猫じじいのブログ

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手続き論や法律論より安倍晋三が「国葬」に値しないと率直に言おう

2022-09-21 23:04:44 | 政治時評

けさの朝日新聞の『(耕論)国葬が生む分断』は変な見出しである。議論を深めるため「国葬」の賛否の載せるのでは「分断」と言う言葉が見出しに来るべきでない。

にもかかわらず、3人の論者は「賛否」だと思って記者のインタビューに答えている。そして、松田小巻は安倍が国を変えようとした人であるから国葬に賛成であると、ストレートに答えている。森洋平、南野茂は国葬の賛否を曖昧にしている。朝日新聞は、論者の人選を誤っているのではないか。

安倍晋三をなぜ国葬にしていけないのか、その理由にこれまで つぎがあがっている。

(1)安倍は国民に害をなしたから、

(2)安倍を評価する人たちと批判する人たちとに国葬が国民を分断するから、

(3)国葬にする理由がはっきりしないから、

(4)国葬を決めた手続きに問題があるから、

(5)国葬に法的根拠がないから。

「国葬」の賛否を問うなら、「分断」は国葬批判の1つであるから、「見出し」に不適切である。「国葬」を素直にとるなら、国民に尽くした人の死を国民がともに悲しみ、個人の偉業ををしのぶことだと思う。それゆえ、安倍が「国葬」に値する人間か否かのストレートな議論が私は欲しかった。朝日新聞は腰がひけているのではないか。

立憲民主党の泉健太は、安倍晋三の統一教会とのかかわりから、「国葬」に値しないと国会閉会中審査でストレートに述べている。そのとき、議長(自民党)はその発言をとめようとしていた。韓国を「アダム国」と、日本を「エバ国」とする統一教会を安倍が信奉していたことは、自民党安倍派にとって、どうしても隠しておきたい事実であったのではないだろうか。

きょう、自民党議員の村上誠一郎(元行政改革担当相)は安倍の「国葬」に反対し、来週の武道館での国葬の儀に欠席すると述べた。国葬反対の理由は、彼の事務所が発表したものは「反対が多いなか、なぜ強行するのか。安倍氏の名誉になるのかどうか」というものだった。ところが、本人は きのう 安倍氏の政権運営が「財政、金融、外交をぼろぼろにし、官僚機構まで壊した。国賊だ」とストレートに話したと時事通信が報道している。私はその通りだと思う。朝日新聞も「国賊」であることを正直に言うべきではないか。メディアは安倍派を恐れ過ぎていると思う。



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