ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者の保護費着服 支援NPO職員を解雇 大阪・箕面

2020年01月23日 15時29分21秒 | 障害者の自立

 障害者のスポーツ拠点「障害者スポーツ文化センターラポール上大岡」が1月10日、 港南区上大岡西にオープンした。東京オリンピック・パラリンピックの開催を控え、スポーツや文化活動を通じた障害者の健康支援などを充実させるための拠点づくりが目的。

 ラポール上大岡は、1992年に開設された横浜ラポール(港北区)と同様の施設。上大岡駅直結の「ゆめおおおかオフィスタワー」の6階から8階にあり、延べ床面積は約2000平方メートルで、ラポール横浜の10分の1程度の規模だ。

 2012年に一部の利用が停止された施設跡を横浜市が約3億円かけて改修し、体育室やトレーニング室、フィットネススタジオ、展示コーナーなどを整備した。多目的トイレや多目的更衣室、視覚障害者用誘導マット、ポータブル磁気ループなどを設置し、障害者が利用しやすい環境を整えている。運営は社会福祉法人横浜市リハビリテーション事業団。

 主な事業は▽地域支援▽情報発信▽健康増進▽創作・表現活動支援--の4つで、障害者が地域の活動拠点で活動できるように支援する。利用者にあった個別のプログラムを提供するのが大きな特徴で、機器を使って身体の状態を測定し、利用者にあったメニューづくりに取り組む。

 9日には開所式が行われた。関係者や行政職員、議員らが出席し、待望の施設誕生を祝った。

 あいさつに立った市健康福祉局の田中博章局長は「今年はオリンピック・パラリンピックが行われ、かつてなく障害者スポーツや文化活動に注目される。これを機により推進していきたい」と話した。

 また、横浜市身体障害者団体連合会の井上彰理事長は「横浜ラポールで積みあげてきた知恵と工夫を大いに生かしてほしい。これからは共生の時代。様々な交流を通じ相互理解が深まり、支えあいが自然になる。障害者の思いや声を受け取ってほしい」と話した。

毎日新聞   <time>2020年1月22日</time>


障害者やハンセン病に関する人権考えよう 2月6日に講演会

2020年01月23日 15時04分42秒 | 障害者の自立

 障害のある人やハンセン病に関する人権問題について考える講演会が2月6日午後1時から、大分市王子西町の県立図書館である。入場無料。
 講師は徳田靖之弁護士(別府市)。障害のある人や支援者らでつくる「だれもが安心して暮らせる大分県をつくる会」共同代表としての活動、ハンセン病元患者の国家賠償請求訴訟や家族訴訟で弁護団の共同代表を務めた経験を基に話す。
 ハンセン病に関するDVDも上映する。
 定員は先着200人。申し込みは1月24日までにファクスで県人権・同和対策課(097-506-1751、☎097-506-3177)へ。

<article class="paperDetail">※この記事は、1月22日大分合同新聞夕刊11ページに掲載されています。</article>

AGSコンサルティングの資本参加による(株)アクティベートラボ新経営体制始動のお知らせ

2020年01月23日 14時53分15秒 | 障害者の自立

株式会社アクティベートラボ(本社:東京都中野区、代表取締役:増本裕司、以下アクティベートラボ)は、新たに株主として株式会社AGSコンサルティング(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:廣渡嘉秀、以下AGSコンサルティング)を迎えいれたことをお知らせいたします。

新しく株主となりました(株)AGSコンサルティングには、今後、アクティベートラボの更なる事業拡大の実現に向けた経営管理機能強化に向けたパートナーとしてご指導、ご支援をしていただきます。
多くの成長企業支援を手がけた実績を持つ総合会計事務所に、コンサルティング契約だけではなく株主として当社事業に参加していただく形となったことは、弊社事業の成長可能性、社会的意義を高く評価していただいた結果と受け止めています。

