ゴルフ惑星

ゴルフの楽しさを享受するメルマガ『Golf Planet』のキャプテンc-noこと、ロマン派ゴルフ作家篠原の徒然。

春に見守られて、見つけて

2018年04月12日 10時35分52秒 | コース



今年も見つけました。
ムスカリです。
ちょっとピンボケです。

ムスカリは園芸用の外来種で
どうしてコースで咲くのか、
毎年、不思議に思っています。
色々と推理をしますが、
真相はわからないままです。

見つけられなかった春も
過去にはありますけれど、
今年は見つけました。
今までとは全く違う場所で
パー3のティーから
グリーンに行く途中でした。
ミスショットでショートして、
途中でカートを止めたら
脇に咲いていました。
ミスショットをしなければ、
わかりませんでした。
なんともいえないですが、
ラッキーだったのです。



スタートホールの脇にある
ドウタンツツジの生け垣も
きれいに咲きました。
白いベルのようです。
雨に濡れて、
水滴もきれいでした。

ドウタンツツジは、
満天星とも書きます。
この日は雨に濡れて
不思議な雰囲気でした。

ゴルファーのスタートを
見守り続けているので、
この釣鐘のような花には
色々なショットの記憶や感情が
詰まっているような気がします。

満天星が咲いているのは
1番と10番の間で、
保護目的の生垣なのです。
雨でもゴルフに来ている
熱心なゴルファーが
あちこちで盛り上がったりして、
面白いムードでした。
僕はハーフターンで10番に
いたのですけど、
1番ホールから
「やばい。盛り上がってきた!」
「やばい。楽しすぎる」
「あの人があそこまで打ったら
良いよね」
と楽しそうな声が1番から
聞こえてきました。

ショット音がした瞬間、
ガサ、ザァー、と音が続き、
「やばい。本当にヤバイ!」
と声がしました。
生垣にボールを打ち込んでも、
彼はヤバイぐらい楽しそうで、
羨ましかったです。

ムスカリを見つけて
ラッキーでした。
その直後から
ショットが良くなってきたので、
良い流れに乗った
きっかけになったのだと
思い込むことにしました。

スタート前のワクワクを
楽しんでいた青年と
僕も同じぐらい楽しんでいます。
ゴルフにゴールはないのだと
嬉しくなったのでした。

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