★ホワイトハンズ(3)
60代、70代になり、「老後の性」を満ち足りたものにするにはどうしたらいいか。「セックスと超高齢社会」(NHK出版新書)の著者で、「一般社団法人ホワイトハンズ」(事務局・新潟県)の坂爪真吾代表理事に聞いた。
同団体は2カ月に1回、年齢や性別、職業、障害や病気の有無に関わらず、誰でも気軽に参加できるバリアフリーのヌードデッサン会を開催している。
場所は、東京都杉並区のスタジオ。もともとは知的・発達障がい者の性教育を目的に始めたという。
「ここでは20代の学生から70代の高齢者まで、さまざまな世代の参加者がそれぞれのペースでデッサンを楽しんでいます。中には69歳で初めてヌードモデルの体験参加にチャレンジした男性もいます。このように、いままで体験したことのない世界を知ることも、自分なりの老後の性を作り上げていく上で何かの糸口になると思います」
「60代後半、70代になっても性に関する欲求や悩みは若い世代とあまり変わらないと思います。しかし、その満足度は人によって違います。個室ビデオで自慰行為をするだけでも幸せという人もいます。お金に余裕があれば風俗へ通ったり、若い愛人をもつ人もいる。自分はどうしたいか、定年くらいまでに経済面も含めてよく理解しておく必要があります」
30~40代でセックスレスになった夫婦が高齢になって関係を再構築して、セックスを復活させるのは実際には難しい。そうならないためには、産後や更年期の間の関係性をきちんとキープしておくしかない。
「誰かが作った『あるべき高齢者』像に振り回されるのではなく、これまでの人生で培った知識や人脈、経験を生かして、高齢期における自らの生と性をデザインする意識を持つことが重要です」
【検証55歳からの性 セックス健康法】 ZAKZAK
60才の男性モデルです。
是非、ボランティアでヌードモデルをやらさせてください。