ゴエモンのつぶやき

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介護タクシーで外出も安心 大津のNPO、来月開始

2011年09月30日 02時22分18秒 | 障害者の自立
 介助が必要な高齢者や車いす使用者の外出を支援するNPO法人「どこでも介護」(大津市)が10月から、タクシーと外出先での介助を組み合わせた「ケア付きタクシー」の運行をスタートさせる。大西友子代表(47)は「介護保険では対応できない旅行や外出などの要望に応えたい」と話している。

 「どこでも介護」は食事や入浴などを手伝う事業を多く手がけ、大津市の制度「福祉有償運送」を活用して高齢者や障害者の送迎も行ってきた。だが利用者が大津市在住者に限定されてしまうため、より多くの人が利用でき遠方に出かけられるようにと、ケア付きタクシーを始めることにした。

 ケア付きタクシーは乗降や買い物などの手伝いは無料で行い、車いすをそのまま積み込める福祉車両と乗用車の2台を用意。運賃は距離制(1・8キロあたり590円)と時間制(30分あたり1790円)の2種類がある。

 また運転手は介助の資格を持っており、食事やトイレ、おむつ交換など、外出先で身体介護が必要な場合は別料金で対応してもらえる。障害者割引制度もある。

 問い合わせは「どこでも介護」携帯電話090(9620)8181。


10月から運行が始まる「ケア付きタクシー」。車への乗降などを手伝ってもらえる

【 2011年09月29日 10時40分 】

行方不明2年 どこに

2011年09月30日 02時05分13秒 | 障害者の自立
         ◇情報提供呼びかけ◇


              舞鶴の知的障害者 島袋知明さん



 舞鶴市で行方不明になってから、今月で丸2年になる知的障害者がいる。社会福祉法人・まいづる福祉会まいづる作業所(同市平)に通っていた島袋知明(しまぶくろともあき)さん(36)。有力な手がかりはなく、施設職員らは情報提供を呼びかけている。


 島袋さんは2009年9月10日午後、作業所玄関でスリッパを片付けている姿を職員らが見かけたのを最後に、行方が分からなくなった。普段は資源ごみの回収やアルミ缶つぶしなどの作業をし、この日は給料日だった。一人きりで施設の敷地外へ出るようなことはなかったという。


 職員や警察、地元自治会などが何カ月も市内外を捜し、約1年にわたって20万枚のチラシを配布。数百件の情報が寄せられ、目撃情報があるたびに職員たちが付近の家々を訪ねて回ったが、有力な手がかりは得られていない。


 今も市役所などには情報を求める写真入りのチラシが貼られ、約70人の作業所職員は24時間、電話に出られる態勢をとっている。作業所の夏祭りやバザーの際にも、訪れた人たちに伝えている。市民らに関心を持ち続けてもらうためだ。


 新谷篤則所長は「最近は、どうやって捜そうかということばかりに考えが集中します」と話す。心配して声をかけてくれる人たちに応えることができないのが申し訳ないという。市内に住む島袋さんの家族も、帰りを待ちわびている。


 作業所によると、島袋さんは身長165センチで、当時の体重は64キロ。言葉は理解できるが、知らない人に話しかけられると黙ってしまう。職員らは「島ちゃん」と呼んでいた。外股で肩を張るように歩くことが多いという。


 情報提供や問い合わせは、まいづる作業所(0773・68・0600)へ。


行方不明の島袋知明さん=まいづる作業所提供


国体記念貨幣セット来月発売

2011年09月30日 01時59分12秒 | 障害者の自立
 造幣局は山口国体と全国障害者スポーツ大会(山口大会)の開催を記念し、両大会のマスコットキャラクター「ちょるる」をデザインした純銀製の年銘板入り貨幣セットを10月1日から販売する。

 年銘板は4・36グラムで、表面に「ちょるる」、裏面に干支のウサギを描いた。「平成23年」銘の未使用の通常貨幣6種類(1円~500円)と組み合わせ、1セット1800円で販売。国体開催を記念した貨幣セットの販売は、前々回の新潟国体から3回連続という。

 造幣局の新原芳明理事長は28日、県庁を訪ね、二井知事に貨幣セットを贈呈。「山口国体・山口大会が盛り上がるように用意しました」と話していた。

 貨幣セットは、山口中央、萩、徳山、岩国、宇部、下関の各郵便局で販売するほか、山口国体と山口大会の期間中に限って、主会場の維新百年記念公園(山口市)でも売り出す予定。


山口国体・山口大会の開催を記念した貨幣セット

(2011年9月29日 読売新聞)

東京見聞録:福祉作業所 ネットワーク結成し活路 /東京

2011年09月30日 01時43分08秒 | 障害者の自立
 障害者に働く場所を提供し、自立生活への訓練をする「福祉作業所」。障害のため一般就労が難しい人々が働く喜びや生きがいを感じ、生活の糧を得るための欠かせない場所になっている。しかし、工賃の安い内職仕事などが中心で、作業所の運営は楽ではない。府中市では新たな受注先の開拓や障害者が作った製品の販路の拡大を図るため、作業所同士がネットワークを結成し、活路を見いだそうとしている。市内の小規模作業所を訪ねてみた。

