悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

俳句写真576 紫も

2009-10-17 06:00:00 | 俳句写真
2009-1017-yhs576
紫も
心すべきは
鳥兜   悠山人

○俳句写真、詠む。
○鳥兜(とりかぶと)。その猛毒について、推理小説で知ってからというもの、脳裏へ染みついてしまっている。紫式部の近くでまじまじと観察した。同じ紫花とは言っても、と一句。

□俳写576 むらさきも こころすべきは とりかぶと
【写真】先日の紫式部展で撮影。


image815 金魚草2009

2009-10-17 05:00:00 | images

2009-1017-yim815
title:Antirrhinum_majus
yyyy/mm:2009/10
memo:去年の花が消滅したので、先ごろ家族に迎え入れた。
cf. 「俳句写真320 つゆ知らず」(2008年07月01日、yhs320)
    つゆ知らず玉に乗らるる金魚草   悠山人
  「俳句写真273 ひに燃ゆる」(2008年04月23日、yhs273)
    ひに燃ゆる情なりしや金魚草  悠山人
  「image505 金魚草」(2008年04月23日、yim505、titled <snapdragon>
【memo-豪華クラブ】ウィザウトエニトラブルだけがルールという、豪華クラブの9月例会が広尾で開かれた。一階のホールだけで120坪、四囲は高い樹木が覆っている。だからといって怪しい集いではない。外国人も大勢いて、大抵は私の知己でもある。会話、売買、飲食、さらには服装の有無まで、ルールに反しない限り自由という、何しろ楽しいWATという会だ。私も100号ほどの不思議な絵を買った・・・というところで、現世界に戻された。午前4時35分であった。


短歌写真848 青空に

2009-10-16 04:30:00 | 短歌写真
2009-1016-yts848
青空に白樺の葉のきらめけば
スキーのころのおもひぞ出でぬる
   悠山人

○短歌写真、詠む。
○白樺が日を受けるとき青空を仰ぎ見ると、無数の葉がきらきらと輝き、風があればさらさらと音をたてる。私にとってそれは例外なく、スキー場への連想を促す。
□短写848 あをぞらに しらかばのはの きらめけば
        スキーのころの おもひぞいでぬる
【写真】先日、水源研修会で。

image814 二十三夜月

2009-10-16 04:20:00 | images
2009-1016-yim814
title:23rd_night_moon
yyyy/mm:2009/10
memo:己丑年甲戌月己丑日辰巳刻。電網を参考に撮影日時(2009年10月11日午前9時)を和暦で書くと、こうなる。さらに月齢は22で、昼過ぎには天文落月。それでも日本語には「二十三夜の月」という言葉がある。日本人なのに、日本語の深さに、ただ頭を垂れるだけだ。

短歌写真847 遠き日に

2009-10-15 06:40:00 | 短歌写真
2009-1015-yts847
遠き日に滝にうたれし七面の
ひとをしたひてけふもこゑあり
   悠山人

○短歌写真、詠む。
○新聞折込みのタウン紙に、過疎地早川町の滝はいかが、と載っていたので、興味半分で参加する。身延町といえば日蓮宗と知ってはいたが、隣の早川町(いずれも山梨県)も同様らしい。すれ違いも出来なさそうな狭い道を登ったところに、「白糸の滝」があった。女人禁制の七面山へ、初めて入山登頂した女性が直前に打たれた滝、として関係者に知られる。養殊院万(信者ふうに言えば「お万のお方さま」)がその人。観光気分で来たら、全くの思惑外れ。滝の前で白装束の数人が、滝音に負けないように、大きな声で経文を唱えている。滝壺を前にしているから、しぶきですっかり濡れたままだ。女性もいる。駐車場には中型バスが2台、自家用車がそこそこ、いずれも関西ナンバー。滝前には、「養殊院お万之方 銅像」があった。
¶遠(とほ)き日(ひ)に=この場合は江戸時代。万の帰依した高僧日遠(にちおん)に掛ける。
¶七面(しちめん)=七面山。『広辞苑』にも、「標高1989メートル。…身延山久遠寺の鎮守。」と載る。
□短写847 とほきひに たきにうたれし しちめんの
        ひとをしたひて けふもこゑあり
【写真】先日、七面山麓の白糸の滝で。

俳句写真575 川風を

2009-10-14 03:50:00 | 俳句写真
2009-1014-yhs575
川風を
背にコスモスは
われを見き   悠山人

○俳句写真、詠む。
○富士川のやわらかい風が、公園のコスモスを揺らす。
¶き=旺文版『古語辞典』の最初に「助動特殊型」とあり、そのあとには非常に詳しい説明が載る。

□俳写575 かはかぜを せにコスモスは われをみき
【写真】先日、身延山霊場の一か所を見学した帰路で。


image813 木立朝鮮朝顔

2009-10-14 03:00:00 | images
2009-1014-yim813
title:Angel's_trumpet
yyyy/mm:2009/10
memo:花の通名は「エンジェルス・トランペット」。Angel's trumpet(エインジェルズ・~)。学名は Brugmansia(ブルグマンシア)。標題の「木立朝鮮朝顔」は、あるサイトによると(sunchanm.exblog.jp)、「こだちちょうせんあさがお」と読むか、「きだち~」と読むかで別花という。添えられた写真を見る限り、一見での区別は難しい。しかし鋸歯葉ならば前者らしいので、私の写真は前者ということになる。先日の朝、近くの駐車場で。
【memo-月齢25】真夜中ずっと、下弦の月が中空を漂っている。このごろ、よく晴れた日が続く。

俳句写真574 秋空に

2009-10-13 06:00:00 | 俳句写真
2009-1013-yhs574
秋空に
ひらめく旗の
いや青し   悠山人

○俳句写真、詠む。
○「よさこいソーラン」を間近で見ていたら、大きな旗が目の前で翻った。

□俳写574 あをぞらに ひらめくはたの いやあをし
【写真】先日、野外での演舞。旗の流れは実写のまま、空は少し加工。


image812 関屋秋丁子

2009-10-13 05:50:00 | images
2009-1013-yim812
title:Plectranthus_effusus
yyyy/mm:2009/10
memo:山野草の屋外展示も、また楽しい。名札を頼りに電網で調べると、この花、「関屋秋丁字」(せきやの あきちょうじ)は「秋丁字」とそっくりで、なかなか見分け難いという。関屋とすると、学名は Plectranthus effusus(プレクトラントゥス・エッフスス)か。なお丁字は、中国版電網にたくさんの女性図片(画像)が出て、慌てた。前と同じ、紫式部展の外庭で。
【memo-宇宙船】宇宙船に乗ったら、あっさりと真っ暗闇の宇宙空間へ出る。円筒形のそれには、各国から若手の科学者が十人ほど選ばれていた。自己紹介で最初に指名された私は、幼い頃から宇宙に憧れていて、NY大学では宇宙工学の数学的処理を専攻し、と淀みの・・・ある英語が気になって、せっかくの宇宙船の初旅は、あっけなく終わってしまった。言葉どおりの儚い夢であったことよ。

短歌写真846 あらたなる 

2009-10-12 06:40:00 | 短歌写真
2009-1012-yts846
あらたなる日にむかひてはあらたなる
花咲きぬらんなれは浜菊
   悠山人

○短歌写真、詠む。
○きょうも晴れて、また新しい時が刻まれる。
□短写846 あらたなる ひにむかひては あらたなる
        はなさきぬらん なれははまぎく
【写真】先日、自宅で。