2007-0210-yis090
すみ慣れて訪れもないわが家には
夜毎の月が照り映えるだけ 悠山人
○和泉式部集、詠む。
○「つれづれなりしころ、ひとりながめて」。親しく通ってくれたあの方も、めっきりお見えにならなくなって、いつの間にか、私の家には、寒寒とした月の光が、毎晩訪れるだけになってしまった。
¶すみなれし=<「住む」に「澄む」をかけ、「月」の縁語とした。>(新潮版)
□和090:すみなれし ひとかげもせぬ わがやどに
ありあけのつきの いくよともなく
□悠090:すみなれて おとずれもない わがやには
よごとのつきが てりはえるだけ
すみ慣れて訪れもないわが家には
夜毎の月が照り映えるだけ 悠山人
○和泉式部集、詠む。
○「つれづれなりしころ、ひとりながめて」。親しく通ってくれたあの方も、めっきりお見えにならなくなって、いつの間にか、私の家には、寒寒とした月の光が、毎晩訪れるだけになってしまった。
¶すみなれし=<「住む」に「澄む」をかけ、「月」の縁語とした。>(新潮版)
□和090:すみなれし ひとかげもせぬ わがやどに
ありあけのつきの いくよともなく
□悠090:すみなれて おとずれもない わがやには
よごとのつきが てりはえるだけ