尚、本件につきましては、当社業績に対しての直接的な影響はございません。


■(株)アクティベートラボについて
2015年の創業以来、事業ドメインとして下記2点を掲げ「障害の有無に関わらず活き活きと働ける社会の実現」を目指しています。
 
・障害者視点で障害者が活躍できるマーケットの創出
・デジタルデバイドの障害者をなくす
 
不自由な部位を感覚的に指定することで最適なマッチングを行うことが出来るマッチングエンジン「ブイくん(※1)」、身体障害者に特化したSNS「OpenGate(https://open-gate.jp/)」、障害者雇用コンサルティング、自身の障害内容・スキルを登録することで最適な仕事が見つかる「障害者採用システム」および、それに付帯する様々な雇用サービスから、様々な障害者に関連した事業を展開しています。
現在、日本国内では少子高齢化に伴う労働力不足への懸念が高まっており、現状幅広い分野で人手不足が進んでおります。政府をあげて取り組んでいる「働き方改革」の中でも、障害者の雇用・就業の推進に向けて、障害者の希望や能力、適性を十分に活かし、「障害の特性等に応じて活躍できることが普通の社会」、「障害者と共に働くことが当たり前の社会」を目指しています。また、障害者の法定雇用率が2.2%から2.3%への引き上げが確実となり、障害者雇用を取り巻く環境は転換期を迎えています。このような中、弊社の取組は、社会的な意義を含め高い評価を受けています。


■(株)AGSコンサルティングについて
AGSコンサルティングは、1970年の創業以来、数多くの中堅・中小企業をサポートし、特に、成長企業については、成長手段のひとつである株式上場(IPO)の実現に関する支援を資本政策・経営計画の策定、経理・ガバナンス体制の整備等、IPOソリューション・推進力を提供し、数多く対応しています。


■新たな経営体制で臨む今後の事業展開について
本件により、障害者分野においてアクティベートラボが培ってきたノウハウに、AGSコンサルティングが持つ企業成長を支える経営管理機能強化のノウハウをご指導・ご支援いただくことで、双方の強みを活かし、「障害の有無に関わらず活き活きと働ける社会の実現」を通して一層の事業拡大、更には企業価値の向上を目指します。
 
株式会社アクティベートラボ    <time class="time icon-time-release-svn" datetime="2020-01-22T13:00:42+0900">2020年1月22日</time>

障害者権利擁護講演会~すべての人に優しい国に~

2020年01月23日 13時56分52秒 | 障害者の自立

障害者権利擁護講演会~すべての人に優しい国に~

平成24年10月1日に「障害者虐待防止法」、平成28年4月1日に「障害者差別解消法」が施行されました。障害福祉課では、障害者の権利擁護という点から、この2つの法律をテーマとし、ななつぼし法律事務所神保正宏(じんぼまさひろ)弁護士によるわかりやすい法律の説明とともに、筆談ホステスとして話題となった斉藤(さいとう)りえ氏による講演を通して、「障害」に対する理解を深めていただくことを目的として、障害者権利擁護講演会を開催します。

ゲスト:斉藤(さいとう) りえ氏プロフィール

1歳の時病気により聴力を失い、聴覚障害者となる。「人と関わることが好き」という信念から様々な接客業に挑戦し、銀座のクラブで筆談接客を経験。「筆談ホステス」として話題になる。その半生を描いた著書「筆談ホステス」はドラマ化もされ高い評価を得た。2015年5月より東京都北区議会議員として活動した経歴もある。現在は、2020年の東京パラリンピックに向け心のバリアフリーを実現すべく活動中。

ゲスト:神保 正宏(じんぼ まさひろ)氏プロフィール

ななつぼし法律事務所所属。
早稲田大学 法学部を卒業後、同大学院 法学研究科 公法学専攻を修了し(法学修士)、慶応義塾大学 大学院 法務研究科を修了(法務博士)。平成19年弁護士登録。
刑事事件、離婚事件等の家裁の事件、精神障害者の権利問題等について精力的に取り組んでいる。

開催日時

令和2年2月22日(土曜) 午後2時から午後4時 (開場:午後1時30分)

