天声人語が国語の世論調査について述べている。時代とともに意味が変わるとする意見である。その例にこの調査のうちから、世間ずれ、をあげる。世間ずれとは、世間を渡ってきてずる賢くなっている、と言う辞書義を挙げて、その用法の違いを例にするが、コラム子は、煮詰まる、についてほどには言及しない。そらく、大辞林 第三版にあるように、世の中でもまれたため、世知にたけていること、と言うような意味合いに捉えれば、世間ずれしていない若者、と言うような使い方があるように、打消しで用いるとわかりよい。この用法を、彼は世間ずれしているからこの仕事には合わないだろう、などと使われるという説明は、文化庁国語課があげる使い方だが、その説明のための意図があるように感じられるか、むしろ、この使い方は、ちょっと世間ではあり得ないのではないか。 . . . 本文を読む
大学の格付けが盛んなのは英国のようだ。英教育専門誌、タイムズ・ハイヤー・エデュケーションによると、1位は米カリフォルニア工科大、2位に米ハーバード大、続いて3位に英オックスフォード大となる。タイムズ誌はその指標に、教育30%研究30%、論文の引用数30%、国際か7.5%など、5分野13指標の点数を決めている。国際化については外国人教員学生の比率、国際共著論文を割合に見る。そこで、日本の大学は、東京大学が23位、京都大学が59位のようである。そのアジア地域の大学は、25位シンガポール大、43位香港大、48位北京大、49位精華大、50位ソウル大、51位香港科技大、52位に韓国科学技術院と見える。アジアだけでのランキングには1位に東大をはじめ、20校がはいっている。中国は18校、韓国は14校である。大学の国際化を唱える政府は、留学生を2013年時点で約13万5000人としたが、2020年までに30万人に増やそうと目標を立てている。政府はこれからの10年間で大学のランキング入りを10校にするとしている。
. . . 本文を読む
現代日本語文法文章論 題材は、タイトルが、安息日の近況 とある。エッセイである。日本経済新聞の文化面、20141012付けである。執筆者は、 矢野誠一氏である。なお、有料会員サイトであり、著作の全文をこのように言語分析に資料としているので、そのことをお断りするとともに、ここにお礼を申したい。
冒頭の文は、次である。
>毎月一七日は私の安息日である。
末尾の文は、次である。
>そろってがたのきている国辱六名にとって、こればっかしは大いなる誇りだ。
書き出しの文段は、次のようである。
>毎月一七日は私の安息日である。そんな気分でこの日を過ごすようになって、いつの間にか三〇年をこしている。 . . . 本文を読む
天国のおじさん 出会いは宝物」 城の模型で築いた絆 豊橋の小4、別れの手紙 中日新聞トップ記事、見出しである。20141012
リードには、
地元・愛知県豊橋市の吉田城の模型を作っては役所や警察、小学校などに贈っていた杉浦茂さん(同市西小鷹野)が先月、六十六歳で亡くなった、
とある。
>葬儀の朝、斎場に一通の手紙が届いた。「おじさんとの出会いはぼくの一生の宝物です。本当にありがとう」。病魔と闘う杉浦さんに弟子入りし、模型作りの手ほどきを受けた豊橋市栄小四年、朝倉拓己(たくみ)君(10)からだった。
トップの左には、山頂付近で1人の死亡確認 御嶽山、岩砕き周辺捜索 とある。20141012
記事には、
長野、岐阜県境の御嶽(おんたけ)山(三、〇六七メートル)の噴火で、警察や自衛隊などの救助隊は十一日、山頂に近い御嶽神社奥社付近から男性一人を見つけ、死亡を確認した、
とある。 . . . 本文を読む