8月5日金曜日
横尾さんのパレット Mr.YOKOO’sPALETTE
記者説明会・内覧会に出席しました。
エントランス(入口)
横尾氏が使用した画材の展示
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『横尾作品の特徴である鮮やかな色彩に着目し、約40年間の画家生活を
振り返る展覧会。・・・テーマ様式から解放して色で分類、展示室をパレットに
見立てたインスタレーションでヨコオワールドを再構築します。』
(今般の企画のフライヤー内の説明文より抜粋)
今回初めて目にした作品で、とても気に入ったものがありました。
小さな作品でしたが、自宅に飾りたいと思うほど・・魅入ってしまいました。
いつものことながら、切なくなる様な次元へ誘って(いざなって)くれる作品もあり、
現物(作品)を目の当たりにすることは奇特です。
7月31(日)
殿ヶ池避難小屋で朝を迎えました。
夜は一回も起きず、熟睡でした。今朝も遥か日本海まで澄み渡る視界。
朝陽の別山
一晩の宿をありがとうございました。
殿ヶ池避難小屋を辞します。
まずは観光新道の尾根を辿ります。
エンレイソウ(ユリ科)はどれも実の時季
(横からカラマツソウが覗いて・・)
既に尾根を向こう側から登って来る人が見えました。
岩のトンネルをくぐります。
カニコウモリ(キク科コウモリソウ属)
☆前から気になっていた名前でした。
今回初めて調べてみると・・・
『葉の形が蟹の甲羅に似ているので、"カニ"がついた。
"コウモリ"は、コウモリソウの仲間であるから、・・・
あるいは葉の上の方に小形の葉が2枚くらいあるが、それが
蝙蝠の翼を広げた形に少し似るから、かもしれない。』
(野草の名前[夏]より)
ミヤマチドリ(ラン科)
観光新道と白山禅定道の分岐
ここから初めて辿る道です。
急に道が細くなった感じ
ユキザサ(ユリ科)
高山のユキザサは大きいです。既に青い実を付けていました。
ツバメオモト(ユリ科)これも青い実が。
森林限界を過ぎると、高い木が多くなって来ました。
見上げると今日も快晴の青空。
禅定道では登って来た人、2人にしか会いませんでした。
人の少ない静かなルートの様です。
それでもしっかりと整備され、危険な場所はありませんでした。
壁の様な急斜面には、ほぼ直角の階段が施されていました。
ハクサンオミナエシ(オミナエシ科)
シラタマノキ(ツツジ科)
木道
大きな岩の下には磐座が祀ってありました。
△指尾山(ゆびおやま)1417m 登頂。
三等三角点
点名:指尾(ゆびお)
標高:1417.93m
☆指尾山の頂上よりも少し下りた場所に標石がありました。
アカモノ(ツツジ科)
『アカモノは、赤桃(アカモモ)が転訛したとのこと。』(白山花ガイドより)
△六万山 1260m
ヒメシャジン(キキョウ科)
☆高い場所のお花畑では、花と葉が輪生しているハクサンシャジンと
混在して咲いており、"ちょっと見"では同じに見えました。
『沙参(シャジン)はツリガネニンジンのことで、根を漢方に用いる』
(白山花ガイドより)
ハクサンカメバヒキオコシ(シソ科)
一旦、禅定道を横切る舗装道へ降ります。
舗道を渡ってすぐにまた山道へ。
しばらく植林の登山道をつづらに下り・・
禅定道の登山口へ無事、下山。
ここから少し歩いて車を停めた第二駐車場へ。
市ノ瀬ビジターセンターへ。
昨朝、登山届を入れたポストへ寄り、
下山届を入れました。
インターネットの登山届も出しますが、アナログ人間はやはり現物(用紙)
も出さないと不安で・・ポストがあるとほっとします。
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☆晴天の下、山と花を満喫した二日間でした。
初めて辿る観光新道、白山禅定道は想像以上に良かったです。
白山は未踏の登山道がまだたくさんあります。またいつか機会を作って
出かけたいと思っています。
(参考書籍)
白 山 花ガイド
出版社:(株)橋本確文堂
文・写真:栂 典雅
今回写した植物の写真は、全てこの図鑑に載っていました。
花の色別に掲載があり、調べやすく、詳しく、ハンディ。
大変重宝しています。
文庫版 野草の名前【春】【夏】【秋冬】
写真・解説:高橋勝雄 絵 松見勝弥
出版社:山と渓谷社
花ガイドにも名前の由来は記載がありますが、
さらにこの図鑑は写真、図解が素晴らしく、言うこと無しの3冊です。
読み物としても面白く、勉強になります。