会場

流通経済大学新松戸キャンパス1号館 講堂(JR新松戸駅より徒歩4分) ※駐車場はありません。

定員

700名 【申込不要・先着順】

費用

無料

主催

松戸市・松戸市障害者虐待防止ネットワーク

その他

手話通訳・要約筆記あり。
講演会に参加するため、障害を理由とした座席等の配慮を必要とされる方は、令和2年2月14日(金曜)までに障害福祉課までお知らせください。

松戸市    2020年1月21日


「検証も謝罪もない」福岡の聴覚障害者夫妻、強制不妊手術「違憲」と提訴

2019年12月25日 20時01分39秒 | 障害者の自立

 旧優生保護法(1948~96年)下で不妊手術を強いられ、憲法が保障する幸福追求権などを侵害されたとして、共に聴覚障害のある福岡県の男性(80代)と妻(70代)が24日、国に計2000万円の損害賠償を求めて福岡地裁に提訴した。弁護団によると、旧法を巡る訴訟が起こされたのは8地裁目で、原告は計24人になった。


障害者の就労支援議論 新宿で1500人フォーラム 

2019年12月25日 19時22分42秒 | 障害者の自立

 障害者の就労支援を考える「就労支援フォーラムNIPPON2019」(日本財団主催)が、新宿区内で開かれた。パネルディスカッションや分科会があり、福祉や医療、企業の関係者ら約1500人が参加した。課題を持ち寄り、今後の支援のあり方について意見を交わした。

     フォーラムでは、中央省庁が障害者雇用促進法の義務づける法定雇用率で障害者雇用数を水増ししていた問題や、法定雇用率の達成を請け負う「障害者雇用ビジネス」の問題も議論された。

毎日新聞        2019年12月25日

 


障害者の虐待相談116件 調査開始以降最多に 18年度県内

2019年12月25日 18時05分41秒 | 障害者の自立

 県内の障害者から2018年度に寄せられた虐待の相談・通報が116件に上ったことが県のまとめで判明した。このうち31件が実際に虐待と認定され、いずれも調査を始めた12年度以降で最多だった。

     市町などに寄せられた相談・通報のうち、親や子供といった養護者による虐待を訴えたものが79件(前年度65件)あり、このうち実際に虐待と認定されたのは25件(同15件)あった。一方、施設従事者による虐待を訴えたものは37件。

 毎日新聞  2019年12月24日


古民家レストラン「長町遊楽庵びすた~り」が28日に閉店

2019年12月25日 17時49分11秒 | 障害者の自立

 障害者が中心となって働く仙台市太白区長町3丁目の古民家レストラン「長町遊楽庵びすた~り」が28日に閉店する。2008年のオープン以来、障害者が接客や調理の補助を担当し、新鮮野菜を使った料理で人気を集めたが、古民家の家賃が上がり継続が困難になった。関係者は「障害者に優しい長町を象徴する場所だっただけに残念」と惜しむ。

  びすた~りはNPO法人「ほっぷの森」(青葉区)が築120年の古民家を借り、障害者就労の場として開設した。就労継続支援A型事業所に指定され、最低賃金を上回る給料で知的、発達、高次脳機能などさまざまな障害者を雇用した。大規模改修した古民家は音響が良く、コンサートや芝居の会場にもなり、障害者アートの展示が行われたこともあった。障害者の就労トレーニングの場としても活用された。  ほっぷの森によると、来年2月以降の賃借契約を更新する際、古民家オーナーから2倍の家賃を提示されたという。これまでも収支はぎりぎりの状態だった。移転も検討したが、条件に合致する物件が見つからず閉店を余儀なくされた。  16人のスタッフは全員、ほっぷの森が運営する東北福祉大仙台駅東口キャンパス(宮城野区)内のカフェテリア「オリーブ」などで雇用を継続する。オリーブは定休日をなくし、営業時間を延長して対応。高齢者世帯への配食サービスなど新たな事業も検討する。  びすた~りと同じ長町地区にある野菜販売の「びすた~りフードマーケット」、長町病院内のカフェ「JhoJho(じょじょ)」は変わらず営業を続ける。  ほっぷの森の白木福次郎理事長(72)は「みんなでつくってきた思いが強く、閉店はとても残念。障害者雇用の環境は厳しいが、長町での経験を生かし、これからも就労の機会を提供し続けたい」と語った。

河北新報        2019年12月25日水曜日

 

