真冬日の午後3時になると
冬至も手伝って日没間近は
公園もさすがに
人が居なくなる
風が吹くと
梢に積もった雪が
サラサラと落ちて
頬にあたる
雪原は動物の足跡がくっきり
何処へ彷徨うのか
その先の三連ベンチは
雪が積もり寂しく佇む
夕暮れ時の神々しい太陽が
オレンジ色に変えながら
次第に沈み始め
木漏れ陽が長く尾を引いている
あたりは
静寂が忍び寄り
カラスが一羽低く舞い降りる
近寄っても逃げもせず
馬鹿にされている様な
泰然自若な態度
急足で3km一周する頃には
手足は凍え吐く息は白く
トイレに飛び込み
今日もノルマ達成と
車に乗り家路を急ぐ
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