場末の雑文置き場

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「密会の宿7 奇妙な客が死んだ日」感想

2017年06月05日 | 映画・ドラマ

一條さんは犯人探しをややこしくするためのフェイク役。不穏な効果音と共に登場して、いかにも怪しい印象。最初、本気で犯人かと思ったんだけど、劇中でも早々と疑われてたので候補から外れた。
警察の取り調べを受けていたとき、沢野が指輪に覚えがなさそうだったので「そういや、指輪を見つけたのって誰だっけ」と思い返して、そこであの人が犯人だと確信した。勘のいい人なら指輪が見つかった時点ですぐわかるかもね。

沢野は金に対する執着心が強くて嫌な奴だが、結局犯罪は犯さなかったんだよな。……と思ったけど、やってたわ。脅迫。殺人に比べれば全く対したことない犯罪ではあるけど。
最初の殺人(性格には正当防衛または過失致死)事件でも第二の殺人事件でも犯人から罪を着せられたところはちょっとだけ可哀想だった。まあ、普段の行いが悪いから仕方ないね。死体にならなかっただけでもマシかな。なってもおかしくないようなキャラだったし。

死体は三つで、犯人はそれぞれ別。こういうパターンは初めて見たかもしれない。私が今まで見てきたサスペンスでは大体全部同一犯だったので。

最後、佐々木先生が被害者の妻にメチャクチャ責められていたけど、あそこまで責められる謂われはないよな。敢えて傍観していたっていうのはたしかにひどいと思う。でも、夫は先生が来てなくったって死んでたんだから、先生が殺したとまで言うのは言いがかりだろう。それに、スタンガンを持ってる人間がいるところに丸腰で止めに入るのって、相当な勇気がいることなんじゃないかな。自分も襲われるかもしれないんだから。


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