ゴルフ惑星

ゴルフの楽しさを享受するメルマガ『Golf Planet』のキャプテンc-noこと、ロマン派ゴルフ作家篠原の徒然。

拝啓、セベリアーノ様

2018年04月05日 09時08分41秒 | 用具



マスターズが始まります。
色々なやり取りをしている中で、
セベ・バレステロスの話も
出たりして……
3年ぶりに戻ってきたタイガーを
中心に、久しぶりに
マスターズらしいマスターズが
楽しめそうです。

本日のGolf Planetで
パターを短くしようかなぁ、
というコラムを書いています。
一時期の不調からは
抜け出しましたけど、
なんだか気持ちが悪い
すっきりしないパッティングを
続けているのです。
どうにか打開したいと
苦肉の策だったのですけど……

ゴルフを始めた1978年。
秋に2回目のゴルフの
予定が決まったときに
祖父が言ったのです。
「セベのようなゴルフが
できるようになると良いな」

その直後、日本オープンに
前年度優勝者として参加した
セベ・バレステロスは、
2連覇を達成し、
翌年には全英オープンに
22歳で優勝したのです。
(その翌年にはマスターズ)
強烈に憧れました。
こういうプレーヤーに
なりたいと願うのは
自然だったのです。

セベのパターはピン型で、
何度も挑戦しましたが、
気持ちが悪くてダメでした。
L字のパターで
トウを立てて構えて、
セベみたいな感じを出しながら
パットをしていました。
色々な人から
「トウを立ててパットをすると
好不調の波が大きくなるから
やめなさい」
とアドバイスされましたが、
20代前半まで
トウはやや立つのが
自分のやり方なのだと
信じてやっていたのです。

『あっ!!』
と思いだして、
ピン型のパターを持ちだし、
他のパターも使って、
トウを立ててパットを
してみました。
徐々に思いだして、
最後はすこぶる良い状態に
なったのです。
ネックの近くでヒットしたいのに
構えると気持ちが悪い、
という状態が続いていたのが、
トウを立てたら、
自然に出来るのです。
ウソのような簡単さです。

本名、セベリアーノ・
バジェステロス・ソタ。
僕のゴルフの神様でした。
2011年に亡くなったときに
なんとも言えない喪失感で
勝手に追悼ラウンドも
やりましたけど、
あのパッティングスタイルを
思いだせませんでした。
忘れていてスミマセン。

週末のゴルフが楽しみです。
マスターズも楽しみです。
久しぶりに、
ピン型を持ち込みます。 

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