習志野市は市有地を民間に無償で貸与し、福祉施設の建設と運営を任せる“習志野方式”で、新たに高齢者や障害者らを対象にした複合型の福祉施設を整備する。二〇一一年度中に開設する予定。
市は厳しい財政状況の下で、民間の資金を導入して市内に特別養護老人ホームなどの整備を進めるため、一九九五年から社会福祉法人などに土地を無償で提供してきた。県内では賃貸するケースはあるが無償貸与は珍しく、“習志野方式”と呼ばれているという。
施設を整備するのは同市秋津三にある市福祉の拠点地区。九六年に県有地約四ヘクタールを購入、社会福祉法人の特別養護老人ホーム、医療法人の老人保健施設、市の障害者通園施設や授産施設などが整備されている。
今回、貸与する事業地は最後に残った約六千七百平方メートル。特別養護老人ホーム(定員百人)や認知症対応型通所介護施設、障害児・者を対象にした療育相談センター、グループホームなどの複合施設を建設する。ボランティアら市民も利用できる福祉交流スペース、市が維持管理する福祉交流広場も整備する。
募集対象の事業者は社会福祉法人で、募集期間は九月三十日まで。事業内容の提案を受けるプロポーザル方式で決定する。市は土地を提供するほか、療育相談センターや福祉交流スペースなどの整備費として二億五千万円を上限に補助する。土地の貸与期間は三十年だが、市と協議して更新できる。
市は厳しい財政状況の下で、民間の資金を導入して市内に特別養護老人ホームなどの整備を進めるため、一九九五年から社会福祉法人などに土地を無償で提供してきた。県内では賃貸するケースはあるが無償貸与は珍しく、“習志野方式”と呼ばれているという。
施設を整備するのは同市秋津三にある市福祉の拠点地区。九六年に県有地約四ヘクタールを購入、社会福祉法人の特別養護老人ホーム、医療法人の老人保健施設、市の障害者通園施設や授産施設などが整備されている。
今回、貸与する事業地は最後に残った約六千七百平方メートル。特別養護老人ホーム(定員百人)や認知症対応型通所介護施設、障害児・者を対象にした療育相談センター、グループホームなどの複合施設を建設する。ボランティアら市民も利用できる福祉交流スペース、市が維持管理する福祉交流広場も整備する。
募集対象の事業者は社会福祉法人で、募集期間は九月三十日まで。事業内容の提案を受けるプロポーザル方式で決定する。市は土地を提供するほか、療育相談センターや福祉交流スペースなどの整備費として二億五千万円を上限に補助する。土地の貸与期間は三十年だが、市と協議して更新できる。