先週と今週は、
今までに見たことがないものを
コースで見ました。
完熟した梅の実が
あちこちに落ちていたのです。
ティーの脇にも、
グリーンの脇にも……
いつもお世話になっている
コースには、
たくさんの梅の木があります。
毎年、たくさんの梅の実が
なるのですけど、
大きくなると、
ある日突然、
ほぼ全ての実がなくなります。
完熟した実が落ちて、
あちらこちらに
転がっている光景は
夏が来ること約10回にして
初めて見ました。
一箇所だけでもこんな感じで、
こういうシーンが、
4,5箇所ありました。
以前、たわわに実る
梅の実を見て、
それを持ち帰って、
梅ジャムを作ろうかと
考えたことがあります。
しかし、ある日突然、
ほとんどの実が
なくなってしまうのです。
実が落ちて、
カートとかに踏まれると
見た目が悪いから
コース管理作業で
実を取ってしまうのかと
聞いたのですけど、
そんなことはしていない、
という返事でした。
では、誰かが
取っていくのか?
と聞くと、
「地元のゴルファーが
コース内の梅の実を
わざわざ取っていくことは
考えにくいですね」
ということなのです。
消えた梅の実のミステリーは、
特別なことではなく、
プレーしながら、
用意してきた袋などに
同じ人が梅の実を取って
持ち帰っているのだと
うっすらとですが、
確信していました。
毎年のことでしたので、
逆に、梅の実がなくなると
今年も、梅酒なんかを
作っているのだろうと、
見知らぬ人のことを意識して、
ゴルフコースの梅の実は
特別な味になったら、
面白いのになぁ、
と想像もしていました。
いつの間にか、
その人のことを梅取り名人だと
考えるようになっていました。
今年は、梅取り名人は
コースに来なかったようです。
どうしたのでしょうか……
色々な可能性があり、
空想をしながら
プレーしました。
熟した実が散乱する中で、
悲しい物語や楽しいお話が
次々に浮かんでは消えました。
真相はわかりませんが、
梅ジャムを作るのだとすると
完熟した梅のほうが
美味しくなるそうです。
来年はどうなるのか……
ゴルフの神様だけが
知っているのでしょう。
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