悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

俳句写真530 時もつゆも

2009-07-28 06:00:00 | 俳句写真
2009-0728-yhs530
時もつゆも
ふりたるなかに
さるすべり   悠山人

○俳句写真、詠む。
○それにしても、ことしの「梅雨」、意想外の展開。字余り一句目、末尾の「も」の扱いに悩む。中句の「ふり」は、「経り」「降り」と懸ける。
□俳写530 ときもつゆも ふりたるなかに さるすべり
【写真】図書館で先日、朝方の雨が止んで晴れ上がったときの撮影。
【memo-花の名】私もたまに書くが、字面や耳触りで憚られる花名に出会うことがある。けさの「天声人語」はその話。言霊の民でもあろうに、と思ってはいるのだが、花にも鳥にも訴える言葉はないのだから、人間の問題である。そう言えば、私がいつも雑草としてしか見ていない、ほんの数ミリの小花のことを、先日の植物観察会の案内人は、この花などは牧野さんが、たまたま掃溜で発見したから、「掃溜草」なんて名になったんだそうですよ、本当かどうか、確かめてはありませんけれどね、と気の毒がりながら説明してくれた。
【memo-イタリア語俳句】ことしになってから、趣味欄に伊語と俳句が並んでいるブログを初めて見つけたので、まだ数句程度ではあるけれどコメント欄へ書込みをしておいた。俳句詠者の日本語作品は著作権の関係で書けないので、遡って分かった分(私の伊語訳)だけを、ここへ留めておく。

2009-07-27
La strada è più
caldo, la strada, tuttavia,
va diritto per il mar'.

2009-05-18
Miei ricordi e
diventato l'albero
sull' pioggia nella notte.

2009-03-09
Dov' stai andando,
la mia bambola col nome del nonno,
galleggiante sul fium'?

2009-03-03
Morti uomini
lasciare voce col
gelo di primavera.