天皇、皇后両陛下は28日、第67回国民体育大会「ぎふ清流国体」総合開会式出席などのため、2年ぶりに岐阜県を訪問された。岐阜市の県美術館を訪れたり、障害福祉サービス事業所では多くの県民と笑顔で触れ合われ、県都は歓迎ムードに包まれた。
両陛下の来県は、2010年6月の「第30回全国豊かな海づくり大会~ぎふ長良川大会~」以来で6回目。天皇陛下はグレーのスーツ、皇后さまは青緑色のジャケット、白に青緑色の格子柄のスカートに身を包み、JR岐阜羽島駅で出迎えた県民に和やかな笑顔を見せ、手を振られた。
県美術館では古田肇知事から県勢概要の説明を受けた後、特別展「マルク・シャガール―愛をめぐる追想」(同美術館、岐阜新聞・岐阜放送、同展実行委員会主催)を鑑賞。20世紀絵画の巨匠による愛と幻想の世界を、時間を惜しみながら熱心に見て回られた。
杉山幹夫実行委員会名誉会長が同展の特徴を説明。古川秀昭館長の解説も聞きながら「逆さ世界のヴァイオリン弾き」「枝」などを楽しまれた。皇后さまは楽士の膝に乗る小鳥に目を留めて質問されたり、「何年ほど前から準備されたのですか」「大変でしたでしょう」と杉山名誉会長らをねぎらい、「国体のお客さまにも見てもらえるといいですね」と期待された。
市内の障害福祉サービス事業所「清流園」では、皇后さまはセーター編みをしている人に「かわいい模様ね」と話し掛けるなど、利用者全員と触れ合われた。
県によると沿道では3万3000人が両陛下を歓迎した。29日は同市長良川鵜飼伝承館を視察後、岐阜メモリアルセンター長良川競技場で開かれる国体総合開会式に出席。30日は羽島郡岐南町総合体育館で行われるなぎなた競技と、大垣市奥の細道むすびの地記念館でこども俳句教室の様子を視察される。
愛と幻想のシャガール作品の世界に浸り、じっくりと鑑賞される天皇、皇后両陛下。説明役は杉山幹夫シャガール展実行委員会名誉会長=28日午後2時22分、岐阜市宇佐、県美術館
岐阜新聞--2012年09月29日09:23
両陛下の来県は、2010年6月の「第30回全国豊かな海づくり大会~ぎふ長良川大会~」以来で6回目。天皇陛下はグレーのスーツ、皇后さまは青緑色のジャケット、白に青緑色の格子柄のスカートに身を包み、JR岐阜羽島駅で出迎えた県民に和やかな笑顔を見せ、手を振られた。
県美術館では古田肇知事から県勢概要の説明を受けた後、特別展「マルク・シャガール―愛をめぐる追想」(同美術館、岐阜新聞・岐阜放送、同展実行委員会主催)を鑑賞。20世紀絵画の巨匠による愛と幻想の世界を、時間を惜しみながら熱心に見て回られた。
杉山幹夫実行委員会名誉会長が同展の特徴を説明。古川秀昭館長の解説も聞きながら「逆さ世界のヴァイオリン弾き」「枝」などを楽しまれた。皇后さまは楽士の膝に乗る小鳥に目を留めて質問されたり、「何年ほど前から準備されたのですか」「大変でしたでしょう」と杉山名誉会長らをねぎらい、「国体のお客さまにも見てもらえるといいですね」と期待された。
市内の障害福祉サービス事業所「清流園」では、皇后さまはセーター編みをしている人に「かわいい模様ね」と話し掛けるなど、利用者全員と触れ合われた。
県によると沿道では3万3000人が両陛下を歓迎した。29日は同市長良川鵜飼伝承館を視察後、岐阜メモリアルセンター長良川競技場で開かれる国体総合開会式に出席。30日は羽島郡岐南町総合体育館で行われるなぎなた競技と、大垣市奥の細道むすびの地記念館でこども俳句教室の様子を視察される。
愛と幻想のシャガール作品の世界に浸り、じっくりと鑑賞される天皇、皇后両陛下。説明役は杉山幹夫シャガール展実行委員会名誉会長=28日午後2時22分、岐阜市宇佐、県美術館
岐阜新聞--2012年09月29日09:23