利用者に不適切発言 瀬戸療護園に改善勧告
2007/09/28 09:32
入所者の男性(20)の胃から排せつ介助用の手袋10枚が見つかり、死亡した坂出市府中町の障害者支援施設「瀬戸療護園」での虐待を調査している香川県は27日、複数の職員が利用者の人格を傷つける不適切な発言をしていたとして、同園を運営する社会福祉法人・瀬戸福祉会の横倉直登理事長に対し、障害者自立支援法に基づき改善を勧告する行政処分を行った。同法に基づく障害者施設への香川県の勧告は初めて。
香川県によると、同園については7月中旬以降、数回にわたって虐待の情報が寄せられたため、県は8月下旬に3回調査を実施。
利用者からの聞き取りでは8人から、「腹が出ているので排尿させにくい」など人格を傷つけるような発言や、夜間に職員を呼んだところ「忙しいのに何度もコールを鳴らすな」などの乱暴な発言があったことを確認したという。
香川県は同日、横倉理事長に対し、1カ月程度をめどに改善結果を報告するよう指導。園側の報告を待って確認調査を行う。
2007/09/28 09:32
入所者の男性(20)の胃から排せつ介助用の手袋10枚が見つかり、死亡した坂出市府中町の障害者支援施設「瀬戸療護園」での虐待を調査している香川県は27日、複数の職員が利用者の人格を傷つける不適切な発言をしていたとして、同園を運営する社会福祉法人・瀬戸福祉会の横倉直登理事長に対し、障害者自立支援法に基づき改善を勧告する行政処分を行った。同法に基づく障害者施設への香川県の勧告は初めて。
香川県によると、同園については7月中旬以降、数回にわたって虐待の情報が寄せられたため、県は8月下旬に3回調査を実施。
利用者からの聞き取りでは8人から、「腹が出ているので排尿させにくい」など人格を傷つけるような発言や、夜間に職員を呼んだところ「忙しいのに何度もコールを鳴らすな」などの乱暴な発言があったことを確認したという。
香川県は同日、横倉理事長に対し、1カ月程度をめどに改善結果を報告するよう指導。園側の報告を待って確認調査を行う。