2019年度 第3回日本知的障害者選手権新春水泳競技大会

2019年12月25日 16時25分33秒 | 障害者の自立

【知的水泳】2019年度 第3回日本知的障害者選手権新春水泳競技大会
来る1月13日に「2019年度 第3回日本知的障害者選手権新春水泳競技大会」を千葉県習志野市の千葉県国際総合水泳場にて開催致します。 今大会には、東京2020パラリンピック日本代表推薦内定選手をはじめとする当連盟所属の知的障害選手の他、(一社)日本身体障がい者水泳連盟から連盟推薦を受けた身体障がい選手を含む430名を超す選手が全国から出場し、来年に迫った東京2020パラリンピックの出場権獲得に近づくべく、記録更新を目指します。 是非、この機会に会場にお越しいただき、選手たちへのご声援をお願いいたします。
■大会概要 大会名:2019年度第3回日本知的障害者選手権新春水泳競技大会(WPS公認大会) 開催日:2020年1月13日(月祝)9時~17時(開会式8時40分~) 会 場:千葉県国際総合水泳場     ※JR京葉線「新習志野駅」南口徒歩1分 〒275-0024千葉県習志野市茜浜2-3-3 http://www.chiba-swim.gr.jp/guide/main.html 入場料:無料 主 催:(一社)日本知的障害者水泳連盟 主 管:(一社)千葉県水泳連盟 後 援: スポーツ庁 千葉県 (公財)日本水泳連盟 (公財)日本障がい者スポーツ協会日本パラリンピック委員会 日本障がい者水泳協会 (一社)日本身体障がい者水泳連盟 (公財)日本知的障害者福祉協会  (公社)東京都障害者スポーツ協会 (一社)千葉県障がい者スポーツ協会  (一社)日本スイミングクラブ協会 (一社)全日本知的障がい者スポーツ協会 協 力:千葉県国際総合水泳場 東京YMCA社会体育・保育専門学校 株式会社斉藤工芸         公益財団法人日本ライフセービング協会 株式会社SOUGO 協 賛: 株式会社パソナ 全日本空輸株式会社 株式会社ヴィエント 三菱商事株式会社 株式会社エイブル あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 キッザニア東京  株式会社グロリアツアーズ タキロンマテックス株式会社 トヨタ自動車株式会社 フットマーク株式会社 ミズノ株式会社 ヤマハ発動機株式会社 ユーアイパス株式会社
競技方法: 競技は、種目別・男女別に行い、タイムレース決勝とする。 但し、参加人数により、合同レースを行う場合がある。 年齢による競技区分は行わない。 競技規則: 2019年度日本水泳連盟競泳競技規則に準じて行う。 競技種目:     自由形             50m, 100m, 200m, 400m, 800m, 1500m 平泳ぎ             50m, 100m, 200m バタフライ         50m, 100m, 200m 背泳ぎ             50m, 100m, 200m    個人メドレー    200m,  400m フリーリレー      200m メドレーリレー   200m

【業種】:各種団体
【URL】:https://kyodonewsprwire.jp/release/201912205075


《パワハラ新音声入手!》木下医師がまたもや恫喝「障害者なんじゃないか、お前」

2019年12月25日 15時47分45秒 | 障害者の自立

 2019年12月17日、週刊文春デジタルが報じた「《暴言音声公開》ジャガー横田の気弱な夫“木下医師”が壮絶パワハラ「ドアの開閉音にも激高し恫喝」元スタッフが損害賠償請求」。医師でタレントの木下博勝氏(51)が、当時働いていた「医療法人社団 颯心会」で暴言などのパワハラを行っていたと、准看護師の束原康寛さん(前回記事ではAさん)と同会で管理職に就くBさんが告発した。

木下氏の反論に「実名告発」を決意

 束原さんは当初匿名で告発していたが、木下氏がパワハラ内容を真っ向から否定したため、実名での告発を決意した。

「僕は毎日のように木下先生に恫喝されていました。だから告発すれば、すべてとは言わないまでも、一部は認めて謝罪してくださるんじゃないかと思っていたんです。ですが、《暴言や、まして暴行など、事実無根です》と完全に否定されてしまって……。だから名前を出して、木下先生によるパワハラの真実を多くの方に訴えようと思いました」

