2012-0530-yts1139
短歌写真1139 遠つ海の
遠つ海の泡より出でし美の神は
思ひもかけずここに見えたり 悠山人
○短歌写真、詠む。
○薔薇に酔いしれた帰り、初めて入ったリストランテ。イタリア・ルネサンスの大絵が壁面・天井を覆っていて、驚く。日を変えて、空いているであろう開店時を待って、何枚か撮影した。これはだれでも知っている、La Nascita di Venere(ヴィーナスの誕生)。
¶遠(とほ)つ海(うみ)=「遠い海。アイガイオン(エーゲ海)。」
□短写1139 とほつうみの あはよりいでし びのかみは
おもひもかけず ここにみえたり
【写真】きのう、リストランテ・S。
memo-meineTraeume: 独逸の町の中古カメラ屋で6X6フルサイズのディジタル機をすすめられたこと…露地裏から玉を転がすような美声が聞こえてそっと窓から覗くと美とは遠い少年がフォーレを歌っていたこと…農家の庭先にハニカム(蜂の巣状)苧環が咲いていてどの穴からも裏側が見通せてこれは珍しいとかなり時間をかけて撮影したこと…目覚めれば現ならぬすべて夢物語。