24時間介護求め市を提訴=重度障害の男性-和歌山地裁
重度障害で24時間介護が必要なのに、介護時間を大幅削減されたとして、和歌山市黒田の石田雅俊さん(39)が30日、同市に訪問介護の支給決定取り消しと24時間介護を求める訴訟を和歌山地裁に起こした。
訴状によると、石田さんは脳性まひによる体幹機能障害で首から下を自由に動かせない。夜間でも30分から1時間に1回程度排尿することなどから、24時間絶えずヘルパーがそばにいる必要があるという。
施設を出て1人暮らしを始めた2004年に市に認められた介護サービスは月535時間で、不足分は石田さんの介護を担当している特定非営利活動法人がボランティアで提供していた。
市は05年、石田さんの自宅浴室にリフトが設置されたことを理由に、介護時間を月478時間に削減。07年には障害者自立支援法の施行に伴い、市が策定した支給決定基準に基づき月377時間にさらに削減した。
重度障害で24時間介護が必要なのに、介護時間を大幅削減されたとして、和歌山市黒田の石田雅俊さん(39)が30日、同市に訪問介護の支給決定取り消しと24時間介護を求める訴訟を和歌山地裁に起こした。
訴状によると、石田さんは脳性まひによる体幹機能障害で首から下を自由に動かせない。夜間でも30分から1時間に1回程度排尿することなどから、24時間絶えずヘルパーがそばにいる必要があるという。
施設を出て1人暮らしを始めた2004年に市に認められた介護サービスは月535時間で、不足分は石田さんの介護を担当している特定非営利活動法人がボランティアで提供していた。
市は05年、石田さんの自宅浴室にリフトが設置されたことを理由に、介護時間を月478時間に削減。07年には障害者自立支援法の施行に伴い、市が策定した支給決定基準に基づき月377時間にさらに削減した。