日本100名城
建武元年(1334)に
甲斐国の武士南部師行が
この地に赴き
北奥羽の支配拠点として
根城を築いた
発掘調査により
本丸他七つの曲輪が判明した
南北朝時代
北奥羽に
崖地と空堀で土豪を成したらしい
復元された本殿は寄せ棟造りの
京都風の雅な風情で
天井は高く
大きな部屋が連なる
床は全て板敷
鍛治工房、納屋、厩等が
本殿及び寝所の直ぐそばにあり
通常の城配置と違い
役所の様な家屋で
庶民的だ
八戸博物館が併設して
中を覗くと
考古展示では根城南部氏の系図
があり八戸藩2万石誕生の歴史が
面白い
司馬遼太郎は街道をゆくで
今は八戸は青森県となっているが
昔は南部藩で
南部衆と津軽衆は今も仲が悪い
今でも結婚などは許さない
風習があるらしく
どうも気質が全然違うらしい
一方南部藩の盛岡8万石と
八戸藩2万石も江戸時代分家させられ
ここも南部藩同士仲が悪いと
人文地理的に書いていたが
そう言う気配が八戸には
今も続いているらしいと・・・
南部藩の中世の時代、安土桃山時代と
そして現代までの生活の
ありように
思いを馳せ時間を楽しんだ
兎も角もう一度訪れ
関西関東の豊かな土壌と違って
寒冷地であるが故の貧農漁業の生活
宮沢賢治、石川啄木等々の
偉人を輩出したその環境
比較的権力臭のない南部衆の人達
等々興味があり深掘りしてみたい
仲が良いとか悪いとか・・よくある話ですよね
でも現代に至っても・・ご先祖の不仲は
解消されずに仲直りは出来ない
どこが原因なのか 何が支障をきたしているのか
いろんな諸説があるのでしょう。
初めて知った 根城 興味がわきました