2012-0505-yhs1002
俳句写真1002 客待ちの
客待ちて餐庁のとき過ぎてゆく 悠山人
○俳句写真、詠む。
○旧貌を留めない餐庁(レストラン)へ入る。昼前の時間帯、客足が出ない緊張感。
□俳写1002 きゃくまちて さんちゃうのとき すぎてゆく
【写真】先日、フォルクスクンスト。
memo-YT: View 数が全く増えない版も見る。ハインス・メーンス/モニケンダム大教会(オランダ語の読み、OK?)による、フォーレのレクィエム。もともと静かな曲なのに、いっそう囁くような演奏になっている。2回視聴のあと、元気な姿のオザワ・セイジ版。こちらは壮大な規模。
2012-0504-yts1128
短歌写真1128 天つ神
天つ神海つ神とてやいまさらに
穢せる民をなほ赦せしや 悠山人
○短歌写真、詠む。
○「あれ」から一年以上経ってはいるけれど、いまだに大洋をさまよっている「あれら」たち。地の神?海の神? それともPCBでは足りずに放射線物質まで、空へ海へ流し続ける人間への罰?
¶天(あま)つ神(神)、海(わた)つ神(み)=「天の神、海の神」。万葉集の知識を、多少必要とする。
□短写1128 あまつかみ わたつみとてや いまさらに
けがせるたみを なほゆるせしや
【写真】電網から5%ほど借用。
2012-0503-yts1127
短歌写真1127 いづくにて
いづくにて待ちをりしかと目をやれば
胡蝶の夢となれは応へり
○短歌写真、詠む。
○胡蝶蘭。蘭花もよし、荘子故事もよし。胡蝶はわれや、なれや。
□短写1127 いづくにて まちをりしかと めをやれば
こてふのゆめと なれはこたへり
【写真】先日、自宅。
memo-YT: さらに BWV244。日付をまたいで全曲通して視聴する。Gustav Leonhardt(GL 版)。合唱とオケは、最後にかろうじて Tölzer Knabenchor, La Petite Bnde と読める。YT のタイム・スタンプは 2:52:30。動画ではなくて静止画だが、章節ごとに大字で見出しが出る。そろそろ睡眠へ…と思ったら、同じ GL の244「In memorial」(追悼版)が YT の別箇所にあった。さきごろ、一月に83歳で死去。少しだけ聴く。
memo-きょうの万葉短歌: 差し上げた品で私を忘れないで…と、笠郎女(かさのいらつめ)が家持へ贈る。切ない女心をきょうから24日間。
我が形見見つつ偲はせあらたまの 年の緒長く 我れも思はむ 笠郎女(4-0587)
http://blog.goo.ne.jp/yjm840/d/20120503
memo-YT: E. ブルモーク指揮、リヨン合奏団、S. デュポンほかの、フォーレのレクィエムに、優しく包まれて原稿を書く。
2012-0503-yhs1001
俳句写真1001 夢うつつ
夢うつつ胡蝶の蘭の浮びたる 悠山人
○俳句写真、詠む。
○胡蝶蘭…と来れば、荘周荘子の胡蝶の夢。定年を過ぎて年金生活に入って幾年、胡蝶の夢のやうな毎日である。
□俳写1001 ゆめうつつ こてふのらんの うかびたる
【写真】先日、自宅。レイヤー、切り取り、ペイント流し込み背景など。闇に浮かぶ上がるような写真になった。
2012-0502-yhs1000
俳句写真1000 高曇り
高曇り皐月紫蘭に眺め入る 悠山人
○俳句写真、詠む。
○紫蘭。しきりに雨かも、と情報が流されながらも、結局夜まで高曇り。濃紫の花が数輪咲いている。
□俳写1000 たかぐもり さつきしらんに ながめいる
【写真】きのう、自宅。
memo-YT: BWV244。ベー・ヴェー・ファオ244。このマタイに取憑かれたやうに、真夜中、今回は PhW 版を掛ける。テクストの聴取りは、斑模様ならまだしも、時折と云ふ程度だから絶望的である。(寅刻、続き)そのあと、懲りもせずに KR 版 にしておいて、気がつくとテクストに英語訳字幕、つまり同時進行の字幕が出てゐた。Part1 & 2 を往復して調べてゐるうちに、元通りになってしまった!? 真夜中の夢のやうな、しかし実体験である。
memo-YT: まだまだ BWV244。底知れぬ深い暗闇。Wp-J(日本語版ウィキペディア)でフル・テクストを知り、さっそく KR 版演奏と比べる。結論は、惜敗、ではなく、惨敗・完敗、音楽学の Doktorarbeit、博士論文を書き上げる「覚悟」がなければ、手も口も出すな、ただ黙して聴くに留めよ、とのみ知る。
cf. Matthäuspassion-Text http://webdocs.cs.ualberta.ca/~wfb/cantatas/244.html
2012-0501-yts1126
短歌写真1126 そのままに
そのままに時よ止まれと願ひつつ
をのこをみなよかがよひてあれ 悠山人
○短歌写真、詠む。
○心身健康な若者たちを、眩しい気持ちで祝福できる頃になった。犯罪に関わりがなくても、電網夜世界の広さ深さは、計り知れない。
□短写1126 そのままに ときよとまれと ねがひつつ
をのこをみなよ かがよひてあれ
【写真】電網から一部借用して大幅修正(著作権配慮)。
memo-YT: 記憶の彼方にあった「サヨン」を調べる。莎韻。日本の台湾宣撫と承知したうえで、先住民の貴重な暮らしぶりも初めて視聴する。
2012-0501-yhs999
俳句写真999 花水木
花水木受難のひとを思ひつつ 悠山人
○俳句写真、詠む。
○きのう、「マタイ受難曲」の一部を視聴と書いた。やはり落ち着かないので、あらためて午後はリヒター/ミュンヒェン版(KR版)の全曲を視聴する。約三時間、通しはさすがに少し疲れる。この花水木句写真を作るのと並行作業であった。
□俳写999 はなみづき じゅなんのひとを おもひつつ
【写真】先日、ルブラン前。
memo-YT: さらに「マタイ」。KR 版は二分割録画だが、このさい無分割の Ph. Herreweghe/ Collegium Vocale Gent 版(PhH版)も通して視聴する。同じく三時間弱。もう、頭の中は、バッハで満杯。ヘッレヴェーゲと読んでいたら、ベルギー人なのでフラマン語ふうにヘレヴェッヘが正式らしい。どちらかと聞かれれば、私は KR を選ぶ。まことにドイツそのもの。フル・テクストを探したが、私の調べでは、電網になし。