悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
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和泉式部集090 すみ慣れて

2007-02-10 02:40:00 | 和泉式部集
2007-0210-yis090
すみ慣れて訪れもないわが家には
夜毎の月が照り映えるだけ   悠山人

○和泉式部集、詠む。
○「つれづれなりしころ、ひとりながめて」。親しく通ってくれたあの方も、めっきりお見えにならなくなって、いつの間にか、私の家には、寒寒とした月の光が、毎晩訪れるだけになってしまった。
¶すみなれし=<「住む」に「澄む」をかけ、「月」の縁語とした。>(新潮版)
□和090:すみなれし ひとかげもせぬ わがやどに
      ありあけのつきの いくよともなく
□悠090:すみなれて おとずれもない わがやには
      よごとのつきが てりはえるだけ

image249 百合劇場10

2007-02-10 02:25:00 | images
2007-0210-yim249
title : Teatro del Giglio10
yyyy/mm : 2007/01
memo : 目にも鮮やかな、しかし装飾を一切拒否した、大ホール緞帳。ようやく横断幕(貼り付け合成)が登場。主題は「グラインドボーン音楽祭に学ぶ」。

image248 百合劇場9

2007-02-10 02:20:00 | images

2007-0210-yim248
title : Teatro del Giglio9
yyyy/mm : 2007/01
memo : エントランス・ホール。天井はかなり高い。ステインド・グラスの一部が映り込んでいる。黒ずくめの正装で、丁重に来場者を迎えるのは、職員たち。TVクルーや、オペラ歌手などの顔も見えた。
【memo2】帰りがけ、見送りを受けたときに、驚きがあった。歌手の公開オーディションが素晴らしかったので、見送り職員の一人に思わず、こう尋ねた--あの伴奏に使ったピアノ、何ていう名なの、と。お嬢さん、すかさず、グランド・ピアノですけれど・・・?! 一瞬、耳を疑った。真顔だった。今度は、こう言い直してみた--Yとか、Sとか、Bとか、って聞いたんだけど? 彼女、相変わらずの怪訝な表情だ。・・・私は、この日、最後の最後で砂を噛んでしまったようだ。グラインドボーンからわざわざ二名やって来て、オペラ歌手を公開審査する。それを視聴するために、この会場へ足を運ぶ音楽ファン。その中に、グランドとアプライトの区別がつかない人が、たった一人でもいるわけもない。もしかしたら、私の質問が、難しすぎたのかもしれない・・・。