悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

行きくれて-平忠度

2010-04-26 00:00:00 | 名歌悠選

2010-0426-stt012 行きくれて-平忠度

行きくれて木の下かげを宿とせば
花や今宵のあるじならまし  平忠度

-平家物語、忠度最後-

Yu-ki-ku-re-te ki-no-shi-ta-ka-ge-wo ya-do-to-se-ba
ha-na-ya-ko-yo-i-no a-ru-ji-na-ra-ma-shi  TairanoTadanori
-Heikemonogatari, Tadanori's Last-


短歌写真925 この花は

2010-04-25 03:00:00 | 短歌写真
2010-0425-yts925
この花は天の使ひのまなことや
さればかくかく優ばみたるか
   悠山人

○短歌写真、詠む。
○公園の温室に花あり。花カードに「エンジェル・アイズ・シリーズ ビオラ」。
¶優(やさ)ばむ=「やさしいようすにみえる。情趣ありげにみえる。」(旺文版『古語辞典』)
□短写925  このはなは あめのつかひの まなことや
        さればかくかく やさばみたるか
【写真】前に同じ。
【memo-源氏短歌の口語訳】三枝昂之氏(S)と俵万智氏(T)の対談で、Tの源氏短歌の現代語訳は「かなり優れもの・・・見事な技」とSが述べたのに対して、Tはこう応えている。『源氏物語』の与謝野訳でも、谷崎訳や瀬戸内訳でも、短歌部分を「和歌の形で訳したものは今のところ無いんです。どうしても意味を取ろうと思うと長くなってしまうし、(中略)すごく悩ましいところがあるからでしょうか。」 短歌を生業とする有名人が、私と全く同じ見解を、専門誌に活字で述べたわけである。(『短歌』、2010年03月号、角川学芸出版)

俳句写真676 時ふれど

2010-04-25 02:10:00 | 俳句写真

2010-0425-yhs676
時ふれど
花なほ花と
見ゆるなり   悠山人

○俳句写真、詠む。
○果樹の花も一斉に開花して、浅学の身には困惑の元。「ふれど」は「経ても」。
□俳写676 ときふれど はななほはなと みゆるなり
【写真】前に同じ。


俳句写真675 イベリアの

2010-04-25 02:00:00 | 俳句写真

2010-0425-yhs675
イベリアの
恋の花とて
あかく咲き   悠山人

○俳句写真、詠む。
○温室には朱色の鉢花もあった。花名札に「イベリス・ブライダル・ブーケ/
Iberis BridalBouquet/Iberis sempervirens」。温度計は24.5℃を指している。「イベリア」は、スペインとポルトガルで成る半島。

□俳写675 イベリアの こひのはなとて あかくさき
【写真】前に同じ。


短歌写真924 高原に

2010-04-24 03:00:00 | 短歌写真
2010-0424-yts924
高原に四方の景色を見はらせば
青かきとほくおほきなるかな
   悠山人

○短歌写真、詠む。
○公園の展望広場から、富士山を遠望する。しばしの時、古りし日の万葉人(まんようびと)になる。
¶青(あを)かき=青青と茂る垣に見立てた、四囲の山脈。
□短写924  たかはらに よものけしきを みはらせば
        あをかきとほく おほきなるかな
【写真】フルーツ公園で。

俳句写真674 茅ガ岳

2010-04-23 02:00:00 | 俳句写真

2010-0423-yhs674
茅ガ岳
菜花畑に
胡座する   悠山人

○俳句写真、詠む。
○先日の登美の丘見学の途次、茅ガ岳を背に菜の花畑が広がっていた。
□俳写674 かやがたけ なばなばたけに あぐらする
【写真】バス車中からの2枚をコラージュした。


image917 桃の蕾

2010-04-23 01:00:00 | images
2010-0423-yim917
title:Amygdalus_persica_in_bud
yyyy/mm:2010/04
memo:きのうは福島市で大雪、都心でも散らつき、のニュース映像。桃の原産地は、学名のとおり、ペルシャ。だから桃は「陸のシルクロード」の使者である。花も咲き揃っていて、蕾も咲きたがっている。同前。

image916 李の花

2010-04-22 01:00:00 | images
2010-0422-yim916
title:Prunus_salicina
yyyy/mm:2010/04
memo:きのうは各地で夏日。さっそく車で気ままドライヴ。「スモモ(酢桃、李、学名:Prunus salicina)はバラ科サクラ属の落葉小高木。また、 その果実のこと。中国原産。 スモモの果実はモモに比べて酸味が強いことが、和名の 由来となっている。漢字では「李」とも書かれる。」(Wp、2010年04月) 山梨フルーツ公園で撮影。

わが園の-作者未詳

2010-04-22 00:00:00 | 名歌悠選

2010-0422-stt011 わが園の-作者未詳

わが園の李の花か庭に散る
はだれのいまだ残りたるかも  作者未詳

-万葉集・巻十九-

Wa-ga-so-no-no su-mo-mo-no-ha-na-ka ni-ha-ni-chi-ru
ha-da-re-no-i-ma-da no-ko-ri-ta-ru-ka-mo  Unknown
-Man'yoh-shuh, vol. 19-


俳句写真673 ムスカリも

2010-04-21 02:00:00 | 俳句写真

2010-0421-yhs673
ムスカリも
眩しかるらん
春の朝   悠山人

○俳句写真、詠む。
○弥生から咲き出したムスカリが、まだ元気。これは、数日かけて芝の手入れをしていた頃の写真。
□俳写673 ムスカリも まぶしかるらん はるのあさ
【写真】月初、自宅で。