悠山人の新古今

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短歌写真503 寒き日の

2007-12-10 06:10:00 | 短歌写真
2007-1210-yts503
寒き日の楓を仰ぎ栴檀は
黄金にひかり青空に映ゆ   悠山人

○短歌写真、詠む。
〇栴檀の幹の先には、黄色の実が豊かに生る。三色の対比を詠う。

□短写503 さむきひの かへでをあふぎ せんだんは
        くがねにひかり あをぞらにはゆ
【写真】同前。

俳句写真189 たが書きし

2007-12-10 06:05:00 | 俳句写真

2007-1210-yhs189
たが書きし
あふちの謂はれ
ひと切りに   悠山人

○俳句写真、詠む。
○栴檀(せんだん)は、古代から中世に、「楝(音読みは<れん>、訓読みは<おうち>、中国音は lian4。棟とは別字)」「樗(音読みは<ちょ>、訓読みは<おうち>、中国音は chu1)」とは、区別されなかった。その由緒が、松本たかしの一句に添えられている。だれがしたのか、その心根を思う。
¶あふち(楝、樗)=栴檀。伝統仮名遣い「あふち」は、現代仮名表記で「おうち(発音は「オオチ」)」。cf.「新古今集現代詠162 色にだけ」(2006年02月21日)
¶¶ひと(一)切り=『広辞苑』の見出し語「一句」の説明に、「ひときり」とある。

□俳写189 たがかきし あふちのいはれ ひときりに
【写真】公園の栴檀の幹。