氷見市阿尾の障害者就労継続支援施設「安靖(やすらぎ)氷見共同作業所」は三十一日、「胡桃雛(くるみびな)」の販売を始める。三月三日の桃の節句に向け、通所者約二十人と職員が手作りしている。
氷見の海岸に流れ着いたクルミに絵の具で顔や着物を描き、男びなと女びなにした。厚意により伐採させてもらった市内のモウソウチクをびょうぶに見立て、ひし餅や桃の花、ぼんぼりも添えた。幅約十七センチ、奥行き十センチ、高さ十センチ。
二〇〇四年から毎年製作している。尾矢(おや)英一所長(60)は「顔を描くなど細かい作業が多かったが、利用者が頑張って作ってくれた」と話している。
限定五十個で、一個千三百円(税込み)。作業所と同市比美町の「はーとふる安靖」、道の駅ひみ番屋街の「まるごと氷見1号館」で販売する。売り上げは通所者の工賃になる。
(問)同作業所0766(74)5600
「胡桃雛」を作る通所者や職員
2020年1月31日 中日新聞
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