2006-1203-yis033
悲しみの滴がつもりさらにまた
どんなに深い海になるのか 悠山人
○和泉式部集、詠む。
○たとえ塵のような僅かな水でも、山のように積もれば、どんなに深い海になるのでしょうね。私の小さな身に降りかかる嫌なことだって、同じことよ。「深き海」「深き憂身」、「塵のみず」「塵の身」。新潮版注に、<「我不愛身命」(『法華経』)の訓読「われみいのちをばをしまず」を歌の初字にすえた連作中の一首。>と。前出、これも「遊び心」の一面。
□和033:いかばかり ふかきうみとか なりぬらん
ちりのみずだに やまとつもれば
□悠033:かなしみの しずくがつもり さらにまた
どんなにふかい うみになるのか
悲しみの滴がつもりさらにまた
どんなに深い海になるのか 悠山人
○和泉式部集、詠む。
○たとえ塵のような僅かな水でも、山のように積もれば、どんなに深い海になるのでしょうね。私の小さな身に降りかかる嫌なことだって、同じことよ。「深き海」「深き憂身」、「塵のみず」「塵の身」。新潮版注に、<「我不愛身命」(『法華経』)の訓読「われみいのちをばをしまず」を歌の初字にすえた連作中の一首。>と。前出、これも「遊び心」の一面。
□和033:いかばかり ふかきうみとか なりぬらん
ちりのみずだに やまとつもれば
□悠033:かなしみの しずくがつもり さらにまた
どんなにふかい うみになるのか