悠山人の新古今

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032 立秋のあとに

2005-08-04 01:35:00 | 新古今集


■繊細さを全く持たないどんな人でも、立秋の風というものは詩人に変えてしまう。
それを現代詠では、「やさしく変える」とした。

【補注】○ものを思はぬ=「もの思いをしない。情趣を感じない。」(小学版) 新潮
    版には「思い悩むことを知らない。感受性の乏しい。」のほか、「自身を卑下
    した言い方と見る説も」と。
    ○心をつくる=「もの思いの心を起こさせる。」(小学版)
    ○西行=悠 006 参照。

* 昨夕から、鈴虫の初鳴き。夜中もときどき。まだ試し鳴きか。合成樹脂3箱の
 数十匹を、大型の空き水槽へ移住させたり、希望者へ分住させたりした。
** 今朝の朝日新聞東京本社版5面に全面意見広告。薄青色。大きい活字で
 「およそ5000万人/が死んで、今の日本/国憲法は生まれた。」とあり、真ん
 中から下にかけて、さらに大きく「憲法を/変えて/戦争へ/行こう」という文字
 が、目を射る。え? え? 何てこと言うんだよ、と急に脈拍が早くなる。でも、そ
 れに続けて、字が大分小さくなって、「という世の中にしない/ための18人の発
 言」と句点なしの結辞で、ひと安心。
 その18人とは・・・「井筒和幸、井上ひさし、香山リカ、姜尚中、木村裕一、/黒
 柳徹子、猿谷要、品川正治、辛酸なめ子、田島征三、中村哲、/半藤一利、ピ
 ーコ、松本侑子、美輪明宏、森永卓郎、/吉永小百合、渡辺えり子、岩波ブック
 レットNo.657」と来て、本の広告と分かる。さらに小さく「定価500円」と。