悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

和泉式部集033 悲しみの

2006-12-03 00:05:00 | 和泉式部集
2006-1203-yis033
悲しみの滴がつもりさらにまた
どんなに深い海になるのか   悠山人

○和泉式部集、詠む。
○たとえ塵のような僅かな水でも、山のように積もれば、どんなに深い海になるのでしょうね。私の小さな身に降りかかる嫌なことだって、同じことよ。「深き海」「深き憂身」、「塵のみず」「塵の身」。新潮版注に、<「我不愛身命」(『法華経』)の訓読「われみいのちをばをしまず」を歌の初字にすえた連作中の一首。>と。前出、これも「遊び心」の一面。
□和033:いかばかり ふかきうみとか なりぬらん
      ちりのみずだに やまとつもれば
□悠033:かなしみの しずくがつもり さらにまた
      どんなにふかい うみになるのか

俳句写真031 背伸びして

2006-12-03 00:00:00 | 俳句写真
2006-1203-yhs031
背伸びして
乗り出す蕾
冬椿   悠山人

○俳句写真、詠む。
○急に蕾が目立ち始めた。スタンダード仕立ての椿。三省堂版「季題便覧」では、椿は春三月、寒椿・冬椿は冬一月になっている。

□俳写031 せのびして のりだすつぼみ ふゆつばき

【写真】昨日、自宅。