6丁目のつぶやき

歩く、登る、耕す、聴く、造る、採る、乗る、見る、の写真ブログ徒然草

日本三代山城の高取城

2019-06-25 | 
奈良盆地の南
標高583mの高取山山頂に築いた
高取城は
備中の松山城、岐阜美濃の岩村城
と並んで日本三大山城のひとつ
山城歩きを行なっている者には
欠かせない城だ

古都奈良の古墳群を
車窓から次々に望みながら
近鉄線壺阪山駅を下車
徒歩で土佐街道から
武家屋敷藩主植村家長屋門を横目に



急登の続く山へ入る
この間30分

坂道の続く
七曲りを汗拭きながら喘ぎ
登山気分で60分登る

途中
石垣用の石を飛鳥から運んだ
転用石、猿石 (礎盤は古墳石だそうだ)
を見て一休み

また登り
国見櫓跡で下界を見下ろし休み

二ノ門跡の崩れそうな石垣を経て

急峻な坂道を登れば
次々と朽ちかけた城門、櫓跡
二の丸、本丸の立派な石垣が現る








南北朝時代から
周囲3kmに及ぶ広大な縄張りに
いくつもの枡形虎口、石垣の高さ等
度肝を抜かれ
明治の初年まで三重の天守が


あったそうで
往時の栄華を感じる










石は平地から担ぎ上げ
その量たるや想像するだけでも・・・
中には石膏のついた石も
発見されたそうで
これは切石古墳から
運び出されたものと・・・

時の権力者の横暴、権威、シンボル性、
食料や生活物資の担ぎ上げ、等々
当時の苦労は血と汗と涙
並大抵ではなかったかと
唖然とする


泰平の江戸時代は
城番を置いて藩主以下大部分の人が
下界に降りていたそうだ

天空の城だったのでは!

嶮さ、壮大さ、複雑さにおいて
日本三大山城まちがいないと実感した

コメント (1)
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