローしてみたいです。