2006-1204-yis034
夕暮れは夢の世界になっちゃって
「闇」なんてものなければいいのに 悠山人
○和泉式部集、詠む。
○<34~36は『正集』「世間(よのなか)にあらまほしき事」の連作五首中の三首。>と新潮版注。私はこれに「なしはてて」(なっちゃって)連作と名付けた。「なしはてて…なからましかば」で統一されている原歌に対して、私は「なっちゃって…なければいいのに」で応じてみた。和泉の遊びを、千年後の悠山人が真剣に学ぶ三首。三首を従える詞書に、「つれづれなりし折に、よしなしごとにおぼえしこと、世の中にあらまほしきこと」。
□和034:ゆふぐれは さながらゆめに なしはてて
やみてふことの なからましかば
□悠034:ゆうぐれは ゆめのせかいに なっちゃって
「やみ」なんてもの なければいいのに
夕暮れは夢の世界になっちゃって
「闇」なんてものなければいいのに 悠山人
○和泉式部集、詠む。
○<34~36は『正集』「世間(よのなか)にあらまほしき事」の連作五首中の三首。>と新潮版注。私はこれに「なしはてて」(なっちゃって)連作と名付けた。「なしはてて…なからましかば」で統一されている原歌に対して、私は「なっちゃって…なければいいのに」で応じてみた。和泉の遊びを、千年後の悠山人が真剣に学ぶ三首。三首を従える詞書に、「つれづれなりし折に、よしなしごとにおぼえしこと、世の中にあらまほしきこと」。
□和034:ゆふぐれは さながらゆめに なしはてて
やみてふことの なからましかば
□悠034:ゆうぐれは ゆめのせかいに なっちゃって
「やみ」なんてもの なければいいのに