悠山人の新古今

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短歌写真794 生くるまの

2009-07-21 05:00:00 | 短歌写真

2009-0721-yts794
生くるまのあかきいろもてありたきに
明けてしつゆぞいまだ晴れざる
   悠山人

○短歌写真、詠む。
○日毎の「ニュース」に思う-
人間は、どうしてここまで残酷になれるのか。それでも、視聴はするのだが・・・。梅雨明け宣言のあとも、あまり冴えない空模様である。花はヒビスクス(通名ハイビスカス)。
□短写794 いくるまの あかきいろもて ありたきに
        あけてしつゆぞ いまだはれざる
【写真】きのう、「千円渋滞」を避けて、撮影吟行。
【memo-「て」の上の音便
】きのうの俳誌にも、文語文法が連載されている。歌誌・俳誌とも、だいたいは素人の気楽な視点で読むが、文語文法だけは「知らない・間違い」を「恥じ」と肝に銘じている。この記事では、頻用助詞「て」の上に、連用形ではなくて終止形を乗せてしまう誤用を論じる。筆者(朝妻力)も「かなりのベテランでもうっかり・・・江戸期、明治期の俳人にも多く」とするので、多少は救われる。これに音便が参加するので、話は複雑になるので、半可通は注意しなくては、とまたまた自戒。「酔ふて」「飛び交ふて」は、「終止形+て」なので誤用、「酔うて」「飛び交うて」が「連用形音便+て」なので正用、というわけだ。