2006-0513-yms037
気にするな桜はすぐに散るけれど
桃には百の時があるから 悠山人
○紫式部集、詠む。
○略注=新潮版は単に「返し」、平王クは「返し、人」。桃には「もも(=百)」という長寿命の名がついているくらいだから、あっという間に散る桜のようなことはないよ。現代詠の「百」は、「もも」「ひゃく」ともに馴染む。
¶思ひおとさじ(落さじ)=「散るのに気がつかなかった、というようなことはな
い。」「軽んじない。」
□紫037:ももといふ なもあるものを ときのまに
ちるさくらには おもひおとさじ
□悠037:きにするな さくらはすぐに ちるけれど
ももにはももの ときがあるから
気にするな桜はすぐに散るけれど
桃には百の時があるから 悠山人
○紫式部集、詠む。
○略注=新潮版は単に「返し」、平王クは「返し、人」。桃には「もも(=百)」という長寿命の名がついているくらいだから、あっという間に散る桜のようなことはないよ。現代詠の「百」は、「もも」「ひゃく」ともに馴染む。
¶思ひおとさじ(落さじ)=「散るのに気がつかなかった、というようなことはな
い。」「軽んじない。」
□紫037:ももといふ なもあるものを ときのまに
ちるさくらには おもひおとさじ
□悠037:きにするな さくらはすぐに ちるけれど
ももにはももの ときがあるから