事務所から自転車で5分程度のところで、解体工事を行っています。とはいっても、解体工事は消える工事ですのでタマゴグミは中間に入らず、お客様と直接契約で行ってもらっています。
今日は解体現場からお客様の思い出の柱をとりにいってきました。
もう殆ど形はなくなっていました。
立派なおうちでしたので、最初は何とかリノベーションが出来ないかと見に行ったのですが、もう全体が傾いていて建て直しの提案をさせていただきました。ということは、解体の後押しをしてしまったのは私なのですね。 この状況を見ると何か重いものを感じます。
だからこそ、今度は以前のおうちに負けない、ずっとずっと使われる家を建てようと思っています。
今日のお昼間は土地を見に行ってきました。
見た瞬間 「お~来た来た来た!」と唸ってしまう細い土地。
職業病なんですかね、そういう土地を見ると俄然やる気になってしまう。
奇抜でなく、それでも快適で そしてお客様が「お~なるほど、そう来たか。」と、ニンマリするような案、つくってみたいです。
ちなみに、変形土地や細長い土地は実は答えがあるので設計は楽なんです。
土地に立ってじっとしていると、
「ほら、光はこっちからじゃないと取れないよ。風はこっち、景色はね、この方向じゃないとね。ほかはだめだめ。」
と土地がしゃべってくれます。(すみません、嘘をつきました。土地はしゃべりません)
広くてよい条件の土地は
「なんでもこいや~」という感じで回答が無数にあるので迷ってしまうのです。
ついでに。
土地を見るコツで、隣の空き地をよく観察することも必要です。
今は空き地で開けているけど、将来どんな家が建つだろうかを、出来る限り想像します。そうすると見えてくるものがたくさんあります。
ということで、今日はここまで。