台湾は中国であり、香港も中国である。その中国の名前には、中華人民共和国と中華民国がある。となれば、それはややこしい。そのことを象徴しているのは、古くから中国は中国として中華思想を持つ。香港の国名はひところ、地域名としての香港であった。中華人民共和国香港特別行政区、華南の珠江デルタに位置する中華人民共和国の特別行政区の一つである、と、いまなら解説する。通称香港は、香港島と九龍半島、新界、周辺に浮かぶ島々を含むようである。歴史的な租借地、1842年の南京条約などにより清朝からイギリスに割譲された土地と租借地であったから、1842年から1997年までのあいだは、異国であるのか、中国であるのか、一世紀半をイギリスの植民地としてあった。いまは変換されて、特別行政区として香港を冠し、中華人民共和国である。 . . . 本文を読む
御嶽山被害、死者47人 雲仙・普賢岳上回り戦後最悪 中日新聞トップ記事、見出しである。 20141002 朝刊
リードには、
長野、岐阜県境の御嶽(おんたけ)山(三、〇六七メートル)の噴火で、長野県警や自衛隊などによる救助隊は一日、心肺停止状態で山頂付近にいる登山者の救助活動を再開し、新たに見つかった十一人を含む三十五人の死亡を確認した
とある。
>死者は計四十七人となり、一九九一年に長崎県の雲仙・普賢岳で起きた噴火による犠牲者四十三人を上回り、火山災害による犠牲者としては戦後最悪となった。
トップ左の見出しには、「訪朝」家族会が反対 拉致問題、北朝鮮ペース警戒 とある。 20141002
記事には、
北朝鮮による日本人拉致問題再調査をめぐり、拉致被害者家族会は一日、伊原純一外務省アジア大洋州局長から九月二十九日の日朝政府間協議の報告を内閣府で受けた、
とある。 . . . 本文を読む
現代日本語文法文章論 題材は、タイトルが、鯨塚探訪 思いひとしお とあり、副題に、全国70ヵ所を調査 各地の伝承や文化を本にまとめる とある。日本経済新聞の文化面、20141002付けである。執筆者は、 細川隆雄氏である。なお、有料会員サイトであり、著作の全文をこのように言語分析に資料としているので、そのことをお断りするとともに、ここにお礼を申したい。
冒頭の文は、次である。
> ひょんなことから鯨にときめき、鯨の塚を訪ね歩いて9年になる。
末尾の文は、つぎである。
>鯨塚を追究するとどこまでも関心は広がる。恋の熱はまだまだ冷めない。
書き出しの文段は、次のようである
> ひょんなことから鯨にときめき、鯨の塚を訪ね歩いて9年になる。古くから日本人に恵みをもたらしてきた鯨。人々は畏怖や感謝の念を込めて塚を作り、祭った。各地には塚とともに様々な言い伝えが残る。調べれば調べるほどのめり込んだ。 . . . 本文を読む
病名ではない、大事故の報道から、心肺停止について見る。新聞見出しに、横1段抜きでその数字が、御岳山噴火 心肺停止24人 と、書いた。その数字は死者47人と変わって、戦後最悪との報道だ。まだ行方不明として安否不明者が複数いる。大変な事故となって、ニュースになった、心肺停止に、そのように見出しであったのはまた、どうしてか。記事の解説では死者の確認につき、医師の判定があるものとそうでないものとの書き分けだということだった。聞いてみて、それはどうなんだろう、心臓と肺が停止となれば、呼吸はしていない、瞳孔の反応があるかないか、脳機能の停止が決定要素となる。だから、山頂で救助隊が発見した時にすでに心肺停止であったということだ。そこには医師が立ち会っていない。いたましい噴火事故だけに、その見出しには注目をして、誰もが心肺停止からの蘇生を願うが、現実は下山してすぐにも脈拍と瞳孔の拡散で医師が判定をしたようだ。 . . . 本文を読む