6丁目のつぶやき

歩く、登る、耕す、聴く、造る、採る、乗る、見る、の写真ブログ徒然草

味のある糸数城

2018-02-05 | 

なぜか多くある
沖縄グスク(城)に比べ
ここ糸数城は漢字がそのまま読め
字感からも好感がもてた

ナビも「イトカズ」と一発で入力でき
沖縄本島南の糸数村落へ
小雨の降る中
狭い道をいくつか曲がり
ようやく着けば
観光地によくある駐車場も観光案内所もなく
人は誰もいない
朽ちた石碑がひとつ有るだけ・・・・


築城時期は
おそらく沖縄三山分立時代の
14世紀初めらしいが
中国の陶磁器が出土されるくらいで
詳しくはなにもわかっていない



沖縄石灰石を自然のまま積み上げた
野面積みの石垣
上部崩れたまま
南部最大のグスクは
荒れ果て昔の姿今何処
降りしきる雨も
哀れさを倍加していた



石垣のあいだから一輪
コスモスが咲いて
手の加えられてない
自然のままの心に残る
味のある城であった

コメント (1)
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