悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

短歌写真676 行く雲を

2008-11-18 06:30:00 | 短歌写真
2008-1118-yts676
行く雲を思ひて眺め池の面の
波はささたち何とにはなし   悠山人

○短歌写真、詠む。
○深まり行ける秋、もの思ひて一首。
¶何とにはな(無)し=見出し表記は「なにとにはなし(何とには無し)」、語釈は「なんというほどのことでもない。たいしたことではない。」(旺文版『古語辞典』)
□短写676 ゆくくもを おもひてながめ いけのもの
        なみはささたち なにとにはなし
【写真】先日、小旅行先で。

俳句写真395 餐庁の

2008-11-18 06:20:00 | 俳句写真
2008-1118-yhs395
餐庁の
ふと静寂の
巳午かな   悠山人

○俳句写真、詠む。
○気紛れに入りたるレストラン。若やぎて立ち働ける女あり。昼前の奇妙に静かなる刻を詠める。
¶餐庁(canting 11)=「レストラン」(中国語)。中国料理店でよく見かける。難しい言い回しの日本語かと思っていたが、今回『広辞苑』を広げたら、かすりもしなかった。原語の発音は[ツァンティン]が近く、日本語の現代仮名表記は「さんちょう」となる。
¶巳午(みうま)=午前十一時ごろ。
□俳写395 さんちゃうの ふとせいじゃくの みうまかな
【写真】先日、旅先で。