万葉擬歌1475何ゆゑに
【歌】何ゆゑにわれは恋ふるやほととぎす 鳴く声聞けばさらに恋しき 悠山人 万葉擬歌一四七五
【訓】なにゆゑに われはこふるや ほととぎす なくこゑきけば さらにこひしき
【釈】どうして私は、こんなにもほととぎすが恋しいのか。鳴き声を聞けば恋しさは募るばかりだ・・・。
【注】ほととぎすの声に馴染んだ作者が、それもならない今となっては、と詠む。
万葉短歌1475 何しかも1341
何しかもここだく恋ふるほととぎす 鳴く声聞けば恋こそまされ 大伴坂上郎女 万葉短歌一四七五
なにしかもここだくこふるほととぎす なくこゑきけばこひこそまされ
[別ブログ「万葉短歌-悠山人編」2014年09月01日条参照。http://blog.goo.ne.jp/yjm840/d/20140901]