気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

伯爵高校 Ⅲ号戦車N型(3号車)(樅の木と鉄の羽の魔女版) 作ります!! その1

2019年05月23日 | ガルパン模型制作記

 2019年5月現在、コミックウォーカーさんにて第6話までが公開連載がされている、ガルパンコミック「樅の木と鉄の羽の魔女」です。丁寧な画風と独特のファンタジーっぽい雰囲気が個人的に気にいっており、ストーリー運びも細かく考えられていますので楽しいです。

 

 周知のように、アニメ本編には登場していなかったルーマニア軍ティストの伯爵高校チームが出ており、サンダース大付属高校チームとの交流試合を展開しています。その車輌群は、第二次大戦にて枢軸陣営に参じてドイツ軍からの供与を得た史実をふまえて、ほぼドイツ系車輌で占められています。それだけに、火力も機動力も割合に高く、相手にとっては侮れない存在であるようです。

 上掲のワンシーンでは、伯爵高校チームの中核戦力が揃っており、月刊戦車道に紹介される通りの陣容が示されています。Ⅳ号戦車G型、Ⅲ号戦車N型、Ⅲ号突撃砲G型、38(t)戦車、の4輌ですが、これだけでも十分な勢力であり、スペック的には大洗女子学園チームよりも上になるでしょう。

 なので、模型的にも興味をかきたてられる存在の一つであります。それで私の製作においては、まず7号車の五十嵐車長の38(t)戦車を再現してみました。間違えて買ったイタレリのキットの活用でしたが、ガルパン仕様への変更も少なくなくて面白かったので、引き続き伯爵高校チームの2輌目を作ってみたくなりました。

 

 そうなると、主人公の小檜山野咲(こひやま・のえみ)が車長を務める3号車のⅢ号戦車N型を外すわけにはいきません。むしろ作りたい対象の最有力候補として自然に挙がってまいります。

 

 試合においては、毬奈・コンスタンティネスク隊長直率の本隊を側面から援護しつつも、遊撃の任務も兼ねた別働隊を任されているようで、3号車のⅢ号戦車N型のほかに4号車のⅢ号突撃砲G型も率いる形になっています。伯爵高校チームの作戦における重要な行動単位であることは間違いなく、その勇姿をプラモデルで再現してみたくなるのも、ガルパンファンとしては自然な流れと言えます。

 

 かくして今回は、3号車のⅢ号戦車N型を、上図のタミヤのミリタリーミニチュアシリーズ290番のキットにて製作してみることにしました。私のガルパン戦車模型の第62作目にあたります。

 周知のように、コミックの作中車は、描写される諸特徴からみて、このタミヤ製品をモデルにしているとされています。ですが、幾つかの相違点もあるので、ストレートに組むだけでは再現を果たせません。そこに今回の再現製作の面白味もあるのだと言えましょう。

 

 組み立てガイド、および各時期の車輌図面です。塗装パターンは史実では様々にあったようですが、ガルパンの伯爵高校チーム車輌はグレー系の単一カラーに包まれているようで、少なくとも迷彩および複数カラーによる塗り分けの描写は作中には見られません。
 史実のルーマニア軍戦車は、ドイツ軍と同じグレー系が多かったようです。伯爵高校チームのパンツァージャケットもカラーページでは史実通りのルーマニア軍服にならったグレー系統の色彩にまとめられていますから、車輌の基本塗装色もグレー系とみてよいだろう、と思います。

 

 パッケージの中身です。今回の製作は、旅行先の宿にてスタートしていますので、広い机の上でゆったりと組み立てることが出来ました。

 

 各ランナーは、安定のタミヤの製品水準をいかんなく発揮して扱いやすいようにまとめられています。

 

 さらに金属製砲身、およびエッチングパーツが付いています。瞬間接着剤も必要になります。

 

  ステップ1です。サスペンションアームなどを取り付けます。

 

 足回りは、作中車と同じです。ガイドの指示通りに組み立てました。

 

 5分ぐらいで組み上がりました。パーツはカチッと気持ち良いほどにおさまり、隙間もズレも一切生じませんでした。ですが、念には念を入れて、サスペンションアームの並びが一直線に揃うように定規をあててチェックしました。  (続く)

 


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