ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

差別禁止条例制定へシンポ 県聴覚障害者大会=愛知

2009年06月30日 01時04分56秒 | 障害者の自立
 第26回県聴覚障害者大会(県聴覚障害者協会主催、読売光と愛の事業団中部支部後援)が21日、名古屋市中区の東別院ホールで開かれ、県内の聴覚障害者ら300人が参加した。

 大会では「愛知県障害者差別禁止条例の制定を目指して」と題したシンポジウムが行われ、パネリストとして、全日本ろうあ連盟の石野富志三郎理事長、愛知盲ろう者友の会の上野正彦副会長らと共に、読売新聞中部支社の館林千賀子記者が出席した。

 同条例は、2006年に国連で採択された、障害がある人がほかの人と同じ人権を享受することを認める「障害者権利条約」を受けたもの。障害者差別の禁止を目的としており、県内の障害者団体が中心となり原案を策定、県議会各会派に提案するなどしている。全国では、千葉県と北海道で同種の条例が制定された。

 シンポジウムで館林記者は、「介助犬を同伴して働く権利」と題し、就職筆記試験に介助犬の同伴が認められなかった事例を挙げ、「条例の制定によって障害のある人の働く機会の保障が広がることを期待する」と話した。


古川知事「具体的な検討進める」 聴覚障害者情報センター=佐賀

2009年06月30日 01時03分22秒 | 障害者の自立
 古川知事は23日の県議会一般質問で、聴覚障害者に様々な情報を提供し、コミュニケーションを支援する「聴覚障害者情報センター」の設置について「必要と考えている。具体的な検討を進める」と答弁した。

 自民党の峰達郎議員の質問に答えた。聴覚障害者への情報提供施設は身体障害者福祉法に規定されており、字幕・手話付きビデオテープの制作や貸し出し、手話通訳者、要約筆記者の養成と派遣のほか、聴覚障害者の相談受け付けや交流を行う。全国38の都県・政令市に設置されているが、県内にはない。

 峰議員は「聴覚障害者は、日常生活で情報収集やコミュニケーションをするのに大変不便な立場にある。自立と社会参画を推進するには施設はぜひ必要」と主張。古川知事は「どういった情報を提供するか、設置場所や運営のあり方をどうするか、聴覚障害者団体と意見交換しながら、具体的な検討を進めたい」と答えた。


虚偽診断96年ごろから 聴覚障害不正捜査 前田容疑者ら再逮捕へ

2009年06月30日 01時01分54秒 | 障害者の自立
 聴覚障害を偽装した障害年金詐取事件で、逮捕された札幌市の耳鼻科医前田幸☆(よしあき)容疑者(74)らが実際は耳が聞こえる患者を重度の障害があるとする虚偽診断を始めたのは、1996年ごろだった疑いが強いことが29日、捜査関係者への取材で分かった。道警は前田容疑者らが逮捕容疑となった患者のほかに数十人分の障害年金不正受給に関与したとして、拘置期限の7月1日にも、詐欺などの疑いで再逮捕する方針。

 道警などによると、患者の障害年金の申請を代行していた札幌市内の社会保険労務士香田清容疑者(67)は調べに対し、「前田容疑者に最初に患者を紹介したのは1996年ごろだった」と供述、このころから虚偽の診断が始まったことを認めているという。

 前田容疑者の診断をもとに聴覚障害の障害者手帳を取得し、返還した道内の約860人のうち、7割が2001~04年度に診断を受けた患者とされる。道警は前田容疑者らが96年ごろから虚偽の診断を始めたが、香田容疑者が道内各地の仲介役を通して患者を集めるうちに、不正を拡大させていったとみて調べている。

 道警は6月中旬、前田、香田両容疑者らが02~06年に虚偽の診断をし、患者12人分の障害年金約4700万円を不正受給したとして、詐欺容疑などで逮捕していた。道警は、不正の裏付けが取れた患者数十人分の不正受給についても、前田、香田両容疑者らを再逮捕する方針。

 前田容疑者は容疑を否認している。

障害者への配慮 十分浸透せず

2009年06月30日 00時58分41秒 | 障害者の自立
内閣府が行った調査によりますと、ほとんどの人が障害のある人とともに生活できる社会が望ましいとしながらも、施設のバリアフリー化など、障害者への配慮やくふうがなくても「差別にあたらない」と考えている人が3分の1を超えていることがわかりました。

内閣府は障害者への差別についての国民の意識を探るため、ことし4月から5月にかけて、全国の男女1050人を対象にインターネットで調査を行いました。それによりますと、障害のある人もない人もともに生活できる環境を整備した「共生社会」について尋ねたところ、「賛同する」と答えた人は89%に上りました。その一方、スロープを設置するといった「バリアフリー化」を進めないなど、障害者への配慮やくふうをしないことをどう受け止めるか聞いたところ、「差別にあたる」と答えた人は53%でしたが、「差別にあたらない」と答えた人も36%いました。これについて、内閣府は「障害者が暮らしやすい社会を作ることが必要だという認識は、まだ十分とはいえない」として、今後シンポジウムの回数を増やすなど、取り組みを強化したいとしています。


闘病の詩が障害者音楽祭入選

2009年06月30日 00時56分19秒 | 障害者の自立
 障害者を対象にした音楽祭「わたぼうし音楽祭」の作詞の部で、周南市城ケ丘、団体職員貞弘治美さん(35)の「解放」が入選した。公募で選ばれた人が作曲し、8月2日に奈良市である音楽祭で歌われる。

 貞弘さんは27歳のとき、周南市内の県道で小型バイクを運転中、車と衝突した。2カ月後に退院したが、記憶障害などが残る高次脳機能障害と診断された。「解放」は3年間のリハビリを経て社会復帰するまでの思いを率直に記している。

 リハビリの結果、ようやく果たした社会復帰。その喜びを「なんてすばらしいんだ 行くところがある 毎日 何かすることがある」とつづる。

 作詞の部には全国から298点の応募があり計10点が入選した。貞弘さんは「今は障害が不都合だとは思ってない。どんな状況になってもプラス思考に考えてほしい」と話す。