2010-0417-yts922
古りし日のつはものをさの城跡に
桜の花のしづやかに咲く 悠山人
○短歌写真、詠む。
○きのうは日本列島が、一段と大きな寒気に覆われて、都心にも雪が舞った。桜花を求めて、武田氏最後の勝頼の城跡へ立つ。公道から百メートルの急登だ。五世紀前の武将を思い、寒空の下、感慨を新たにする。土・日に催しでもあるのか、数人が出店準備をしていた。夜中の霙(みぞれ)が、朝方、庭の芝に白く残る。朝8時には、全天快晴の青空。
¶つはもの(兵)をさ(長)=もののふ(武士)をさ。武士集団の指導者。ここでは武田勝頼。
□短写922 ふりしひの つはものをさの しろあとに
さくらのはなの しづやかにさく
【写真】きのう、新府城址(山梨県韮崎市)で。