2009-1115-yts859
よそほひて十三弦よりはじけるは
露国の謡の花びらのごと 悠山人
○短歌写真、詠む。
○ドストイェーフスキイ講演とどう繋がるのかと思ったら、そのあとを筝曲のロシア民謡が受けた。完璧な演奏であった。「よそほひて」は、この場合、「和装で」。KI氏の話は、Dの <Преступление и наказание(プリェストゥプリェーニエ・イ・ナカザーニエ、罪と罰)> を理解する上で、非常に参考になった。話法の論理的(exactly logical)なのも気に入った。AY氏の名は承知していたが、実演を聴いたのは初。私が少しばかり習った山田ではなくて、生田だと思うが、最初の一音からその素晴らしさに驚嘆した。
□短写859 よそほひて じふさんげんより はじけるは
ろこくのうたの はなびらのごと
【写真】きのう、芸術ホールで。演奏中の撮影は一切禁止。実写ののち、壁だけレイヤを使って、色を流し込んだ。
【memo-A.Sauer】夜になって、YT でショパンのノクテュルヌを聴いていた。しんみりとしたこの弾き方、誰だろうか、と思っていたら、画面の最後にこんな字幕が出て来た。
gewidmet allen Menschen,
die noch zu träumen wagen
und staunen können.
Alfons Sauer
さらに調べたら、日本では全く知られていないピアニスト、アルフォンス・ザウアーだった。画面の箴言は、「未だなお涙しうる、驚きうる全ての人に、(この演奏を)捧ぐ」の意。もちろん、ショパンを愛するあなたにも!
http://www.alphonsesauer.com/