 ◇受注先開拓、商品開発図る

 閑静な住宅街の一角、古い木造アパートの一室に作業所はあった。窓には「福祉作業所たんぽぽの家」と書かれた木札がつつましく立てかけられている。「たいていの方が迷われます」と坂本史子施設長(39)は笑う。障害への偏見は依然根強く、地域や大家の理解を得てやっと入居できた物件なのだという。

 たんぽぽの家は26~70歳の障害者21人が通所する小規模作業所だ。午前10時から午後3時まで休憩を挟みながら作業を続ける。

 27日は武蔵野市吉祥寺本町の有名和菓子店「小ざさ」の箱折りに加え、予定外のダイレクトメール(DM)封入の依頼が舞い込んだ。「明日までに1000部。できますか?」。職員が業務予定を確認して受注を決めた。

 利用者の障害はさまざま。目が不自由な人、右手が動かない人、知的障害で集中力が続かない人--。特性に応じて書類をまとめる班、封筒に入れる班に分かれ、流れ作業で封入する。「始めます」。端に座る人が声を上げ、書類を1部ずつ隣の利用者に渡してゆき、最後に書類の数をチェックし、封入班に渡す。一巡すると「お願いします」と声が上がり、同じ工程を繰り返す。坂本さんは「何重にもチェックが利き、確実に封入できます。みんな自分の仕事に誇りを持っています」と作業を見守った。

 だが、部屋は約80平方メートルと手狭で、できる仕事は限られる。さらに単価の安さが悩みの種だ。DM封入は1件約1円。「1円はまだいい方。たたかれることも多い」。製品販売や市委託事業などを合わせて通所者1人当たりの平均工賃は月1万1200円だ。

 できるだけ単価の高い仕事を受注しなければ立ちゆかない。どの作業所も危機感を抱いている。府中市では、都が補助金を創設する前から作業所同士の協議会を作り、連携を深めてきた。09年には協議会を発展させる形で22の作業所が「ちゅうネット」を結成した。受注窓口の一本化によって清掃やDM封入などを共同受注し、作業所間で業務の割り振りを調整するとともに、新商品の共同開発にも乗り出した。

 ちゅうネットの活動の一環として、作業所の認知度も上げようとしている。7月には市中心部のショッピングモールで合同販売会を初めて開いた。東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島各県の作業所の商品も加えた「はじめまして ちゅうネット&被災地の障害施設 応援フェア」だ。手芸品や手作りクッキー、東北の海産物などを販売し、被災地作業所分で約15万円、府中市内作業所分で約40万円を売り上げた。坂本さんは「まちなかで販売会を繰り返し、アピールすれば仕事につながる」と手応えを語る。

 作業所の利用希望者は増える一方で、個々のニーズに合う作業所の確保も課題だ。都福祉保健局によると、障害者自立支援法に基づく認可作業所の利用者は、10年度で定員を超えている。府中市内の作業所の利用率は約70%だが、市障害福祉課の村越功一郎課長は「人口増や医療機関の充実を背景に利用者は増加傾向にある」と話す。さらに医療的なケアも必要な最重度障害者を受け入れられる作業所は、来夏の新設予定も含めて市内に3カ所しかない。

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 ◆メモ

 ◇被災地の作業所応援フェア開催
 「ちゅうネット」は東日本大震災被災地の応援フェアを兼ねた合同販売会の第2弾を10月9日、京王電鉄府中駅前のショッピングモール「フォーリス」のけやき広場で開催する。11月8、9日にも第3弾を予定している。福島県の作業所が作った「つながり∞カンバッチ」や宮城県の水産加工会社と地元作業所が共同製作した「希望の缶詰」などを販売するという。問い合わせはちゅうネット(042・333・7682)。

毎日新聞 2011年9月29日 地方版


盲導犬受け入れセミナー 芦ノ牧・東山温泉

2011年09月30日 01時39分16秒 | 障害者の自立
身体障害者補助犬法の周知を図る「視覚障害者・補助犬受け入れセミナー」は28日、会津若松市芦ノ牧温泉の丸峰観光ホテルと、同市東山温泉の御宿東鳳で開かれた。

旅館やホテル関係者が参加し、障害のある利用者を安心・安全に迎えるための接客法などを学んだ。

県会津保健福祉事務所の主催。

同法で民間施設での盲導犬など障害者の「目」や「耳」となる補助犬の受け入れが義務化されている。

しかし、受け入れる施設も経験が少なく、対応に苦慮する事例が発生していることから、正しい知識を身に付けてもらおうと開催した。

日本盲導犬協会仙台訓練センター普及推進事業部リーダーの目黒隆之さんと、盲導犬利用者の木村千栄美さん(会津若松市)が講師を務めた。

参加者は同法の概要の説明を受けたほか、視覚障害者の適切な誘導の仕方、飲食や会計時など来店時の補助ポイントを学んだ。

会場には木村さんの盲導犬「オヒナ」も登場し、参加者は盲導犬を身近に感じていた。