片倉館の「千人風呂」で温まった後、二階の休憩室で一休みし、ついでに昼食をいただくことにしました。
広い大浴場の上の階だけあって、休憩室も立派な造りにて、広々としています。ゆったりとした気分でくつろげます。
昼食は、軽くラーメンにしました。信州のラーメンは太麺が一般的で、スープは醤油系のアッサリ目が人気だそうです。ここ片倉館のラーメンも観光客のみならず地元民にも人気があるらしいので、今回試しにいただきました。外見は普通のラーメンなのですが、食べてみると、これイイかもな、という感想が沸きあがってまいります。
長野県は、寒冷地で雪国ということもあって、実は全国有数のラーメン激戦区であるそうです。そして諏訪市は関東寄りの味が好まれるうえに、江戸期の諏訪高島藩が京都かぶれで京風の味覚の移入に熱心だったこともあり、関西風の薄めの味付けもかなり定着していると聞きます。
なので、松本や上田あたりのラーメンはコッテリ系、諏訪や伊那のラーメンはアッサリ系、ということだそうです。個人的には後者が好みですね。
食堂の奥から階段を経てテラスに出ることが出来ます。諏訪湖の景色が180度見渡せます。
横の本館の外観もこのように見られます。
温浴施設のトレードマークともいうべき、二つの尖塔風のボイラー吸気塔です。
そして、排気用の煙突が高く空に延びています。
霧ヶ峰高原の方角を望みました。次の4月中旬のマイカー巡礼では、その霧ヶ峰高原にも行く予定です。
続いて、高ボッチ高原を望みました。電柱の右側に白っぽく浮き出て見える丸い山が、高ボッチ山です。志摩リンはあんな高い所へ原付で行ったのか、と少し呆れました。「ゆるキャン△」の聖地は、行くのが大変な場所が多いので、巡礼するのも大変です。
今回の巡礼の旅は、片倉館で終わりましたので、あとは電車で帰るだけとなりました。とりあえず、JR上諏訪駅に戻りましたが、列車の予定時刻まで一時間余りがありました。
そこで、折角来たのだから信州蕎麦も食べていこう、と思いつきました。駅のそばにある、上図のお店「そばすけ」に行きました。
蕎麦のメニューは上図の3種類のみでした。
500円の「もりそば」をチョイスしました。店内はほぼ満席で、殆どの客が「もりそば」を注文していたので、たぶんこの店の人気メニューなのだろうと思い、私も合わせました。
味は、これぞ信州の、という旨さでした。やっぱり長野県に来たなら信州蕎麦を食べないとね・・・。
諏訪で一番印象に残った、この諏訪姫ミニフィギュアシリーズ。次のマイカ―巡礼でもここ諏訪市に再び来ますので、時間があったらこのミニフィギュアについても調べてみたいな、と思いつつ、13時45分発の特急あずさにて帰途につきました。京都西大路の下宿に着いたのは、17時半過ぎでした。
以上で、「ゆるキャン△の聖地をゆく6」の記述を終わります。 (了)