6丁目のつぶやき

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寂しい箕輪城跡

2019-07-21 | 
日本100名城 箕輪城跡は
高崎駅からバスで35分
箕郷本町バス停で下車
箕輪城跡への道筋看板が所々にあり
迷うことはない

次第に山里を登ること15分
大手門跡にたどり着く


小雨の中小高い山に登って
中世の巨大な土塁、大堀切を見ながら
最近造られた城門をくぐり
土橋をわたる


堅固な土造りの悌郭式平山城で
群馬の名城と言われたらしいが
わたしにはただの山城としか見えない

今はエコトイレの備わる
閑静な野趣溢れた
公園になっていた


城主長野業盛は武田勢の猛攻を受け
遂に落城
辞世の句を残して地刃

春風に梅も桜も散り果てて
名のみぞ残る箕輪の山里



その後も武田、織田、北条と度々城主が変わり
徳川の井伊直正が8年の歳月を費やし
近世城郭に直したが
高崎城に移封され
存在価値を失い
廃城になった

今は住宅密集地域の先にある
土豪と堀のある公園となり
石垣もなく
二の丸あたりの灌木の合間に
白と紫色の紫陽花が小雨に濡れ
寂しく際立っていた

早朝だったためか
雨が降っていたためか
人一人会わない
観光案内所のない
静かな廃城跡の公園だった

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1 コメント

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箕輪城跡 (ワイコマです)
2019-07-22 08:43:58
群馬県高崎市箕郷町の箕輪城なんですね
城の名前の箕輪と町の名前の箕郷町は
違うんで
エエッと慌てました。
それでも国の史跡ですが城主が明治の時
迄居なかったので・・城郭の機能を失ったんでしょうか
確かに 侘しさ寂しさを感じます。
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