 木下氏は、自らの言動はあくまで“医療者としての教育”だったと主張している。

《A君の職歴を聞いて、当初医療関係者としてやっていけるのか心配していましたが、頑張って看護師を目指すという意欲を信じて、現場で毎回のように指示を忘れておりましたが、根気強く来春には准看護師になる予定でしたので、ナースになってからも即戦力として通用するように、医療事故に繋がらないように指導してきたつもりです。患者さんの不利益にならないようにと考えてです。ただ彼は指示を忘れることが茶飯事で、怒ったり、ほめたり、なだめたり、怒鳴ったり、注意したり、その日の終わりに確認したり、次回までの課題を出したり、何とか彼にとって有益になる方法を模索して試しました》(所属事務所からの回答書)

新たな暴言音声

 しかし、取材を進めるなかで、束原さんに対する木下氏の新たな暴言音声が見つかった。木下氏によるパワハラが日常的に続く中で、用心のために録音したという。その時の状況について束原さんが語る。

「この音声は2018年12月2日に車中で録音したものです。いつも通り、僕の運転で木下先生と訪問診療を回っている途中でした。運転中は僕の報告が足りなかったり、診療が長引いたりで怒られることが多いのですが、この日は特に時間が押して、木下先生はとても不機嫌でした。木下先生は定時前に帰宅することが多く、残業なんてもってのほか、という方なのでイライラされていたんだと思います」

「障害者なんじゃないか、お前」

 音声を確認してみると、木下氏はその苛立ちを隠すことなく束原さんにぶつけていた。そのなかで耳を疑うような発言が飛びしたのだ。

木下氏「全く子供ちゅうかなー、お前の親が悪いな」

束原さん「はい」

木下氏「今日5時に帰るんだよ、お前」

束原さん「はい」

6月30日ジャガー横田インスタグラムより

木下氏「忘れてる自体なんかカチンとくるんだよ、お前」

束原さん「はい」

木下氏「なんですぐ忘れるの? なんでも。障害者なんじゃないか、お前」

束原さん「はい」

木下氏「発達障害の診断受けてみ? お前」

束原さん「わかりました」

 束原さんは取材中、当時のつらい気持ちを思い出して肩を落とし、うな垂れていた。

 この“叱責”は束原さんを医療人として教育するための適切な言葉なのだろうか。束原さんは「怒られるたびに萎縮してしまっていた」と憔悴した様子で語った。

「僕がミスをすることがあったのも事実です。木下先生にとってみたら、僕みたいな助手は邪魔でしかなかったのかもしれません。ただ、僕としては、怒られれば怒られるほど、何が正解で、どうしたら怒られなくなるのか、わからなくなっていきました」(同前)

木下氏は文書回答で《束原君は発達障害なのではないか》

 木下氏の所属事務所にこの音声についての見解を聞いたところ、文書で回答があった。

《束原君は同じミスを何十回も繰り返すので、注意の仕方を変えて根気強く対応していましたが、他のクリニックスタッフからも、同様の注意を受けているのを複数回目にしました。そこで私の経験上、束原君は発達障害なのではないかと考えるようになりました。 現在、社会では発達障害の方に対する手厚い配慮が求められています。社会人になって初めて診断される場合も少なくなく、発達障害の種類も多様です。発達障害と診断されれば、会社側はその人に仕事上の配慮をする事になります。

 もし彼が発達障害だとすれば、このように注意を繰り返されるのは彼にとって大変苦痛であろうと考え始めて、何か月も考え抜いて、質問にあるような発言をしたことが一度あります。彼が本当に発達障害なのであれば、その事実をしっかり受けとめて生活するほうが、彼にとってプラスであると考えました。なるべく彼を傷つけないように、言い方も重い感じではなく、軽くさらっと言うほうが、彼の性格を考えると傷つかないだろうと配慮して、このような言い方をしたつもりですが、今から思えば、きつい表現をしてしまったかもしれないと思っております》

 日本医師会による「医の倫理綱領」にはこのようなくだりがある。

《医師はこの職業の尊厳と責任を自覚し、教養を深め、人格を高めるように心掛ける》《医師は医療を受ける人びとの人格を尊重し、やさしい心で接するとともに、医療内容についてよく説明し、信頼を得るように努める》

 木下氏に“障害者発言”はこれに反するのではないかとも質問したが、木下氏は、《私が上記のような発言をしたのは1に回答した理由(前出の回答)からであり、医師としての倫理に反するものではないと考えています》と回答した。

週刊文春デジタル